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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2019年06月11日

「NPO法人動物愛護団体LYSTA」さまの活動レポート(2018年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 福島県浜通り地方

いつもご支援、応援をいただき有難うございます。
福島県いわき市"NPO法人動物愛護団体LYSTA"です。

皆様からのご支援に支えられ、2018年には500匹を越える飼主のいない猫へのTNR活動を、また20頭余りの犬猫を新しい家族の元へと送り出すことが出来ました。
"里親募集型保護猫ふれあいサロンOhana"がオープンしてから猫の譲渡は格段に進んだかと思います。

そこで、ぜひ犬にも、更にはシニアの犬にも家族を探してあげたい!との思いから"Ohana"1階を開放し、シニア犬とも触れ合っていただけるようにしました。

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<よしおさん>

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<ふたばちゃん>

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<竹涼くん>

よしおさんは発作が起きることがあって、お薬をのんでいます。
ふたばちゃんは、目が見えません。
竹涼くんは、足にできていて切除した大きな腫瘍が悪性だったので、転移しているか、これから先転移した癌の症状がでてくるかもしれません。
3頭とも、お年寄りや病気のことがあり、なかなか迎えていただける家族がみつからない現状です。
最期の時間はゆっくりうちで過ごさせてあげたい、そんな看取りの覚悟で迎えてくださるご家族と出会えたらいいなと願っています。
人間がとってもとっても大好きなこの子たちは、日に何回か二階の猫フロアから降りてくるスタッフに声をかけられ、少しなでてもらえるだけで毎日が過ぎていっています。
お客様にとっては、ただ、ここにいるわんこたちがまったりしている様子を見て、なでて、声をかける、そんなただのふれあいの場ではありますが、ここで暮らしている保護犬たちにとっては、なでられ、声をかけられることが幸せだと思います。

そしてもうひとつ、新たな取組みを始めました。
「LYSTA HOUSEプロジェクト」

保護猫の出会いの場が増えたとはいえ、相次ぐ多頭崩壊問題や野良猫の出産など、保護猫が減ったとはいえない状況です。それらを少しでも解決すべく、LYSTAの活動の一部を民間と連携し、次なる1歩を踏み出しました。
「LYSTA HOUSE プロジェクト」では、民間企業の施設に、LYSTAシェルターの保護猫を数匹移動し、里親募集型の犬猫カフェの運営、犬猫の相談所、ペット住宅リフォームなどを協同しています。
LYSTA HOUSEでは、LYSTAの猫を預かってもらう形で里親募集をしており、里親さんさがしの条件は、LYSTAの条件と一緒で、里親さんとのやりとりや、譲渡契約書などはLYSTAとの契約となります。LYSTA HOUSEも保護猫ふれあいサロンOhanaと同じように、猫カフェとして営業しています。LYSTA HOUSEは、「合同会社職人館」という民間企業が運営しており、LYSTA HOUSEに移動した子たちのごはんや医療費、スタッフ人件費などの経費を職人館で負担していただいています。

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<LYSTA HOUSEの様子>

素敵な環境で預かって頂いているLYSTAっ子たちに家族がみつかりますよう応援下さると幸いです。
嬉しいご報告の中から一つご紹介します。
2018年年末に、松吉さんに新しい家族が出来ました!
突然の松吉さんへの朗報に、スタッフ一同歓喜しました。
松吉さんは、二度保健所に収容された子です。飼い主もわかっていたのですが、二回目に迷子になって保健所に収容されたとき、飼い主さんに迎えに来てもらうことができなかった子です。
松吉さんは、保護当時ガリガリで、ごはんをしっかり食べさせても肉がついてきませんでした。
子犬のフードなどを使って、やっと身体つきが良くなり、今は筋肉質でムキムキマッチョになりました。
ご支援くださっている皆様や、お散歩に連れてってくれるボランティアの皆さまのおかげです。
ありがとうございました。

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<松吉さん>


<ご支援くださっているみなさまへ>
LYSTAは原発事故から半年後の2011年9月11日に設立し、七年半が経過しました。
様々な形で私たちの活動に協力してくださっている皆様に心より感謝を申し上げます。
また、LYSTAで保護した子たちを迎えてくださったご家族の皆さまにも、ありがたい気持ちでいっぱいです。
活動を始めてこれだけの年月が経ちますと、里親さんのもとで、最期の時を迎え、天に召される子も多くなってきました。シェルターではなく、家族の一員として、愛情を注がれ、穏やかで充実した時間を過ごさせていただけること、それが私たちの活動のなかで、一番うれしいことです。
これからも多くの保護犬猫たちを幸せなご家族へと送り出せるよう一生懸命努力していきます。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。



「NPO法人動物愛護団体LYSTA」
http://www.lysta.org/
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