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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年07月25日

「一般社団法人清川しっぽ村運営委員会」さまの活動レポート(2017-18後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 神奈川県内・福島県飯舘村・熊本県菊池市

東日本大震災で被災した飼い主さんと、そのペットたちを支援することから始まりました、清川しっぽ村運営委員会の犬猫保護活動も、今期で活動6年目を迎えることが出来ました。

2017年11月5日神奈川県獣医師会様より出展のお誘いを頂き、『動物フェスティバル2017inさがみはら』に参加してまいりました。
ここでは、犬猫とのふれあいコーナーを設けて行いました「里親譲渡会」と、紙粘土を素材として用いた、「犬猫さんの焼き立てパン作り」教室を開催し、たくさんのご来場者様の笑顔を見ることが出来ました。
「犬猫さんの焼き立てパン作り」教室では、子どもたちが大勢集まり、小さな手で楽しみながら作品を作っている姿が印象的でした。
未来を担う子どもたちに、動物愛護の心を育んでもらえるよう、今後もこの教室を続けていこうと思います。
今回の出展を通して、犬や猫の命をお金で買うのではなく、「飼育放棄や虐待・多頭飼育崩壊などからレスキューされたり、被災した地域や県内で保護された、飼い主のいない犬猫を家族として迎え入れる」ことも、動物と暮らす選択肢の一つであることを、多くの方にお伝えすることが出来たのではないかと思います。

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「犬猫さんの焼き立てパン教室」開催の様子です。

またこの日は、神奈川県獣医師会様より、ハーモナイズ賞を戴くことが出来ました。
「被災した犬猫たちの保護救護活動と共に、譲渡活動も積極的に行い、動物にも人にも優しい社会作りに多大な役割を果たし・・・」
頂いた表彰状に綴られていた言葉、一つ一つを読み返すと、身の引き締まる思いです。

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『動物フェスティバル2017inさがみはら』での表彰式の様子です。

皆さまのご協力とご声援なくしては、いただける賞ではありませんでした。
人と同じく犬や猫の命も大切に思い、彼らを愛して下さる皆様と共に授かった栄ある賞です。
心より感謝申し上げます。

このようなイベントでの活動以外では、被災した地域に出向いての活動の他、神奈川県清川村にある犬猫保護シェルター「清川しっぽ村」でのシェルターワークも継続しています。
中でも、毎日のようにご相談いただくのが、地域住民の方々から寄せられる、外で暮らす飼い主のいない猫(以下、外猫と表記)を取り巻く問題です。
近所で猫にエサをあげている人がいる。エサやりを止めさせて欲しい。
会社の敷地内に猫が居ついて困っている。
外猫が庭を荒らすからどうにかして欲しい。
可愛いからご飯をあげていたら猫が増えてしまった・・・などなど。
そもそも猫は、人と共に生活してきた生きものです。人が関わらない場所で、猫が生きていく事は出来ません。公園や駅などの公共施設、会社や建築現場など人の出入りの多い場所、人々が生活している住宅地・・・。

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神奈川県厚木市の河川敷にて、捕獲器設置の様子です。

このようにフィールドを超えて、外猫たちの命は継承されていきます。
しかし、家で暮らす猫の命が20歳を超えるようになった今でも、外で暮らす猫の平均寿命は5~7年という数字は、何を物語っているのでしょうか。

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2018年4月神奈川県海老名市でのTNRにて捕獲器に入った猫さんです。

過酷な環境下での生を強いられた外猫たちが、どのような最期を迎えるのか。
私たちは救うことの出来なかった命を、たくさん見てきました。

私たちに出来ることは、この負の連鎖を断ち切ることです。そして、一代限りの生を地域住民の方々と共に見守ること、一緒に暮らしてくれる家族を見つけることなのです。
お腹を空かせていてかわいそうだからご飯をあげる。ただそれだけでなく、出来ることなら、その命の未来も見て欲しい。そう願いながら、私たちは毎月のTNR活動を続けていきます。


<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもあたたかい応援と貴重なご支援をいただきまして、ありがとうございます。
私たちは、福島県や熊本県などの被災した地域への支援活動を続けながら、人も犬猫も共に幸せに暮らせる社会作りを目指して、神奈川県内での保護活動や動物福祉・動物愛護の普及・啓発活動を展開しています。
この活動を続けていると、被災した地域に限らず、やはり、人間の都合によって命を絶たれたり、飼育放棄されるなど、その命の豊かさを左右されてしまう犬や猫たちと出会わない日はありません。
本来、「動物だから」という理由で、ないがしろにされていい命は一つもなく、犬や猫も私たちと同じように、心と身体の健康が保たれ、不安や恐怖を感じることのない生を生きるはずの命なのです。
今、私たちは動物関連に関わらず、様々なイベントでの出展の機会を増やしたり、地域住民の方々からの犬や猫に関する相談業務にも力を入れています。
「犬が好き!」「猫が好き!」「動物大好き!」と仰って下さる皆さまに加えて、今まで犬猫の問題に目を向ける機会のなかった方々にも、ペットとして幸せに暮らす犬や猫ばかりではない現状を知って頂くことで、ほんの少しでも、彼らにあたたかい眼差しと、力強い優しさを差し伸べて頂けるよう、努力して参ります。
どうぞこれからも、温もり溢れる人の手を必要としている、犬や猫たちへの応援を宜しくお願いします。



「一般社団法人清川しっぽ村運営委員会」
http://ameblo.jp/ananan223
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みにゃさまのコメント

本当にこれでいいんですか

by 熊本しっぽ村 2019-04-02 22:06