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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

道ばた猫日記

2021年10月05日

猫の不思議...白い猫

猫の不思議の6週目は、白い猫さんです。

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白い猫。
ピュアでロマンチックな印象ですね。
どこにいても、絵になりますし。

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でも、白という色は自然界で暮らすときには、ある意味「弱み」なのです。
草の上にいても土の上にいても、とにかく目立ち、外敵にすぐ見つかってしまいます。

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暗がりにいたって、浮き上がる存在感。

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靄の中にいたって、遠くにいたって。

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警戒心高めの白い猫が多いのは、そのためでしょうか。
いったん警戒されてしまうと、なかなか解いてくれないタイプが多いようです。

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でも、いったん心を許してしまえば、甘えん坊に!
白い猫と暮らすと、家に飛んで帰りたくなる人ばかり。
あ、これは白い猫に限りませんね(笑)。

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白い猫の瞳は青や、

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黄緑色っぽい銅色や、

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美術館のミーちゃんのように片方が青い猫は「オッドアイ」と呼ばれます。白猫の4匹に1匹がオッドアイだそうです。

青い目の白猫は、ときとして耳が聞こえません。
オッドアイの場合は、青い目のほうの耳が聞こえないことがあります。
外暮らしでなければ、とくに支障はありません。

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いずれも白い色の遺伝子を持つ子たちですが、ごくまれに、色の遺伝子そのものを持たないために白く生まれた猫がいて、「アルビノ」と呼ばれています。
アルビノ猫さんは、目の奥の血管が透けて見えるので、赤い目をしているのが特徴です。

また、子猫の時は頭部に黒っぽい毛があったのに、不思議なことにいつの間にか消えていった、という話をよく聞きます。
これは「キトゥンキャップ」と呼ばれるもので、白い猫に特有の不思議です。

逆に、真っ白な子猫だったのに、どんどん顔が黒っぽくなっていくのは、シャム系の特徴です。

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白い猫の肉球は、ほぼ、ピンクできまり!

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白い猫を好んで描く画家が東西を問わず多いのは、白い猫の持つ神秘性の故でしょうか、愛らしさの故でしょうか。
熊谷守一さんは、三毛も黒猫も描きましたが、いちばん世に知られているのは眠っている「白猫」の絵です。
目をつぶっている白猫。首輪もなく、色のアクセントもないのに、猫好きの心をわしづかみにするのは、ごつごつした輪郭が猫の生命力をたたえているからだと思います。
庭に通ってきていたノラをモデルにしたそうです。
白猫のオスは、けっこうゴツッとした逞しい大猫も見かけます。

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映画「猫侍」の玉之丞も白猫さん。
アニメ「猫の恩返し」のムタも、太った白猫さん。
古くは、ディズニー映画の「おしゃれキャット」の母猫ダッチェスも、美しい白猫さん。

ずいぶん前に発行されて、今も読まれている「しろねこしろちゃん」という絵本があります(森佐智子さん文・MAYA MAXXさん画)。
幼児向きなのですが、発行時に本屋で見つけ、一目ぼれ。大好きな1冊です。

真っ黒なお母さんから生まれた4匹の子猫。1匹だけ白いしろちゃんは、お母さんや他のきょうだいのように黒くなりたくてわざと汚れて帰りますが、お母さんは優しく舐めてすぐ真っ白にします。
悲しいしろちゃん。
そんなとき、初めて会うお父さんが帰ってくる!という、いかにもノラらしい設定(笑)。
「お父さんが帰っていらっしゃるから、きれいにまっといで」というお母さん。
帰ってきたお父さんは・・・。

ラストが、とってもとっても素敵なんです。
大きく分け隔てなく愛するお母さんの愛と、お母さんのきれいな言葉遣いが、とても新鮮で、何度も読み返しました。

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コロナ自粛期間中、色鉛筆で、猫の絵を何枚も何枚も書いて楽しみましたが、白い猫もたくさん描きました。
いま、印旛沼のほとりの林の中のギャラリー「風草」の入口の壁で、飾っていただいています。

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土曜まで。11時~16時。
千葉県印西市山田1815-1  風草
お近くの方はぜひ。
新刊「猫との約束」をお買い上げの方に、お好きな猫絵を1枚添えています。

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「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。

P9210072-2.jpg
猫との約束
猫は人生にドラマを運んでくる。ささやかでも、至福のドラマを

yorisoiatte.jpg
寄りそう猫
しあわせは猫の隣り。心温まる17の実話。

nekodatte200-290.jpg
猫だって......。
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。

satoyamanoko.jpg
里山の子、さっちゃん
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。

shiawaseni.jpg
しあわせになった猫 しあわせをくれた猫
フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化!

