フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:神奈川県・石川県・茨城県
2024年10月〜12月、たんぽぽの里では被災地・多頭飼育崩壊現場の2つの緊急対応に取り組みました。
🐾 能登半島地震での被災猫支援
石川県能登地方では、地震の影響により行き場を失った猫たちが多く発生し、震災の影響で多くの多頭飼育崩壊が発生しました。
私たちは、被災地域の住民の皆さんの依頼や協力を得ながら,報告期間内に延べ100頭以上の不妊去勢手術を実施いたしました。
体調を崩した猫や小さな子猫たちも保護し、飼い主を探す活動も行いました。

【画像:能登での様子】

【画像:保護された子猫がミルクを飲む姿】
避難所や仮設住宅で不安な日々を過ごす中、「この子は家族です」と話してくれた方の声に、自然と涙がこぼれました。
🐱 神奈川県相模原市でのチンチラ111匹の保護
神奈川県茅ヶ崎市から相模原市へ転居した直後に発覚した、多頭飼育崩壊案件。
当初住んでいた動物行政管轄において、初動の遅れもあり、飼育頭数は111匹にまで膨れ上がっていました。能登での保護活動直後の出来事に、ただひたすらに対応いたしました。
私たちは相模原市保健所や相模原市獣医師会、麻布大学、企業、そして多くのボランティア団体と連携し、医療・トリミング・保護・譲渡を進めました。
現在、多くの猫たちが新しいご家族のもとで穏やかな日々を過ごしています。

【画像:保護当初の猫たち/毛玉だらけの様子】

【画像:譲渡後の幸せそうな猫とご家族】
病気を抱えていた子たちのケアも、全国の皆さまのご支援のおかげで実現できました。
■今後の見通しと私たちの挑戦
今回の能登での経験から、災害時にもすぐに駆けつけられる獣医療体制の必要性を痛感しました。
現在、ネコリパブリック、つかねこ、ねこさま王国と協力し、移動診療・手術が可能な「移動診療車」を開発中です。
獣医師・ボランティア・行政が連携して動ける仕組みを、これからの標準にしていきたいと考えています。
<ご支援くださっているみなさまへ>
どんな現場でも、猫たちの命が守られ、再び笑顔で暮らせる未来へとつなげられるのは、皆さま一人ひとりの支えがあるからです。
不安な場所から旅立ち、ぬくもりの中で眠る猫たちの姿に、私たちも励まされています。
これからも、命と向き合う現場に皆様のと行動を届けていきます。
あたたかなご支援を、本当にありがとうございました。
「たんぽぽの里」
https://tanpopo-nyans.amebaownd.com