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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

道ばた猫日記

2019年06月11日

「ミーがいてくれたから」

とある駅を降りてすぐの、小さな商店街入り口の、とある小さな珈琲豆店。
閉店後のウインドウに、猫の影が......。

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濃い三毛の猫です。
駅前を行き交う人々を飽かず眺めています。
ガラスをそーっとトントンしてみたら、カウンターの上で、ごろにゃんと甘えたポーズに。なんとも人懐こい猫さんのようです。

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また、来ようっと。
昔ながらの町の喫茶店が大好きなのです。

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そのひと月後、明るいうちにその店を訪ねてみました。
女主人がひとり、テキパキと働いています。さばさばとした感じの方です。
自家焙煎珈琲が250円。ホットドッグが200円。
なんともリーズナブルな値段ですが、どちらも、おいしい!

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年季の入った焙煎器と、棚には、あの猫さんの絵!

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で、コーヒーを飲み終えて、店内が空いていたので、意を決して、尋ねてみます。 「あのう、先月、夜に通りかかったとき、ガラス越しにすごく人懐こい猫さんがいたんですが......」

ああ、と女主人は笑顔になって、こう言うのです。
「ミーっていうんです。ガラス越しだと、あの子はとっても愛想がよく見えるでしょ。だけど、直接だと、近寄りもしないし、触らせもしません。営業中は、めったに顔を出さないけど、気が向くとひょっこり奥から顔をのぞかせることも。猫好きなお客さんが『あ、猫~』って触ろうとすると、すぐ逃げてってしまうんです」

お店の奥がご自宅のようです。ミーちゃんは、閉店後の夜更けや明け方、店の窓辺で通りを眺めるのが好きなんですって。

そんな話をしていると、噂のミーちゃんがひょっこり顔をのぞかせるではありませんか。

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ミーちゃん、こんにちは。この前、ガラス越しに出会ったね。
ミーちゃんは、寄ってきて、指先の匂いを嗅いだ後、あごを撫でさせてくれました。
間近に見るミーちゃんは、とてもはっきりした顔立ち。往年の名女優、ベティ・デイビスの若いころに似ています。

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そして、腰ポンしてやると、他愛なく店内でゴローンと転がってしまいました。
「まあ、猫って、猫好きがわかるのかしら。ミーちゃんが店内で転がるの、初めてみた」と、女主人。

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女主人のお名前は和子さん。
ミーを「転がす」なんて、これはよほどの猫好き!と思ってのことか、
ミーちゃんとの出会いからこれまでを、話してくださいました。

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まだ駅前が駐輪場と原っぱだった30年前、ご主人がこのお店を始めました。もともとの家業はたばこやさんだったそうです。
ご主人よりうんと年下だった和子さんも、結婚後、お店を手伝い始めます。

ご主人は大の猫好き。夫婦で飼った最初の猫を見送った後、かかりつけの獣医さんに「どんな子でもいい。子猫がいたら、もらいます」とお願いしていたところ、連絡が入りました。
雨の日に道ばたで鳴き続けていた仔猫を、通りかかったサラリーマンが「このままでは死んでしまう」と、獣医さんに持ち込んだばかりでした。

「たったの193グラム。これ、ネズミじゃない?と言うくらいの小ささで、スポイトでミルクをやって育てました」と、和子さん。
「おしっこが出ていい子ねえ」とほめていたら、ひとり娘に「おしっこしただけで、猫ってこんなにほめられるんだ・・・」とあきれられてしまったとか。

そんな平和な一家の暮らしが暗転したのは、ミーちゃんがやってきて1年たとうとする10年前のこと。
ご主人が、すい臓ガンのステージ4と分かりました。

抗がん剤治療をしながら入退院を繰り返した10か月。
ときには、娘さんやミーちゃんに、どうしようもない苛立ちをぶつけることもあったご主人でしたが、大好きなお父さんの最後の日々に、ミーちゃんはそっと寄り添いました。

