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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年09月05日

「公益財団法人 神奈川県動物愛護協会」さまの活動レポート(2017-18後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:神奈川県

当協会に寄せられる保護依頼の中で、不妊去勢手術を行わずにオスとメスを飼育していたために家の中で繁殖してしまい、頭数が増えすぎて手に負えなくなったという相談が毎年のように寄せられます。
多頭飼育でも、きちんと一頭一頭の健康管理やケアができていればいいのですが、そのキャパシティを超えてしまう多頭飼育だと、健康管理がしっかりできなかったり、毎日遊んであげられなかったりすることもあります。
そのため、人に対して警戒心が強くなってしまい、お家や環境に慣らすのに時間もかかることがあります。
今回は、多頭飼育でからだが汚れて、痩せてしまっていたところを保護された成猫「グレコ」を紹介します。

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初めての里親会に参加して、緊張してうまくアピールができませんでしたが、綺麗な毛色だったため里親希望の方の目にとまり、新しい飼主さんが決まりました!(写真左側のグレーの猫です)

当協会で保護される前は、狭いケージの中で複数頭が一緒に入れられて飼育されており、またケージの外へは一度も出してもらえなかったようです。しかし、そんな悲惨な運命だったグレコも、新しい家族のもとへ旅立ちました。
新しいご家族のおうちでは、「サラちゃん」と命名していただき、今では飼い主さんの後をついて歩いたり、撫でてもらうとお腹を出したりして甘えているそうです♪

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新しいお家でくつろいでいます!
みんなに可愛がってもらって幸せそうなサラちゃんでした♥

他にも、当協会に寄せられる保護依頼の電話では、転居や入院などによって手放さざるを得なくなった飼主からの相談が年間400件以上も来ますが、最近では高齢の動物の保護依頼が増加している傾向にあります。
2017年の冬に当協会で保護された高齢犬のペロはもともとブリーダーをされていた飼主さんが飼育していました。
しかし、その飼主の方が病気で亡くなってしまい、9歳で当協会で保護になりました。歯がないので常に口の横から舌がはみ出てしまうことから「ペロ」と名付けました。

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ペロっと出た舌がチャームポイントです

とても性格が良く、大きな病気もありませんでしたが、やはり高齢という部分がネックになり、里親会に何度か参加しても、なかなか良いご縁がありませんでした。
そんなペロでしたが、たまたま他の犬を希望されて見学に来られたご家族と運命的な出会いをして、新しく家族の一員として迎えて頂くことが出来ました!
今ではずっと前からその家族の一員だったかのようにくつろいで、先住のわんちゃん、ねこちゃんと幸せに暮らしているそうです。

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里親さんに抱っこされて久々に会いにきてくれました!その後も定期的に診察に来て下さり、元気な顔をスタッフに見せてくれます。


<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援ありがとうございます。
当協会は2018年4月にて創立60周年を迎えました。これもひとえに、皆様からのご支援とお力添えのおかげであります。
当協会は動物病院が付属されているということもあり、高齢や病気を持っている動物が多く保護されることがありますが、そういった譲渡されにくい動物たちにも新しい飼い主が決まることに喜びを感じると同時に、動物愛護の本懐を遂げていることを実感しております。
今後とも、当協会への活動のご理解とご支援をお願い致します。



「公益財団法人 神奈川県動物愛護協会」
http://www.kspca.jp/index.html
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