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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年05月30日

「特定非営利活動法人 動物愛護団体 ワンハート大阪」さまの活動レポート(2017-18後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:大阪府

皆さまからのご支援ご協力、いつもありがとうございます。

動物愛護団体「ワンハート大阪」は、猫ちゃんを中心に、動物センターや個人保護主さまからの引き取りなどを行い、団体にて飼育、里親さま探しをし、それぞれの猫ちゃんたちがホントのご家族に出会い、15年20年、一緒に幸せになって貰いたいと願って活動しています。

センターは、条例により授乳猫ちゃんの引き出しが行えません。
一方、センターに持ち込めば、殺処分される!という認識が広がり、偶然出会って下さった個人保護主さまの、殺したくない!というお気持ちから、団体への引き取りご依頼が多くあります。

自宅お庭に野良猫が子どもを産んでいるが、母猫が帰ってこない、このままでは死んじゃう!
公園で、道路脇で、大きなホームセンターの駐車場で段ボール箱に入れられた小さな子猫を保護した!でも、自分では飼ってやれない、など様々なご相談、引き取り依頼が入ります。
場合によっては、折角、保護主さまが引き取り依頼して下さっても、その状況次第で手遅れになる時もあります。
もちろん、駅の駐輪場に「可哀想」な猫ちゃんがいるから、すぐに助けてあげて!
ずっと餌やりしていたら、子どもが増えて、ご近所からのクレームが入ってきて困っている、なんとか全て回収して欲しい!といった、愛護団体への丸投げご相談が多くあるのも事実です。

私たちワンハート大阪は、保護猫ちゃんのためのシェルターを持たず、保護した猫ちゃんたちはすべてメンバー個人宅にて分散、保護飼育しています。
そのため、ご相談頂いた、引き取り依頼の猫ちゃんたちすべてを受け入れることが出来ません。
だからこそ、私たちの知っていること、分かること全てをお伝えし、不幸な猫ちゃんたちに出会って下さった方にもできること、一緒に考え、小さな命のために力を合わせて繋いでいきたいと思っています。

昨年夏、ある方からの引き取りご依頼で、団体に3匹の猫ちゃんたちがやってきました。
保護主さま、マンション近くの公園で、紙袋を発見。
中を覗くと、小さな小さな猫ちゃんたちが3匹。
ご家族に重度のアレルギーがあり、保護したくても、その猫ちゃんたちをうちの中に入れることすら出来ない、このままでは、小さな猫ちゃんたちが死んでしまう、なんとか助けてあげたい、のご依頼でした。
猫ちゃんたちの様子、保護主さまの状況から、すぐさま、引き取りお迎えに行きました。
団体にやってきた当初、それぞれ体重200g少し。
生後2週間程度と思われ、ついこの間、へその緒が取れたような状況でした。
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すぐさま身体を温め、暖かいミルクの授乳開始。
それから、離乳期に入るまで毎日24時間、3~4時間おきの授乳と排せつ誘導が始まります。
母猫の初乳をどれほど飲んでいたのか、保護されるまで、どれほどの時間、低体温に晒されていたのか、など、その状況次第で、無事に育ってくれるか、否かが大きく影響します。

「小夏」ちゃん、「小寅」ちゃん、「小鉄」くん兄妹たち。 
紙袋に入れて棄てられてから保護主さまの発見まで時間が左程、経過していなかったこと、保護主さまの引き取り連絡から団体お迎えまで時間が経過しなかったこと、その命、繋ぎたいと望んで下さった保護主さまと、仕事の都合をつけて、お迎えに走ってくれたメンバー、子猫ちゃん受け入れ態勢を整え、待機してくれていたメンバーとの連携、時間との闘いでした。
何よりも、3匹の猫ちゃんたちがとっても上手にミルクを飲んでくれました。 
離乳食の練習で、お顔ごと、お皿に突っ込んで、顔全部が離乳食だらけのごちゃごちゃぐちゃぐちゃになって、メンバーたち大爆笑したり・・・
上手に離乳食、食べれなくって、いつまでも哺乳瓶にしがみついてたり・・・
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それぞれ個性満載で無事に成長してくれました。
人が大好き♡遊んで貰うの大好き♡な、とっても素直な猫ちゃんたちに育ってくれました。