「主人が亡くなった後は、まだ高校生の娘とふたり、どうやって生きていったらいいのかと、心細くてたまらず絶望的な日々でした。あのつらい時期を乗り越えられたのも、今こうしてお店をひとりでがんばっていられるのも、ミーちゃんがいてくれたおかげ。猫が1匹いただけで、ただそれだけなんだけど、家の中を明るくしてくれたんです」

今のミーちゃんはというと...忙しくて手がふさがってるときに限って甘えてきたり、片手間に撫でられていると「気持ちが入ってない!」とばかり猫パンチを飛ばしたり。
「娘とふたりでテレビを見ているもんなら、私たちとテレビの間にデーンと座って邪魔をします(笑)」
開店前の忙しい時間に甘えてくると、和子さんはこう言い聞かせます。
「ミーちゃん、お母さんは、ミーちゃんのご飯代やトイレの砂代を稼ぐために働いているんだよ」
ミーちゃん、聞いちゃいないそうですが。

どうやら、ミーちゃんは、このおうちの次女、つまり末っ子意識満々のようです。

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そんな和子さんに「ミーちゃんは、和子さんにとって 娘みたいなもの?」とお聞きすると、
ほんの2~3秒間があって、こんな明快な答えが返ってきました。
「ミーは、同志ですね。一緒に人生を乗り越え、歩んでいく同志!」

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和子さんの接客は、さばさばテキパキです。
おなじみの常連さんが次々とやってきます。
大きくなった娘さんは、こう言っているのだとか。
「お母さんは、ミーちゃんにはとってもやさしく話しかけるけど、お客さんにもその話し方をするといいと思うよ」と。

いや、サバサバでも、とっても居心地がいいんですけど。

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ミーちゃん、またね。
ガラス越しでいいから招き猫して、お母さんのお手伝いがんばってね!


写真

道ばた猫日記ライター紹介

佐竹 茉莉子(さたけまりこ)

フリーランスのライター。路地や漁村歩きが好き。町々で出会った猫たちと寄り添う人たちとの物語を文と写真で発信している。写真は自己流。著書に『猫との約束』『寄りそう猫』『猫だって……。』『里山の子、さっちゃん』など。朝日新聞WEBサイトsippoにて「猫のいる風景」、辰巳出版WEBサイト「コレカラ」にて「保護犬たちの物語」を連載中。

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カテゴリ: 道ばた猫日記
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みにゃさまのコメント

おやおや?
三毛猫やん(^_^;)

そして
ミー?

ドラキーの本名が

「おみこ」

じゃーん(^_^;)

やっぱり人には懐かず他人には逃げて自由奔放なのか(^_^;)

俺には甘えてかつ下僕扱いしやがるけど(^_^;)

猫転がりなんて毎日100回転くらいしやがるからもう見飽きたぞ(^_^;)

そうそう猫一匹いるから生活力出るねんよ。

猫いなかったら、おいらは野垂れ死にだによ。

しかしここの住人は芸術肌が多いよなあ。しかも店開業率も高し!

なんでだろ?

あ〜前回のブローチ欲しいなあ
画像拡大したら目と鼻のリアリティの素晴らしさよ!

注文特注販売さてくらないかなあ。

ブローチ欲しいよ〜

by ドラ猫マスター 2019-06-11 12:43

綺麗な三毛猫さんですね。猫好きを見る目も、確かだし、これで会話ができたらなー、とかありえない事を思ってしまいます。でも、時々動物と会話ができたらなー、と思うのです。そうしたら、具合の悪い時など、すぐに気づいてあげられるのに。
ミーちゃん、昔実家にいた子と同じ名前で、同じ三毛猫さんです。前に書いた25歳まで生きたとても優しくて、賢い子でした。

by ふみちゃん 2019-06-11 13:50

ビックリした。眠気が覚めた。今夜は居るかな?

