フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:長野県長野市とその周辺の市町村・主に北信地区
今年は子猫が産まれるのが遅かったためか春児と夏児がほぼ同時位に生まれ広範囲で引き取るケースが発生しました。母猫も一緒にという事も数件あり母猫は子猫を育てさせてからTNRへ、こちらも市民の方の協力のもと保護して、餌やりは継続してお願いしました。
私達の会で行っている一時預かりチームによる引き取りは一件につき5~6匹が限界なので、1家族ごとまたは2家族ごとに分けたりと調整しながら多い時は限界を超えての頭数になることもありました。
7月の初旬からは親子で保護をしたあとに子猫を産ませてから里親募集・譲渡をしたケースがかなりありました。
そこで、一番の懸案は医療費問題です。猫風邪や回虫駆除の治療が結構長引く事も有り治療にもかなりの時間と費用が掛かりました。また仔猫は離乳食やミルク代がかかりメンバーの自腹での負担保護した方や里親さんからの寄付などで賄うという状況も続きました。
しかしながら大きな病気はほとんどなく、2年前からひきとったエイズの子の発症もない事から免疫を維持するサプリメントの継続に徹してお世話をしています。ストレスフリーと栄養価の高いごはん預かりチームはそのことをよく心得ていて猫ファーストでお世話をしてくれています。譲渡に結び付けるため、10月から12月にかけては特に猫エイズに関する知識を広める意味を込めて会の冊子を作って配布しました。
また今年最後の11月の譲渡会では、里親さんになってくださった方、トライアルに入る方に脱走防止のためのプリントや他のボランティアさんが作ってくれた絵葉書等セットにしたオリジナルハッピーパックを無料配布しました。大変好評だったので今後も続けたいと思っています。

11月24日の譲渡会の様子

無料で配布した脱走防止グッズとTNRとオリジナルの絵葉書のセット
今後の展望
猫の保護を依頼してくる一般の市民の皆さんに寄り添った相談、猫の引き取りなどを中心にボランティアだけが負担することなく一緒にTNRやTNTAに向けてやっていくこと、また保健所との連携もこの3か月の間にできたと思うので、お互いのできることで協力し合っていけたらと思っています。行政にできないことは民間の個人でのフォローをそして、私達ができないことは保健所のサポートをお願いするという事でやっていけたら助かると考えています。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも動物基金へのご理解と支援ありがとうございます。引き取った猫たちの医療費用は年々増える一方なので皆さまのおかげで本当に助かっています。どんなちょっとした病気やケガにも一匹付き数万円から時にはさらにかかる場合もあります。会の負担は大きく、なかなかそのやりくりは大変なので、常に困っている状態です。頂いた活動基金がどれだけ助かっているか、感謝しきれないです。心からお礼を申し上げます。また今後もご支援のほどよろしくお願いします。
「こちら肉球クラブ」
https://sites.google.com/view/kochira-nikukyu