[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

真里奈お姉ちゃんにお布団をめくられて、「えっ、えっ」といったお顔のぽん太くん、6歳。



「なんで見つかっちゃったのかなあ。ボク、人見知りだから、そうっと隠れてたのに」
だって、ぽん太くん、おふとんがこんもりお山になっていたよ。ぽん太くん、自分が6.8キロの大猫ってこと、忘れてるのかな。



「ほんとにぽん太お兄ちゃんって、絵に描いたような茶トラだわ」と思っていそうな、三毛のまろんちゃんは推定2歳です。
茶トラ男子は、性格がよすぎて抜けたところのあるのがご愛敬。
そして、濃い三毛はしっかり者というのが定評ですが、まさにそんなふたり。



松戸に住む母娘3人のおうちで先輩後輩として暮らす2匹。
どんな縁でやってきたのでしょう。



ぽん太くんは、6年前、お母さんの知り合いの家で生まれたのをもらわれてきました。ずっとひとりっ子で、3人の愛を独占していましたが、「ぽん太の相棒を迎えてやろうかな」とお母さんたちが考え始めた頃、譲渡会に写真参加していた三毛猫さんに心惹かれます。
聞けば、ある地域で外猫たちが増えてしまい、10匹ほどを一斉捕獲した際に、緊急捕獲対象になっていなかった1匹の若い三毛猫が捕獲器に入ってしまったというのです。うっかり入ってしまったその子は、ガリガリで飼い主も見当たらないことから「うっかりミケちゃん」として、そのまま保護。
預かり先の名は「マロンちゃん」。シャアシャアと手ごわく、預かり先のお母さんにしか心を開かない子でしたが、ゆっくりゆっくりと心を開いてもらい、おうちを探していたのでした。
真里奈さん一家が「この子を迎えよう」と思ったのは、マロンちゃんの可愛さはもちろんですが、真里奈さんの妹が三毛猫大好きだったことや、前に飼っていてとても可愛がっていた耳垂れウサギが「マロン」という名だったこともあり、不思議な縁を感じたそうです。



やってきたマロンちゃんは、最初こそシャアシャアをお見舞いしましたが、このおうちが気に入り、すぐに甘えん坊全開に。名前はひらがな表記の「まろん」となりました。
「抱っこが大好きで、頭髪の毛づくろいもしてくれます」とお母さん。
「鳥みたいに『フ、フ、ポコッ』とか鳴くのがまた可愛くて」と真里奈さん。



さて、そんな妹がやってきたぽん太くんの反応はというと...。



ぽん太くん、生まれたときから人間としか暮らしたことがないので、猫とどう付き合っていいのかわからずに戸惑うばかり。



遊んでほしいまろんちゃんと、知らんぷりのぽん太くん。



それでもめげないまろんちゃん。だって、メンタル最強のミケジョだもん。
タワーの下からちょっかいを出して始まる追いかけっこ。



「あのね、ぽん太お兄ちゃん、このままいくとデブ猫まっしぐらだから、追いかけっこに誘って、運動させてあげてるの」
追いかけっこのおかげで、ぽん太くん、よく食べよく走り、とてもいい運動になっているそうです。



ふたりでお外を眺めるのも楽しいね。
お母さんたちは、「まだ2匹だけにしておくのは、ぽん太が大きいからケンカしたときが心配で」と、お留守番と夜寝るときは別室のぽん太くんとまろんちゃん。
でも、こんな写真を見たら、何の心配もないと思いますよ。何だかお顔も似てきたような。



この冬は、あったかいお布団で、一緒に寝られるといいね！
ぽん太くんやまろんちゃんのタワーもフードも病院代も、それぞれお仕事を持つ母娘3人で平等に出し合い、何でも相談し合って決めるといういる飼い方。素敵ですね！

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