by catbeliever 2019-06-11 19:13

ベティデイビス! 
ほんとだ。若いころにそっくりだ! ミーちゃん、美人さん。

by sabineko 2019-06-11 19:37

美味しいコーヒーと可愛いにゃんこ。お店が近かったら是非行ってみたい!そしてミーちゃんとスキンシップが取れる佐竹さん、さすがですね。私も猫がとても好きなのに、大体いつも逃げられてしまいます(泣)

by シーマン 2019-06-11 20:17

「猫が一匹いただけ、ただそれだけ」で、家の中が全然違います。頑張っていこう、と思えます。
ミーちゃん、小さな体で家族を支えてきたんですね!色の濃い三毛さんは綺麗ですね。気は強そうだけど…(^-^;

by さび茶風 2019-06-11 22:46

わぁーー!きれいな三毛猫さん。窓からこちらをみている姿、とても素敵ですね♪
佐竹さんにはお店のなかでもゴロニャン、さすがです!そして…なんと素敵な喫茶店、私も行きたいです~お値段もうれしいですね。
ご家族の寂しさを乗り越えた過去が奥さまと娘様とミーちゃんにあったのですね。陰ながら応援しています。

by とも 2019-06-12 07:23

>ドラ猫マスターさん

猫転がりを見飽きるなんて。うちは、毎回ご飯を食べる前に「まずは撫でろ」と転がります。儀式のようなものですが、見飽きませんよ~(笑)。ブローチ情報、何かあったら、お知らせしますね。

by 道ばた猫 2019-06-12 08:33

>ふみちゃんさん

うちの濃三毛は「唯我独尊」でした(笑)。一緒に暮らすなら、濃い三毛が一番面白いと思います。うちの子も、23歳まで生きました。ミーちゃんもうんと長生きしてほしいな。

by 道ばた猫 2019-06-12 08:36

>catbelieverさん

catbelieverさんは、夜のガラス越しにミーちゃんと出会っている方なのでしょうか。
きっと、出遭えたら、「いい一日の終わり」なのでしょうね!

by 道ばた猫 2019-06-12 08:39

>sabinekoさん

似てるでしょう?(笑)。「八月の鯨」ではなくて、「イヴの総て」あたりまでの彼女に。
意志のあるお顔の美人さんです。

by 道ばた猫 2019-06-12 08:43

>シーマンさん

お値段は、ずっと変えてないそうです。
おいしい深煎り自家焙煎豆なのに…心意気ですね~。猫と町の小さな珈琲店、よく似合います。

by 道ばた猫 2019-06-12 08:47

>さび茶風さん

「同志」という言葉を聞いたとたん、予期してなかったんだけど、「ああ、それしかない!」とストンときました! 「いてくれるだけで」・・・猫と暮らす人の共通の思いですよね。

by 道ばた猫 2019-06-12 08:50

>ともさん

今回、お店の名や地名を書かないことで、プライベートなお話も書かせていただきました。
いつか、とある駅に降りたって、脇道へ向かったら、ふと目の前に・・・ということで。

by 道ばた猫 2019-06-12 08:56

営業中ではなく、開店前と閉店後に
お店のカウンターからガラス越しに看板猫しているネコさんは珍しいですよね!(笑)
メニューのお値段もリーズナブルでびっくりしました。ミーちゃん、また会いに行くね!

by あべんぬ 2019-06-12 09:02

>あべんぬさんちの顔デカナッツくんの取材がなければ、ミーちゃんとの出会いはありませんでした。ありがとうございました。
ちょっと遠いけど、私も時々珈琲を飲みにいくつもりです。

by 道ばた猫 2019-06-12 11:11

和子さんの「同士」という返事に胸がキュン!としました。
そうなんですよ。
ウチも私と猫どもの関係はひと言で表現するとしたら「同士」です。
ここ9年半近くの歳月を共にすごしてきた同士。

どちらかというと私にとっては不本意なことが多かった。
がっかりしちゃった時、泣きたくなった夜、またある会で定期的にピアノの生伴奏でソロで歌う練習を張り切って大きな声でしてた時も、猫どもは黙って付き合ってくれた。
そしていつものように、ご飯の時間になるとにゃんにゃん催促!
いつものように遊びたくなったら不意に誘ってくる。満足するとプイッといなくなる。
そんな変わらない日常がありがたかった。

ミーちゃんも次女として家族を支えてきたんだね。
顔に意思の強そうな聡明さが滲み出てるようです。
ミーちゃんありがとう!


