[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.72は、出会いに不思議な運命を感じた「つしにゃん」ちゃんのお話です。

ずっと猫ちゃんを飼うのが夢で保護猫サイトを見ては「どうしようかなぁ」と悩む日々。
2021年の始め、サイトに出ていた10歳の大きなオス猫に運命を感じたのが、つしにゃんとの出会いでした。
猫エイズという紹介文に「初めて猫を飼う自分にお世話しきれるだろうか」という心配もありましたが、まんまるな顔、どっしりした身体、白い靴下に一目惚れし、電車で１時間半かけての面会にトライアルと、トントン拍子にお話が進みました。



どうやら、つしにゃんは2020年の春に船橋市の保護猫カフェに保護されたのですが、残念ながらその時点で猫エイズ陽性。口内炎があったり、傷が治りづらかったりということも聞きました。過酷な環境でよくぞ10歳まで生きてきた！ なんとか幸せに余生を送ってほしいという気持ちで覚悟を新たにしました。



我が家に来たときには、耳の後ろをかき壊してカラーを付けていたつしにゃん。なんだか一日中寝ているし、ごはんを前ほど食べていないようだし、「これなら元の保護猫カフェにいたほうが幸せだったのかもしれない」と後ろめたくなった瞬間もありました。 あまりに耳の後ろをかくのでトライアル中ですが動物病院に連れていったところ、なんと耳ダニ発見！！ そこから耳掃除やスポット薬の効果もあり、カラーも取れて前より元気にごはんを食べて家中を探検してくれています。



正式譲渡からまだ1ヵ月、つしにゃん用に買ったおもちゃに全て塩対応ですが（笑）、キャットタワーは気に入ってすやすやくつろいでくれています。つしにゃんがおっとり隣にいてくれるリモートワークは天国！
10年間苦労して生きてきたぶん、うちではノンストレスで過ごして長生きしてもらえるように頑張ります。



これは不思議な余談ですが、母につしにゃんを見せたところ、とてもビックリしていました。私がまだ新生児の頃に母が飼っていた猫がいたのですが、私が生まれたこともあってその猫を知人に譲ったそうです。しかしその猫は脱走してそのまま行方知れずに......。その猫とつしにゃんは、そっくりだそうです。



もしかしたら私がつしにゃんに運命を感じたのは、その猫に導かれたのかもしれません。２匹分、幸せにするからね！

（つしにゃん／11歳　ペンネーム: ぽちゃ子さんより）

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スタッフより

みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。

保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード（Before）と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード（After）の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。

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