写真

道ばた猫日記ライター紹介

佐竹 茉莉子(さたけまりこ)

フリーランスのライター。路地や漁村歩きが好き。町々で出会った猫たちと寄り添う人たちとの物語を文と写真で発信している。写真は自己流。著書に『寄りそう猫』『猫だって……。』『里山の子、さっちゃん』など。朝日新聞WEBサイトsippoにて「猫のいる風景」を連載中。

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カテゴリ: 道ばた猫日記
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みにゃさまのコメント

白ネコはみな神秘的で、可愛らしさより近寄り難い感じすらする。ネコの不思議を再確認させて頂いた。佐竹さんの猫絵は、それぞれ表情が違うのでびっくり。描いている時の作者の気持ちが表れたのでしょうか⁈

by Y.M 2021-10-05 20:23

うちの白猫さんもオッドアイです。元野良さんですが、本当にきれいです。時々、ジーッと見つめてくるのですが、ドキッとしてしまいます。保護した時は、シャーシャー言ってましたが、今や、おしゃべり上手な、お嬢様です。
まりこさんの絵、素敵です!特に色が大好きです。

by ちぃ 2021-10-05 20:58

今回も登場していますが、昨年4月の緊急事態宣言中「白猫は、耳を澄ます」に掲載された神棚ねこモコちゃん(「猫だって...。」にも掲載されていましたね)。お家に迎えられてからの真っ白な毛色に驚きました、本当にきれいですね。
白黒猫なのに白猫としてゴローちゃんも載ってましたね。階段で風に吹かれるその姿にホロリ涙が...
「猫との約束」読み終えました、心が温まる内容でした。でも「風草」さんで佐竹さんの絵を手に入れることができないことが残念。(笑)

by ヤンヤン 2021-10-05 21:37

ほぼ毎朝家に通って来るでっかい白猫さんがいます。ケンカばかりして顔が傷だらけで少々心配です。調子に乗って触り過ぎると猫パンチが飛んで来ます。中々慣れてくれません(泣)

by シーマン 2021-10-05 22:18

白猫特集、楽しく読ませて頂きました。
うちにも白猫がいました。耳が聴こえなかったのか、ニャーと鳴くことはなくウーとかグーと鳴いていました。みるみる大きくなり、兄弟猫のメスのきじ猫とは親子ほどの違いになりましたが、1歳2ヶ月で突然死しました。
青目の白猫だったので何か障害があったのかも知れません。これから大人猫としての猫生が始まるのに、と思うと不憫でなりませんでした。
ちなみに、兄弟猫のメスのきじ猫は14歳で、病気知らずでますます元気、早く逝った白猫の分まで生きるつもりかもと思っています。
佐竹様の「猫との約束」買わせて頂きました。猫好きなら、うんうんとうなずく所、多かったです。猫絵がいただける方、うらやましいですね。(^-^)(*^^*)

by hiroーRX7 2021-10-05 22:35

うちの猫はただのシマシマ・キジトラ猫ですがキトゥンキャップとは逆に、真っ白だったあご下に茶色の丸ができて、最初はカリカリの汚れかなんかが染みついた?と毎日ごしごししていてある日、これは茶色の毛が生えてきてる!と気づいたことがあります。それも二匹続いて(血の繋がりはありません)
二匹目は先住のお兄ちゃん猫のことがあったので、お前もここ茶色になるの?!とびっくりしました
他の部分ではそんなに目立って最初と違う毛が生えてきたりしてないのに不思議です

