[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。
道ばた猫日記
2019年05月21日
花アトリエのおっとり猫
ある春の日の午後。
取材で訪れた町の帰り道、ふらりと立ち寄ったお花屋さん。
店内に足を踏み入れると、そこは、春色でいっぱい！
そして、そして、その奥には愛らしい猫さんが！
ハチワレのまだ若そうな、愛らしい猫です。
じつは、このお店、町の猫さんが案内してくれたのです。
いちょう並木を歩いていたら、交差点の向こうに、野ウサギみたいな猫が後ろ足で立って、庭をのぞき込んでいるのが見えました。
交差点を渡る前に、その猫さんは走ってどこかへいってしまいましたが、のぞき込んでいた庭のあるお店が、このお花屋さんなのでした。
店先の、このやさしい言葉にひかれて、中に入ります。
そこで出会ったのが、このハチワレくんだったというわけです。
耳カットのあった野ウサギ猫さん、案内、ありがとう！
目いっぱいに、生きのいい季節の花たちが飛び込んできます。
陶器や布などの雑貨も置いてあるこの「Atelier Ai(アトリエ・アイ）」は、オーナーの愛さんのあたたかな笑顔が迎えてくれます。
猫の名は「キャスパー」で、元保護猫だと教えてくださいました。
愛さんと会話を楽しみながら、お花を選んだり、キャスパーくんをかまったり。
店内に置かれた大きな木のテーブルと椅子でくつろぐこともできます。
キャスパーくんは、２年前、山中湖からやってきました。
可愛がっていた先住犬マロをなくし、また犬を迎えようという話になったときでした。
息子のこたろうくんが、「もらうのなら、犬はイヤだ。犬はマロがいいから」といいます。
その気持ちを大事にして、猫を迎えることにしたのでした。
そこで、「ねこねっと山中湖」で保護されている子猫たちに会いに行きました。
捨てられたり路頭に迷っている猫たちの保護活動を個人で続けているところです。
そこにいた何匹かの子猫たちのうちで、いちばん引っ込み思案の子を連れ帰りました。
その子が、キャスパーくんです。
引っ込み思案だったキャスパーくん、いまでは、まったく人見知りしないおっとり猫で、看板猫に最適。
小さい時からアトリエに連れてきていたので、家の続きで、くつろいでいます。
最初は、来店する犬たちを見て仰天して、愛さんの頭の上に駆け上がっていたキャスパーくんでしたが、この頃は、犬がやってくると、自分から鼻先ご挨拶にいくほどの看板猫ぶり。
「キャスパーくん、います？」
「今日はいないの、残念」
「会いに来ました！」
大人から子供、ワンちゃんにまで、キャスパーくんの人気は、絶大。
もちろん、愛さんが仕入れるお花が大好きというお客さんも、愛さんのファンというお客さんもいっぱい。
ほとんどが、花と愛さんとキャスパーくんひっくるめての、この場所の大ファンのお客さんのようです。
忙しい時は、キャスパーくんを、肩乗せしたまま、テキパキと作業をする愛さんです。
店の窓際には、セキセイインコのこじろうくん。
こじろうくんも、愛さんに庭先で保護された迷い鳥です。飼い主を探しましたが、みつからず、看板鳥になりました。
キャスパーくんとの仲もまずまずだとか。
ここにオープンして４年半。
「訪れる人たちをあたたかく迎える場所でありたい」
それが、愛さんの願いです。
その思いは、そこかしこにあふれていました。
花と猫と鳥と笑顔と。
通りすがりの私もあたたかく迎えてくれた、とても居心地のよい場所でした。
★≡ Atelier Ai ≡★横浜市青葉区黒須田２４－１９
月・火・金・土の１３：００～１８：００営業（不定休あり）
キャスパーくんのいない日もあります。
「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。
『猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。
『里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。
『しあわせになった猫 しあわせをくれた猫』
フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化！
取材で訪れた町の帰り道、ふらりと立ち寄ったお花屋さん。
店内に足を踏み入れると、そこは、春色でいっぱい！
そして、そして、その奥には愛らしい猫さんが！
ハチワレのまだ若そうな、愛らしい猫です。
じつは、このお店、町の猫さんが案内してくれたのです。
いちょう並木を歩いていたら、交差点の向こうに、野ウサギみたいな猫が後ろ足で立って、庭をのぞき込んでいるのが見えました。
交差点を渡る前に、その猫さんは走ってどこかへいってしまいましたが、のぞき込んでいた庭のあるお店が、このお花屋さんなのでした。
店先の、このやさしい言葉にひかれて、中に入ります。
そこで出会ったのが、このハチワレくんだったというわけです。
耳カットのあった野ウサギ猫さん、案内、ありがとう！
目いっぱいに、生きのいい季節の花たちが飛び込んできます。
陶器や布などの雑貨も置いてあるこの「Atelier Ai(アトリエ・アイ）」は、オーナーの愛さんのあたたかな笑顔が迎えてくれます。
猫の名は「キャスパー」で、元保護猫だと教えてくださいました。
愛さんと会話を楽しみながら、お花を選んだり、キャスパーくんをかまったり。
店内に置かれた大きな木のテーブルと椅子でくつろぐこともできます。
キャスパーくんは、２年前、山中湖からやってきました。
可愛がっていた先住犬マロをなくし、また犬を迎えようという話になったときでした。
息子のこたろうくんが、「もらうのなら、犬はイヤだ。犬はマロがいいから」といいます。
その気持ちを大事にして、猫を迎えることにしたのでした。
そこで、「ねこねっと山中湖」で保護されている子猫たちに会いに行きました。
捨てられたり路頭に迷っている猫たちの保護活動を個人で続けているところです。
そこにいた何匹かの子猫たちのうちで、いちばん引っ込み思案の子を連れ帰りました。
その子が、キャスパーくんです。
引っ込み思案だったキャスパーくん、いまでは、まったく人見知りしないおっとり猫で、看板猫に最適。
小さい時からアトリエに連れてきていたので、家の続きで、くつろいでいます。
最初は、来店する犬たちを見て仰天して、愛さんの頭の上に駆け上がっていたキャスパーくんでしたが、この頃は、犬がやってくると、自分から鼻先ご挨拶にいくほどの看板猫ぶり。
「キャスパーくん、います？」
「今日はいないの、残念」
「会いに来ました！」
大人から子供、ワンちゃんにまで、キャスパーくんの人気は、絶大。
もちろん、愛さんが仕入れるお花が大好きというお客さんも、愛さんのファンというお客さんもいっぱい。
ほとんどが、花と愛さんとキャスパーくんひっくるめての、この場所の大ファンのお客さんのようです。
忙しい時は、キャスパーくんを、肩乗せしたまま、テキパキと作業をする愛さんです。
店の窓際には、セキセイインコのこじろうくん。
こじろうくんも、愛さんに庭先で保護された迷い鳥です。飼い主を探しましたが、みつからず、看板鳥になりました。
キャスパーくんとの仲もまずまずだとか。
ここにオープンして４年半。
「訪れる人たちをあたたかく迎える場所でありたい」
それが、愛さんの願いです。
その思いは、そこかしこにあふれていました。
花と猫と鳥と笑顔と。
通りすがりの私もあたたかく迎えてくれた、とても居心地のよい場所でした。
★≡ Atelier Ai ≡★横浜市青葉区黒須田２４－１９
月・火・金・土の１３：００～１８：００営業（不定休あり）
キャスパーくんのいない日もあります。
「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。
『猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。
『里山の子、さっちゃん』
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フェリシモ「猫部」は、通販フェリシモで猫好きさんが集まるコミュニティーです。「猫部®」はフェリシモの登録商標です。
