フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:大阪府豊能郡
今年もご支援いただき誠にありがとうございます。
毎年必ずご相談のある多頭飼育崩壊・・・今年もご相談がありましたが今回は保護には至らないケースです。
とある家庭でシーズー、ポメラニアン、ヨークシャーテリアを計20匹飼われている飼い主様の娘様からご連絡があり当施設と関わる事となりました。
飼い主様は70代の女性で1人で暮らしており犬のお世話が難しくなってきていますが本人はしっかりお世話をしていると認識しています。
現場に行かせて頂き、状況を確認すると、一般的にみてもしっかりお世話ができていない状況でした。保護となると所有権を破棄して頂く必要がありその意思がないと難しいです。

お伺いしたお宅の様子です。
今回は所有権の破棄の意思はなく、どうにか現状をクリアにしていかなくてはいけませんでした。
その中でご協力できる事を捜し、シャンプーカットなどのトリミングを随時して行く事を提案し、許可をいただく事ができ、順番にしています。
そうした中で当施設を信頼して頂くことができ、ご本人様が入院などお世話ができなくなった際は私達で保護させていただく事を承諾していただきました。
トリミング前後の写真です。
暑い夏に向けて、すっきりときれいにカットができ、とても良かったと思います。
大きなお目目がとてもかわいいです。
綺麗になった犬の管理などは娘様にもご協力していただきキープしています。
その他にもお部屋の掃除なども進めていく為、話し合いを重ねています。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援いただき誠にありがとうございます。
毎日、犬猫の保護相談が絶えません。ご本人からのご相談ならいろいろとお話をする中で、解決策も見出しやすいのですが、ご家族やご近所の方などご本人以外の方からのご相談は、勝手にお話を進めることもできず、納得されていないことも多くとても難しく感じます。
多頭飼育の方はお世話できている!!と認識される方はとても多いです。私たちが考えるお世話のラインとかけ離れている事は多いです。
難しい課題ですが、最低ラインとして
・毛が伸びる犬種はトリミング
・ワクチン接種
・爪切り
・健康管理
・飼育環境を清潔に快適に保つ
・給餌
・適度な運動
これらの事は、動物たちと一緒に暮らす責任として必ず守っていただきたいと思います。
命あるペットと暮らす上でとても重要な事です。
私たちよりも寿命が短く限られた時間です。私たちが手を差し伸べないと生活ができず、ご飯も食べる事ができません。生きていけないのです。
責任を持ち接していける手助けができれば、捨てられてしまう犬猫が減ると信じ活動していきます。
今後も活動を続けていくために、ぜひご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。
「公益財団法人日本アニマルトラスト」
https://happyhouse.or.jp/