[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

先週ご紹介したつむぎちゃんの家には、3匹の猫さんがいました。
（記事はコチラ　→　つむぎちゃんの「ムギちゃん」）
ママの猫、パパの猫、つむぎちゃんの担当が決まっていたのですが、なんと、ついの前、4匹目の猫さんがやってきたというのです。



オッドアイの男の子です。名前は「蒼（あお）」くん。



白い壁に溶け込むような白さで、尻尾をゆらゆらさせながら歩く姿はとても優雅。、蒼くんは、ママの尚海さんがよく知っている尚美さんに兄妹で保護された子でした。



とある農家で、面倒を見てもらっていた母猫が産んだ子です。「手術をして」というボランティアさんたちの幾たびものお願いを、農家さんではまだ聞き入れてくれず、毎年子猫が生まれていました。去年生まれた子は尚美さんが迎えています。今年も6月に生まれて、譲渡につなげるべく保護したのでした。そのままでは、猫風邪もひどい子猫たちの命は長くはなかったかもしれません。

猫手作り猫バッグの作家さんであるママとつむぎちゃんは、その日、ご縁のある譲渡会へ遊びに行きました。そこで見たのは白くて、金色と水色の目を持った子猫。ママもつむぎちゃんも、ひと目見て大好きになりました。



「ひと目ぼれしちゃったんだけど」と、会場からパパにラインを送ります。
返ってきたのは、「イェイ！　7人家族！」
なんと、パパも即大賛成。パパは、子ども頃から猫がたくさんの家で猫と一緒に楽しく育った人だったからです。
そんなわけで、大歓迎で迎えられた4匹目の蒼くん。
人懐こい蒼くんは、すぐさまおうちになじみました。



一番古参の黒猫トトくんは、「ようこそ、新入り」とドーンと受け入れます。



紅一点のきなこちゃんは、初日こそ「シャー」をかましましたが、あとは、放任。
しつこく絡まれると「調子に乗るんじゃないよ」と猫パンチをかましますが、蒼くんはなんのその。



そしてなんといっても、一番歓迎したのが、一番若いムギくんでした。
蒼くんがやってきた日から、遊んでやったり毛づくろいしてやったりと、なにくれとなくお世話をし始めました。



教育係も務めます。でも、指導には手加減しているようです。



こんな面白いシーンも見せてくれるいいコンビ。
下の写真はつむぎちゃんのママが送ってくれた写真です。蒼くん、うっとりしていますね～。



それでも、つむぎちゃんが蒼くんと楽しそうに遊んでいると、ちょっぴりさみしそうな顔を見せるときがあるというムギくん。



ほら、奥でじっと見ています。



ママが「みんな大好きだよ」と抱きしめます。つむぎちゃんも「みんな、大好き」
そう、4匹目の蒼くんは、みんなの末っ子になったようです。



「蒼が、このうちに来て幸せだなあと思ってくれていればいいのですが」と、ママ。
蒼くんのキラキラした瞳が「いっぱい先輩もいて楽しいな！」と言っています。



蒼くんたちを保護した尚美さんは、「保護した子どもたちはこんなに元気で幸せにしています」と農家さんに知ってもらって、生まれてきてもあっけなく世を去る外暮らしの子たちがいなくなるよう、農家さんに手術の必要性を根気強く説得していくつもりです。

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「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。


『猫は奇跡』
"ふつうの猫"たちが起こした奇跡の実話17選


『猫との約束』
猫は人生にドラマを運んでくる。ささやかでも、至福のドラマを


『寄りそう猫』
しあわせは猫の隣り。心温まる17の実話。


『猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。


『里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。


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フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化！


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