私は昔、将来歳をとったら珈琲屋さんをやるのが夢でこんな感じの珈琲屋さんでバイトしてました。そこで豆についていろいろ教えてもらいました。気のいい優しいオヤジさんが一人で切り盛りしてる店でした。
こんな店には猫さまが似合います。しかも会うのにメッチャハードル高い!(^.^)

茉莉子さん、腰ポン最強説証明ですか?
(私の友人で主張して止まないヤツがいるのです。(笑))

by 才蔵 2019-06-12 14:12

>道ばた猫さん
帰り道にミーちゃんの御尊顔を拝する事が出来れば、それだけで何か救われた気になります。一度だけ撫でさせていただき嬉しかったなぁ♪。伸び〜のポーズもアクビもいちいち可愛くてめっちゃ癒されてます☆

by catbeliever 2019-06-12 20:12

佐竹さんは猫のいるお店を見つけるのが本当にお上手ですね!
しかも素敵なお店ばかり!!!
ボクも一杯頂きに行きたくなりました(笑)

by まあぼんた 2019-06-12 21:49

>才蔵さん

腰ポンの件ですが(笑)、相手によりけり、とっさのコミュニケーションです。あごあたりを撫でさせてくれたら、その流れ、というか。腰ポンをして「気やすく触るな」とすごく怒られたこともあります。まあ、お尻をこっちに向けた猫さんには、最強です(笑)。

by 道ばた猫 2019-06-13 04:58

>catbelieverさん

そうだったんですね! お店は18時半に終わるから、お仕事帰りミーちゃんに遭うのを楽しみにしている方も、まだ他にいらっしゃるでしょうね~ 私は、初めてガラス越しに遭ったとき、「ずっとそこで待っていてくれた」しあわせな錯覚に陥りました。ミーちゃんの魅力おそるべし。

by 道ばた猫 2019-06-13 05:04

>まあぼんたさん

猫がさりげなくそこにいるお店は、客もくつろげるいいお店ばかりです。
猫の意志でそこにいて、「さりげなく」が、ポイント!

by 道ばた猫 2019-06-13 05:07

度々失礼します。いつかミーちゃんに出会えるといいなぁ♪町ふらりしてみよう。もうだいぶ前ですがおしゃれだなとふらりと入った近所の個人経営の美容院、飼い猫さんが時々接客してくれるところでした(笑)それから美容師のご主人が病気で亡くなられるまでずーっとそこに通っていました。「八月の鯨」にも出ている女優なのですね、家にDVDかあったはず、観てみます♪今、通勤電車のなかでたかが猫、されど猫という本を読んでいますが(ある女性作家の自分が飼っていた猫の話です)あるある、も多くて笑いました。腰ポンは、保護猫シェルターに行ったときに私をみつけると向かってきて当然のようにおしりを向ける白黒雄猫がいました(笑)おしり辺りを触ると怒って噛みつきそうになるメス猫もそこにはいましたので猫それぞれなのでしょうね(^-^)

by とも 2019-06-13 07:32

>ともさん

たかが猫されどネコ。新装丁の文庫でしょうか?表紙、濃い三毛ですよね。 古い本を持ってますが、「噂の猫」の章がいちばん好きです! 腰ポンはですね、腰のあたりは猫にとってデリケートゾーンなので、やたら喜ぶ猫がいる半面、ものすごく怒る猫もいるそうです(獣医さんの本で読んだ記憶が)。

by 道ばた猫 2019-06-13 20:46

>道ばた猫さん
ミーちゃんは本当に不思議な魅力のある美猫です♪。まるでずっと眺めていたくなる絵画みたい。でも、お店の詳細を伏せてるのは和子さんらしいというか…。宣伝になるのになぁ。芯の確りした方ですが、そんな苦労をしてたなんて知りませんでした。

by catbeliever 2019-06-13 23:13

佐竹さん、ありがとうございます!そうです、そうです!濃い三毛の表紙の新装丁の文庫本です!佐竹さんはとうにお読みかなと思いましたがやはりでした(*^_^*)噂話をすると眠っていたはずなのに起きてふんふん、と聞いている噂話好きな25才の猫さんでしょうか(笑)私もこの子、大好きです♪あとはぶーちゃん、を読んで先週の幸ちゃん(ユニークで愛しいお顔)を浮かべました。猫はみんな拾われた猫を飼われた話なのもいいなと思いました。
腰ポンはそうなのですね!