野ウサギみたいな猫にひかれて
店に突入とか凄いアンテナなりよ(^_^;)
おいらさあ～男なんだに。
雑貨とかお花とかオサレなカフェとか
お気軽に入りにくいだによ。
ここの隠れ男性読者のために
飲み屋横丁のボロい店
デブでむさ苦しい無骨な店主のらーめんや
このへん頼むわ(^_^;)
ゴン級のネコが鎮座してるかもしれんだによ(^_^;)
「引っ込み思案」
これか！
おいらの関わったネコはみんな自己主張激しいねん。
だからドラキー化するのか！！
も、もうこうなったら
次のネコは
引っ込み思案から探すだ！！
おっとり
のほほん
こういうネコと一度はめぐりあいたいぞ(^_^;)
いいなあキャスパーくん！
ドラキーなんか天気が雨だと
おいらに八つ当たりしてくるねんよ
文句はお空に言ってくれ。。。
by ドラ猫マスター 2019-05-21 12:49
美しい猫さまですね～♪キャスパーくん。
一瞬、置き物かと思いました。
見るからに猫がよさそう(人がよさそうの猫さまバージョンのつもり)です。
作業してる愛さんの肩にチョコンとのったまま、何気に茉莉子さんにカメラ目線のキャスパーくんにすっかり(心を)持ってかれちゃいました。
看板猫としても見事です。
お顔に比べて耳がチョコンと小さくて？！かわいいよね。
あっちゃこっちゃ向いてる長いひげもかわいいの～♪
ところで、このアトリエとても心地よさそうですね。
近くだったらぜひ行ってみたいです。
ワンちゃんもおじゃまできるみたいなんで、青葉区に住んでる、飼ってるラブラドール命の以前の職場の先輩にお勧めしてみたいです。
ただ歩いてるだけで、こんな素敵な空間と猫さまに出会ってしまう茉莉子さんさすがです。(^O^)
しかも野ウサギみたいな白猫さんに案内されてなんてすごい。
しかもその姿をちゃんと撮ってる。
カメラマンとしての茉莉子さんにも脱帽です。
by 才蔵 2019-05-21 16:09
キャスバーくん、服がよく似合ってますね。顔もイケメンで、まさに看板猫さんですね。
外にいたウサギさんみたいな子は友達なのかな可愛い猫さんとインコさん、そして綺麗な花、それだけで優しい時間が流れますね。
ドラ猫マスターさんのコメント、面白くて大好きです。いつも楽しみにしています。
by ふみちゃん 2019-05-21 16:17
今回も猫社会に通暁した茉莉子さんならではの出会いでしたね。さすが。
by ムヨク 2019-05-21 17:50
茉莉子さんが歩けば、猫に当たる！？
う、うらやましい…。私は車移動が多いため、当たったら駄目なんですが、近所でもほとんど猫見ないです。田舎なのに〰。
お伽噺のような出会いですね。とても雰囲気の良いお花屋さん、店内に入るだけで気分上がりそう♪にゃんこがいれば、テンション倍増ですね～！
by さび茶風 2019-05-21 19:56
わぁ、ここにもこじろうくんがいる!今は亡き愛猫の小次郎が恋しくなりました。近所に住む飼い猫さんを見かけるとついつい構ってみますが、余り相手にしてくれません（泣）
by シーマン 2019-05-21 21:07
>ドラ猫マスターさん
庶民的な裏路地の店猫も知ってはいるんですが…たいてい自由にその辺を歩き回っている猫さんなので、虐待など防止もあって、なかなかネット上では紹介しにくくなりました。
それと！ 猫は、自分に似ている、もしくは暮らしやすい同居人を選んでやって来るので、似た者同士が多いんですってば（笑）。うちも、好き放題の変わりもんの猫ばかりやってきます。
by 道ばた猫 2019-05-22 01:11
>才蔵さん
私は最初、野ウサギ猫さんを町のオブジェかと思ってしまいました（笑）。
ひらりとしている小さな耳や、やんちゃな長いおひげ。才蔵さん、チャームポイント、見逃しませんね！
by 道ばた猫 2019-05-22 01:16
＞ふみちゃんさん
ドラ猫マスターさんのコメントは、今や道ばた猫日記になくてはならないものになりましたね。
私も、毎回とても楽しみです。
by 道ばた猫 2019-05-22 01:19
>ムヨクさん
猫に案内されて、という経験は何度もあります。
