[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

猛暑お見舞い申し上げます。
暑さで伸びている猫さんも多いようですが......おや、黒々と元気そうな猫さんがいます。



立派な黒猫さんの名は、トトくん。9歳です。



トトくんは、優しくて賢くて、動じないオトコ。知らない来客にも、ドンと構えてフレンドリーです。



トトくんは、尚海さんが独身時代から飼っていた猫。
「実家には拾ってきた猫たちがいつもいたので、ひとり暮らしを始めたとき、猫のいない暮らしに耐えられなくって」
お金をためてペット可物件に引っ越しましたが、譲渡会では一人暮らしだとなかなか条件に合わず。ふれあいセンターで出会ったトトくんを迎えました。
「センターの部屋に入ったとたん、黒い子猫がモーレツアピールしてきたんです。抱っこすると耳たぶを吸い出して。この子にします、と思わず言ってました（笑）」
トトくんと尚海さんは運命の糸で結ばれていたのですね。
トトくんを迎えた数年後にやってきたのが、きなこちゃんでした。



きなこちゃんは、ふだんはお客さんに姿を見せることなく、2階に隠れてしまうそうですが、隠れる寸前に写真を撮らせてくれました。
結婚後、尚海さんがスーパーの店舗管理の仕事をしていたとき、野菜の冷ケースに入り込んでしまっていた、目のぐじゅぐじゅな子猫でした。連れ帰って隔離してた部屋の前でトトくんは待機。対面させると、やさしく毛づくろいをしてやりました。
きなこちゃんは、トトくんとパパが大好きです。
娘のつむぎちゃんが生まれ、2～3歳になった頃から近くの町の保護猫猫カフェに母子でよく行きました。「トトはママの猫で、きなこはパパの猫。わたしの猫がほしい」というつむぎちゃんに「アパートだから、3匹は無理」と言い聞かせていたそうです。
保護猫カフェで、つむぎちゃんのそばにいつもくっついていた子。それが茶白のムギちゃんでした。保護猫カフェ閉館の知らせと、一軒家物件が見つかったのとが、同じころ。去年の夏に今の家に引っ越して、ムギちゃんは晴れて「つむぎちゃんの猫」になりました。



ムギちゃんが来た時も、トトくんは、やさしく迎え入れました。



きなこちゃんは、大好きなトトお兄ちゃんがムギを受け入れたのを見て、仕方なしに自分も新入りを受け入れたそうです。今ではトトくんに見守られながらな仲良く遊ぶ2匹です。



左は、つむぎちゃんが描いたムギちゃんの絵。右は、家族の絵。
愛が巡り巡っていますね！



園から帰ってきたつむぎちゃんと、まだ1歳半のムギちゃんは、まるで園児同士のように追いかけ合って遊びます。いいコンビです。



「ムギはね、最初違うとこにいたけど、行くといつも私のそばにいて、だからうちの子になったの」と、つむぎちゃんは、うれしそう。



つむぎちゃんのかけているバッグ、とっても可愛いですね！
お母さんお手製の「さくらねこバッグ」です。



そう、尚海さんは、猫バッグで人気の手作り作家さんなのです。（インスタグラム → nyanchi_bab_kai)
フルタイムで外で働いていましたが、つむぎちゃんも小さいことから家でできる仕事を模索。 幼児服などを作っていましたが、猫バッグを作ったところ好評で、猫関連のイベントや譲渡会などでも販売するように。「うちの子に似た柄」のセミオーダーが人気を呼んでいます。



「猫たちのために自分ができることを」と、作品売り上げの一部は保護猫活動をしている方たちの支援に回ります。
さて、新入りが来るたびに優しく迎えてきたトトくんですが......なんと、この取材後に4匹目の子がやってきたそうです。誰の猫になるのでしょう？



「新しい子が来るの、よろしくね」「えっ」
その子のお話は、次週に続きます。

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「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。


『猫は奇跡』
"ふつうの猫"たちが起こした奇跡の実話17選


『猫との約束』
猫は人生にドラマを運んでくる。ささやかでも、至福のドラマを


『寄りそう猫』
しあわせは猫の隣り。心温まる17の実話。


『猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。


『里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。


『しあわせになった猫 しあわせをくれた猫』
フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化！


『いつもそばにいる猫』
描き下ろし猫スタンプが登場。猫たちがあなたのトークルームに寄り添います！