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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2015年10月16日

「たんぽぽの里」さまの活動レポート(2014-15後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:神奈川県相模原市

印象的な出来事...というと、この半期においては多頭崩壊があまりに多くあったこと。
飼い主さんの気持ちも分かるけれど、強制退去、自分自身が生活保護を受ける状況で、なぜSOSをもっと早くに出してくれなかったのかなと思う一方で、現状の日本の動物行政の対応では、変えないのであれば引き上げ処分ですという答えしか出せないから、本当の限界になるまで声を上げられなかったのだとおもうと、動物にとっては切ないですね。
また、センターに収容される猫たちに変化が起きています。
餌やりさんが、近隣からクレームで自分で捕獲して持ち込むことや、飼い主が高齢で処分にもちこまれています。飼い主の遺言でセンターに持ち込む場合もあれば、残された家族では動物が買えないからと持ち込まれています。
そんな中でも朗報は、神奈川県動物保護センターに管轄で猫の殺処分が1年半ストップ。平成26年度という年度では全国初の快挙です。
その600匹近くの猫と、センターに相談のあった多頭崩壊などを入れると、優に900匹近くの猫に対応。保護数も相当ですが猫のボランティアは犬と違って数名しかいません。
毎日何通も送られてくる収容情報をもとにセンターの登録ボランティア数名でやりくりをしています。
たんぽぽの里には、他団体他の個人が引き取れないであろう傷病猫を保護しているため、医療費がとても莫大ですが、皆様のご支援あってたくさんの命を繋げられていることに感謝しています。
来期は多頭崩壊等がないよう穏やかに過ごしたいと切に願っています。

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成猫のやんちゃ坊主でしたが、素敵なご縁をいただきました。
成猫はもらわれにくいと思われがちですが性格も分かっていて育てやすいです。

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大腿部両側骨折、慢性鼻炎、腎不全ステージ3
大手術2回も乗り越え、マイペースなぼんちゃんは
素敵なご縁をいただき、飼い猫になりました。
嘘のように体調も良くなり、最近では病院いらずだそうです。
治療費は両側の手術で3カ月の入院で30万が吹っ飛びましたが
皆様差のご支援のおかげで、つなげた命。
以前であれば間違いなく殺処分対象の猫でしたが本当にうれしい限りです。
推定、7,8歳。

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多頭崩壊で手術前夜、、病院に運ばれる前
神奈川ソマリレスキュー後日5匹追加

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たくさんの赤ちゃん猫も収容されます。収容時間が4時前後なので5時閉庁に合わせて、高速で急いで保護をしていますが、常にセンターを出るのは6時ごろ。そして病院へまっしぐらです。
親仔猫で収容。1匹は奇形あり。1か月ままにゃんのもとで頑張りましたが、お星さまになりました。

<ご支援くださっているみなさまへ>
猫の殺処分「0」は絶対にできないであろうといわれていました。エイズの猫、白血病の猫、ウイルス感染の猫、蛆虫におかされた仔猫、脊椎損傷の猫、骨折の猫、腎不全、そしてまったく触れない慣れてない猫...
いろんますが、たんぽぽの里はセンター収容の猫に関しては線を引くことなく、1匹ずつ助けていきたいと思っています。


「たんぽぽの里」
http://neko-chan.net/
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