そして、先日、やっとやっと、それぞれステキな里親さまにお迎え頂きました。

「小夏」ちゃん
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ちょっぴりシャイな、小さなお兄ちゃんとホントの兄妹のようにお互い、さり気なく思いやり、労わり合いながら過ごしてくれています。


「小鉄」くん
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別保護猫ちゃんと一緒にお迎え頂いて、今では、毎日、ホントの兄弟のように、ママさんのベッド傍、取り合いっこしているそうです。


「小寅」ちゃん
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お届け当日は、ちょっと緊張していましたが、その夜からママさんのベッドに潜り込んで眠っているそうです。

小さな団体だからこそ、偶然、出会って下さった保護主さまのお力、保護された猫ちゃんを家族の一員としてお迎え頂く里親さまたち、沢山のご支援者さまたちのご協力で、少しずつでも、小さな命、繋げてくことが出来ています。
これからも、より多くの方々のお力お借りして、みんなで小さな命、守ってきたいと思っています。


<ご支援くださっているみなさまへ>
特定非営利活動法人 動物愛護団体 ワンハート大阪は、少しでも小さな命を助けたい!と願う個人で活動していた仲間が集まってできた、シェルターも持たない小さな団体です。
センターや個人保護主さまからの引き取り、TNR活動などを行っています。

健康状態の悪い猫ちゃんや片目をカラスに突かれて、などハンディを抱えた猫ちゃん、さらに生後数日から授乳中前後の猫ちゃんは、センターでは即日殺処分となり、積極的に引き取りされている団体さまも少ないのが現状です。
個人保護主さまが偶然出会って、保護して下さった猫ちゃんたちは、目風邪や鼻風邪はもちろん、脱水症状を起こしていたり、月齢が小さな猫ちゃんは、24時間体制での授乳から始まり、体調急変が多く、目風邪後遺症からくる手術などなど医療費が想像以上にかかります。
ご支援者さまたちからのご協力を頂き、フリーマーケット参加も月2回を目標に継続実施していますが、なかなか余裕をもって、医療費をかけるところまでは至りません。

皆さまからのご支援ご協力は非常に心強く、心置きなく、猫ちゃんたちの医療を優先することが出来ます。
本当に、ありがとうございます。 
心より感謝申し上げます。

小さな力ですが、ずっと続けていく事で、少しでも不幸なコたちのお役に立ちたい。
そして、いつか、捨てられるコや殺処分がなくなって、わたしたちのような活動が必要なくなる事を願ってやみません。



「特定非営利活動法人 動物愛護団体 ワンハート大阪」
http://blog.goo.ne.jp/oneheartosaka
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みにゃさまのコメント

いきなりすみません!赤ちゃんの今日も死にそうな子猫拾ったんですが、うちの家ではペット不可のためかえません。引き取って頂けたりしないでしょうか?

by みすみゆうか 2019-11-25 23:23

昨日マンション下のゴミ箱の赤ちゃんネコを保護しました。まだへその緒がついています。
仕事があり日中が面倒みられないので、どうしていいか悩んでおります。

by 小林 里江 2020-07-03 17:26

家のガレージで子猫が2匹いました。
生まれて間もない感じで、我が家にも猫が2匹いるので飼うことも保護する事も難しいです。
保護していただけないでしょうか。

by ちかまちょ 2021-06-27 00:08

昨日我が家の近くで生後1ヶ月くらいと思われる子猫を2匹見つけました。今日も2匹はその場所におり、母猫も近くには見当たらず、この暑さなので心配でなりません。うちには既に猫が4匹おり、飼うのは難しい状態です。なんとか保護していただけないでしょうか。

by ゆきお 2021-07-04 16:55