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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年03月30日

「NPO法人 キャットネットかまくら」さまの活動レポート(2017-18前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:鎌倉市内 横浜市 藤沢市 逗子市 葉山町 三浦市 茅ヶ崎市

【レスキュー活動その1】

人通りも少ない晩夏の鎌倉材木座海岸に面した公園裏で、やせ細りうずくまる黒い子猫の救助
2017年8月29日、散歩で通りかかった近所のマンションに住む女性の通報を受けて確保した後、いつもお世話になっているペットクリニックで受診。 
血液検査で強い炎症反応が見られ、集中治療の為入院。
1か月に渡る病院スタッフ皆さんの看護のおかげで、保護時推定月齢不明で体重1.4kgの猫が2.4kgまで増えて退院。ただウイルス検査ではエイズキャリアである事が判明した為、里親さん探しには手間取りそう。
退院後も食欲は旺盛で順調に体重も増加し、10月中旬には発情の兆候が見え始めた為に不妊手術を受けました。
この黒猫はこれまでの過酷な過去を吹き飛ばすかの様な明るい性格の持ち主で、お腹を出して甘えます。
右眼粘膜に少し問題があり、長間隔で通院加療しながら経過観察しています。

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保護猫の9月末退院間もない時の撮影

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お腹を出して甘える保護猫


【レスキュー活動その2】

三か月に渡る脱走猫の捜索範囲見直しアドバイスの結果"無事確保"!
2017年8月3日に飼い主の知人宅(鎌倉市浄明寺)から脱走し、8月中旬にキャットネットが捜索の相談を受けた時点では飼い主が依頼した捜索業者がポスターやチラシを相当量配布した後でした。
脱走地点に約2週間監視カメラを置き映像分析しても脱走猫の映像無し。その後数件の目撃情報があったが結果は誤情報。
10月17日に依頼者との打合せ時に捜索範囲の見直しをする中、推定行動範囲内でポスター・チラシを配布していない地域を特定し直ぐに行動。
10月27日、ポスターの猫に8月中旬から餌やりを続けているとの通報があり、飼い主が直接出向き確認して無事保護!
この現場まで脱走地点から直線距離で200m。途中には20~30mの高低差のある林があり、獣道を通って比較的早い時期に移動した様です。
今回の捜索・発見の結果から、新しい捜索ノウハウが追加出来ました。

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飼い主さんの「何としてでも見つけたい」という思いから第3版のポスターが作成されました

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発見・保護され家に戻った後の画像


<ご支援くださっているみなさまへ>
レスキュー依頼を受ける時は、事態がかなり深刻になっている事が多いものです。
猫・動物レスキューに携わる私達は、起こりうる事態を防ぐための道具を作る、又は既存の器具・装置を利用して安全を確保する等の積極的な対策の思想を持つべきと考えています。
皆様からの提案や質問を頂けましたら有り難くお受けいたしたいと思います。



「NPO法人 キャットネットかまくら」
http://catnet-kamakura.jp
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