by らい猫 2021-10-05 22:46

白猫さんは深窓の令嬢みたいなイメージがずっとありましたが、最近出会った町の看板猫さんは、かなりのこわもてです。でも、可愛い。

by ひじきママ 2021-10-06 01:54

白猫、いいですね!可愛い、きれい、神秘的!惹き付けられます。オッドアイ、アルビノも神秘的です。佐竹さんの紹介の写真も白猫さんとですね!「しろねこしろちゃん」気になります、みてみます。言葉遣いがきれいなのもいいですね。(新美南吉さんの「てぶくろを買いに」が私は大好きな絵本ですがこちらもお母さんぎつねの言葉がきれいで好きです)
あと佐竹さんの色鉛筆画、大好きです!
「猫との約束」読みました。猫の人間との関わりをより強く感じました。本に出てくる方々(人間)が素敵な方ばかりで温かい気持ちになりました。

by とも 2021-10-06 07:10

うちの白猫さんは耳や目の上の毛の薄いところを掻きすぎて血が滲んでいることがあります。獣医さんから白猫は紫外線アレルギーになり易いと言われました。猫なのに… 日なたぼっこも長時間にならないように気をつけています。それからキトンキャップも成長とともに本数は減っていきましたが最後の1~2本が5才くらいまで残ってました。ひょっとして白猫じゃなくてブチなの(笑)?と思っていたら無くなってしまいました。

by ねねこ 2021-10-06 11:53

>y.mさん

猫絵の表情が違うのは、これまで会ったいろんな猫さんが思わずして出ているのだと思います。恥ずかしそうだったあの子、人恋しそうなあの子、強気のあの子…という風に(笑)。だから、描いてて飽きないかも。

by 道ばた猫 2021-10-07 06:19

>ちぃさん

白猫さんは、時として豹変しますからね(笑)、マイペースで、距離を測っている感じです。
オッドアイで見つめられたりおしゃべりされたらたまりませんね!

by 道ばた猫 2021-10-07 06:23

>ヤンヤンさん

すごい!いろんな猫さんをちゃんと覚えていてくださっているんですね。
そう、ゴローちゃんも白猫で登場してもらったのでした。白猫さんは、どこか「舞い降りてきた」感がありますね。

by 道ばた猫 2021-10-07 06:26

>シーマンさん

大きなノラ白君、早く慣れてくれるといいですね~。でも、触らせるんだから、あと一息!
あまり触りすぎず、根気よく話しかけ続けるほうがいいかも。

by 道ばた猫 2021-10-07 06:30

>hiro-RX7さん

私が子供の頃に飼っていた白猫も長生きはしなかったので、白猫さんの一部は、あまり長生きしない運命を持っているのかもしれないですね…。キジちゃん、きょうだいの分、しっかり長生きしてね!

by 道ばた猫 2021-10-07 06:38

>らい猫さん

2匹とも、あごが茶色に! 不思議ですね~。
子どもの頃の思い出ですが、白い猫の横腹がある朝茶色くなっていてびっくりしましたが、ストーブに近寄りすぎて焦げたためとわかりました(笑)。

by 道ばた猫 2021-10-07 06:42

>ひじきママさん

絵本の中の白猫は、たいてい上品で華奢ですよね~。
でも、逞しく大きな白猫も時々出くわしますが、カッコいいですよね。

by 道ばた猫 2021-10-07 06:44

>ともさん

本を読んで下さってありがとうございます。そうなんです。猫だけじゃなくて、人の素敵さも読んでいただきたかったので、うれしいご感想です!

by 道ばた猫 2021-10-07 06:49

>ねねこさん

日光アレルギーンの白猫さん、けっこういますね。外猫だと可哀そうですが、家猫だと日光遮断カーテンや、時間を決めた日光浴で守ってあげられますね。元ブチの白猫さんと、お幸せに。

by 道ばた猫 2021-10-07 06:53

>ちぃさん、ヤンヤンさん、hiro-RX7さんはじめ、ブログ読者の皆様。
 記事最後に掲載の「風草」の住所気付で、はがきに「○○色の猫絵希望」と書いて、住所氏名をお知らせい   ただけましたら、素人絵でお恥ずかしいですがお送りいたします。

by 道ばた猫 2021-10-07 07:00