フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:大阪を中心に近畿地域
はぴねすDOGでは、先天性の病気のある犬や老犬など譲渡が難しい犬達を積極的に救助しています。8月に生後5か月でレスキューした『はちみつせいか』。救助後の健診で心雑音があることがわかり、専門医を受診したところ『動脈管開在症』との診断を受けました。幸い大勢の支援者の皆様のご協力や預かりボランティアの献身的な看護もあり、手術を終えて元気になりました。そして11月に新しいご家族の元へと旅立つことが出来ました。新しいご家族は、今までの経過も全て承知の上で『はちみつせいか』を家族の一員として迎えてくださいました。
保護活動をする上で、どこまでのことができるのか私たちは常に悩み壁にぶつかっています。それでも、支援者の皆様の熱い思いに背中を押され、留まることなく動き続けています。保護活動は保護団体のスタッフの力だけではなく、多くのご支援があって成り立っています。保護犬達を新しいご家族にお渡しするとき、命を次に繋ぐことが出来た喜びと共に、支援者の皆様への感謝の気持ちでいっぱいになります。
同時期に救助した『パリパリ』にも心疾患があります。体が小さいため手術が出来ず投薬治療をしています。はぴねすDOGには、この子達以外にも病気と闘いながら新しいご家族を待っている犬達がたくさんいます。

トライアル直前のはちみつせいか

心疾患のあるパリパリ(チワワ)
6月多頭飼育崩壊現場から救助された『ティガー』
多頭飼育崩壊の原因は去勢不妊してないままオスメスを飼ってしまったため増えに増えたということです。このような相談は珍しいことではなく、今回も複数の保護団体で協力し合い犬達を保護しました。
はぴねすDOGで救助したうちの1頭が『ティガー』2歳のラブラドルレトリバーと甲斐犬のmixです。保護当時の体重は12.4キロでしたが、モリモリ食べて5か月後には20キロ近い体重になりました。保護中、お留守番時に寂しくて吠えてしまうため、その対策トレーニングも預かりボランティアさんがしっかりと行ってくれました。また、急に群れからひとり、知らない場所に連れてこられて不安げなティガーでしたが、先輩犬が隣にいてくれるおかげで徐々に新しい生活に慣れていきました。先住犬や先輩犬は社会性や人と暮らす上でのルールを教えてくれる大切な存在です。
はぴねすDOGはシェルターを持たず、保護した犬達を預かりボランティア宅の家庭的な環境で飼養しています。たくさんの犬の保護は出来ませんが、病気や問題行動のある犬の場合、一般家庭で手厚く介護、看護、トレーニングができるため、譲渡後新しい環境にスムーズに慣れることが出来ると実感しています。『ティガー』も預かりボランティアさんから必要なトレーニングをしっかりと受け、栄養が豊富なフードをしっかりと食べ、たくさん運動して幸せ待ちをしていました。そして11月に新しい家族の元へ旅立っていきました。

仲良しの先輩犬と預かりボランティアさんに色んな所へ連れて行ってもらいました。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも温かいご支援を頂き誠にありがとうございます。保護団体は支援者の皆様に支えられて活動を行っています。今現在も苦しい環境で苦しんでいる犬達がたくさんいます。救える数に限りはありますが、目の前の救える命を一つ一つ大切に、預かりボランティアと力を合わせて保護活動を継続していきます。
はぴねすDOGには今現在、心疾患、下半身まひ、皮膚がん等の病気を抱えながら頑張って生活している犬達、余生をのんびり過ごしている老犬達、その他にもたくさんの犬達が新しい家族を待っています。この子たちが必要な医療を受け、栄養豊富な質の高いフードを食べ、安心して生活できているのは、皆様の温かいご支援のおかげです。スタッフ一同心から御礼申し上げます。犬達の様子はインスタグラムやフェイスブック、ホームページなどで見ることが出来ますので、是非一度ご訪問ください。
「特定非営利活動法人はぴねすDOG」
https://happiness-dog.com/