神保町の「プリマベーラ」は亡きミーコさんが、猫実の「猫実珈琲店」は路地猫さんが案内してくれた店です。美術館の金太郎くんは、ヘビさんの住処へ連れてってくれましたっけ。
by 道ばた猫 2019-05-22 01:24
>さび茶風さん
車に乗ってても、猫は見つけちゃう私。
そのせいか、免許更新の時、「動体視力がすごい！」と言われました（笑）
by 道ばた猫 2019-05-22 01:27
>シーマンさん
まあ、よその飼い猫さんは、そんなに相手をしてくれませんよね（笑）。
亡き小次郎くんは、今も恋しがられて、しあわせな猫さんですね。
by 道ばた猫 2019-05-22 01:32
こんなにギンガムチェックが似合うにゃんこちゃんは見たことないですよ！！可愛いですね～。
素敵なお花屋さんとキャスパー君、とてもマッチしてますね。楽しかったです♡
by ぺったんの母 2019-05-22 16:55
ウニャ～♥
キャスパーくんてば
お名前もオシャレ✨なら
ファッションもオッサレ～にゃ(^･^)
このチェックって地毛かにゃ？
｡｡｡にゃ～んて思っちゃうくらい
キャスパーくんの佇まいに
ピッタンコ♪にゃのです～ヾ(^▽^)ﾉ
by にあ 2019-05-22 17:42
>ぺったんのお母さま
はい、ギンガムチェックって、本当にかわいいですよね！
愛らしくて利発そうなキャスパー君にとってもよく似合っていました。
by 道ばた猫 2019-05-23 00:21
＞にあさん
このギンガムは、リードをつけるときのしっかりした胴衣なんですが、おしゃれでもあるし、素敵ですよね。他の柄のも持っているのかな？
by 道ばた猫 2019-05-23 00:24
わぁー！おとぎの国の絵本の世界のようです～(*^_^*)お花に囲まれたキャスパーくん、とーっても絵になりますね！可愛い～！
そして。アリスにでてくるうさぎさんのような立ち姿猫さん、たまりません♪
素敵なお花屋さんですね。キャスパーくんやこじろうくん、愛さんに会いに、そして花も大好きなので近々行きたいです！！
by とも 2019-05-23 07:39
＞ともさん
キャスパーくんは、お客様のお膝の上が大好きだそうですから、病院やホーム訪問のセラピー猫としても
充分活躍できるタイプでしょうね～
by 道ばた猫 2019-05-24 03:15
ギンガムの服のデザインちょっと変わってな～と思ってましたが、リードをつけるための胴衣でしたか。あぁ～と納得。
私は実は基本的にワンちゃんや猫さまに服を着せたりするのには懐疑的です。
特に猫さまは起きてる時間の多くを毛繕いに費やしてる習性がある動物なんで、自分で毛繕いできない部分があるとストレスになると思うからです。
ましてや頭に何かを載せたり被せたりなんて言語道断。
まぁ私は猫さまの野生に一番の魅力を感じ、愛して止まない原理主義者的な面があると自覚はしてるつもりなんで、、、他の人にそれを押し付けるつもりは到底無いので許してもらえるかしらん？等と思う今日この
by 才蔵 2019-05-24 10:31
途中で投稿されちゃいました。
続きを。
今日この頃です。
この道ばた猫日記を読んでて感じるようになったのは、いろいろな接し方があっていいのかなぁということです。
当たり前ですけどね。
愛していても、一瞬だけならと桃のネットを猫さまの頭に被せて画像に残しちゃう気持ちよくわかるから～(^_^;)
頑なだった私にそんな柔軟さをくれたこのコーナー、茉莉子さんに感謝です。
キャスパーくんにギンガムよく似合ってますね。
by 才蔵 2019-05-24 10:48
>才蔵さん
私も、犬猫にファッションとして洋服を着せたり、帽子をかぶせたり、果物を載せて写真を撮ったり・・・好きではありません。だけど、お腹の弱い子に冷え防止で服を着せたり、瞬間的に何かを載せて写真を撮ったりは、まあいいか、と（笑）。キャスパーくんの胴衣は、家と店との往復時にリードが外れないためのしっかりした安全策。飼い主さんの愛情が感じられます。家ではもちろん胴衣なしと聞きました。
by 道ばた猫 2019-05-25 00:19