[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

去年の秋の初めに、田んぼで拾われた子猫のお話を紹介しました。
（記事はコチラ　→　田んぼで拾われた子猫）



そう、キジトラの女の子ジタンちゃんです。なんとも愛らしい子でした。



殺処分寸前で引き出された元保護犬のハチくんが、お母さん代わりとなって、面倒を見ていました。
あのジタンちゃんたちのお母さんの智子さんが、またまた猫を保護したというのです。
「猫が増えて、8匹になりました。新入りプリティ―に会いに来てください」
大きくなったジタンちゃんにも会いたいし、プリティ―なんて名前をもらった新入りはどれほどプリティ―なのでしょうか。暑いのもなんのその、飛んで行きました。



リビングに入ると、ソファーでハチくんとキジトラちゃんがいちゃいちゃしていたので、ジタンちゃんかと思いましたが、ハチくん大好きのれいわちゃんでした。



おふたりさん、新入りプリティ―ちゃんはどこかしら。
「プリなら、母さんのそばのはずよ。母さん大好きの甘えん坊だから。食いしん坊だから、キッチンにいるかも」



キッチンの椅子の上では、ダヤン君とバリちゃんが、仲良く毛づくろいし合っていました。



あっ、あそこにいるのは、大きくなったジタンちゃんではありませんか。



1才過ぎの遊び盛りです。
新入りの後輩ができてよかったね。
「プリティ―はこの子です」と、智子母さんが探して連れてきてくださいました。ちょっとだけ人見知りさんだそうです。
以下、プリティ―ちゃん本人に、今の暮らしを語ってもらいましょう。



オレがプリティ―。
あっ、今、笑った人や呆気にとられた人、いたでしょ。
こう見えて、オレまだ若いんだ。ジタンほど若くはないけど。
毎日毎日母さんから「プリちゃんは可愛いね。可愛い可愛い、おお、可愛い」って言われてる。だから、この名前、とっても気に入ってるよ。



母さんは、オレが広い畑をウロウロしているのを何度か見てたんだって。
で、ある日、オレがベランダに現れたのを見て、「お腹すいてんでしょ」とご飯くれたの。



で、オレ、もうベランダからどこへも行かなかった。
母さんはドアを開けてくれた。オレは喜んで中へ入って、先住たちに問題なく迎えられて、すんなりここの仲間入りってわけさ。



プリティ―って名は、保護した日に、遊びに来ていた母さんの友だちがとっさにつけたの。「可愛い」からって。
母さんも、「そうね、可愛いからその名にしましょ」って。



オレ、みんなとうまくやってるけど、つい最近までノラやってたから食い意地が誰よりもはってるの。（みんなも元ノラだけど、衣食足りて礼節を知ってる）おやつの音だけで、目の色変わっちゃう。



母さんのそばが大好きなオレ。
「プリちゃん、可愛い可愛い」って言われるのが大好きなオレ。
母さんはお客さんに言うんだ。「態度も図体も一番デカくて、一番甘えん坊なのが笑っちゃうでしょ」



新入り子猫が好きすぎて頭パックンするのが趣味のハチおじさんは、ボクがデカすぎて物足りなさそうだけど、仲良くやってるよ。
やっとできた「自分ち」と「仲間」。やっともらえた「自分の名前」。
これからもいっぱい甘えちゃお。

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