みなさんこんにちは、猫部のMです。
すこし間があいてしまいましたが、神戸市動物管理センター訪問記の最終回となる今回は、センターでの譲渡活動についてレポートします。
前回でも書きましたが、ほかの多くの自治体と同じく、神戸市で保護された犬の一部は、新しい飼い主に譲渡される仕組みがあります。ただ、神戸市がユニークなのは、民間のボランティア団体と協働している点です。
この譲渡活動に関しては、民間のボランティア団体「CCクロ」が担っています。
官と民の協働は双方にメリットがあり、ボランティア団体にとっては活動のための施設が無償で提供されること、市と組むことで信頼を得やすいということがあり、市にとっては譲渡活動にかかるコストが抑えられます。
引き取られた犬のうち、7歳以下の健康で、二度の選定試験にパスした犬は、家庭犬に向いているとして、処分を待つ犬舎から別の犬舎に移され、譲渡希望者とのマッチングに備えます。ここの施設はCCクロさんの尽力により、すみずみまで掃除が行き届き、1匹ごとの個性に合わせて運動させたり、各種フードを用意して健康に注意がはらわれます。