by とも 2019-06-14 07:05

>ともさん、茉莉子さんへ

作家は群ようこ女氏ですね。懐かしいです。昔彼女が作家デビューするきっかけになった「本の雑誌」を愛読してました。初期は雑誌なのに不定期刊でインターネットも無い時期で入手するのが大変でした。((^_^;))

私が内容に触れるとまた長々書いちゃいそうなんで止めますが(-_-;)、猫さまあるある満載のいい本ですね。
それにしても作家と猫さまって相性いいですよね。本がある空間と猫さまも似合いますね♪

by 才蔵 2019-06-14 09:59

>catbelieverさん

「猫さんがいるんですって?」というお客さんがいらっしゃっても、ミーちゃんはめったに出てこないので、というのも、名前を伏せた理由でした。
そんなミーちゃんとガラス越しに見つめ合えた人は、「選ばれし幸せ者」かも。

by 道ばた猫 2019-06-14 11:13

>ともさん

そう、徹底して拾い猫特集なのがいいですね(笑)。
腰ポン情報もうひとつ。腰ポンを喜んでいた猫が嫌がるようになったら、病気に注意!だそうですよ。腰ポンは体全体にに響くので。

by 道ばた猫 2019-06-14 11:17

>才蔵さんは本好きなんですね。「本の雑誌」・・たしかに手に入りにくかったです。神保町では
手に入りやすかったですが。投稿欄が素晴らしかったですね!根っからの本好きが、編集・読者一体となって作っている感じでした。(このブログもそうしたい)
才蔵さん、亡き米原万里さんの「ヒトのオスは飼わないの?」も愛読書だったんじゃないかなあ。

by 道ばた猫 2019-06-14 11:22

私は信州の田舎暮らしだったので本の雑誌の不定期刊の入手にはホントに苦労しました。(^.^)
そうそう「三角窓口」。私も(?)いつも三角窓口を最初に読んでました。
しかし今時、本の雑誌の三角窓口について語り合える方と新たに出会えるとは望外の喜び、感激です!
私もたまに投稿して何回か採用されました。三角窓口傑作選という別冊に採用された時は確か記念のテレカをもらいました。
雑誌の投稿欄が一番人気っていうのは昔はけっこうあるあるだった気がしますが、SNS盛んな昨今はどうなんだろう?
ここが三角窓口の猫さまバージョンになったらと想像するだけでワクワクします。(^_^)


米原万里さんもすごく懐かしいです。
彼女のプロフィールには毛深い家族(猫さま&ワンちゃん)の系譜が堂々とのってた程の好き者。
「ヒトの・・・」の文庫本は確か味のあるワンちゃんのイラストが表紙だったような。
米原万里さんと言えばロシア語ですが「モスクワでペルシャ猫の子猫を2匹譲ってもらい、帰りのエアロフロート便のファーストクラスで子猫たちが自由に飛び回って・・・云々」という話に驚いた記憶が。
最近話題の秋田県の佐竹知事をニュースで見て思い出したのかもしれません。
佐竹知事は無類の猫好きで、ロシアのプーチン大統領に秋田犬のゆめちゃんを贈ったお返しにペルシャ猫のミール君をもらった時の話は猫好き界(?笑)では有名なので。(^o^)

また長々と失礼しました。

by 才蔵 2019-06-14 17:37

間違い発見!
ペルシャ猫ではなくシベリアン(シベリア猫)でした。
すんません。

by 才蔵 2019-06-14 19:13

>才蔵さん

そうです! 鼻グロのおっさん顔の犬の絵が表紙でした。誰の絵だったんだろう。
米原さんは、亡くなる前の年に取材(猫ではなく)させていただきましたが、おおらかで、でも間違ったことは大嫌いな、まっすぐな、不思議な魅力の方でした。 遺された愛猫は身内の方が引き取ったと、あとで聞きました。今はもう天国で一緒と思います。

by 道ばた猫 2019-06-15 15:10