フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:福岡県糟屋郡
かすやねこは地域猫活動を主としています。
活動地域の捨て猫に不妊去勢手術を施し、日々の給餌や病気の治療を行い、地域猫としてお世話をしています。
シェルターなどはないため、外での生活が難しい子などはボランティアメンバー宅で保護した後、譲渡会参加や、SNSを通じて地域猫の情報を発信するなどして新しく家族になって下さる方を探す活動を続けています。
地域猫として生活している猫は通常外で暮らしており感染症などのキャリアになっている可能性があるので、保護猫と違いトライアルに至るまでの過程、トライアルに入った後の過程が保護猫のものとは異なります。
特に猫エイズ、猫白血病はトライアル初日に行うスクリーニング検査で陰性判定でも潜伏期間があり、ちゃんとした結果は1か月から2か月時を置かねばなりません。
飼い主希望主の方にも難しい判断をしてもらわなければいけない条件の中ですが本年度も地域猫10匹以上が譲渡に至った事により、これからも地域猫を積極的に譲渡会に参加させ出会いを求めていきます。
現在、ボランティア宅で保護されているハリー君についてご紹介します。
3歳になる雄猫のハリー君。
食欲旺盛で体の大きい猫でしたが、ある日を境にごはんを食べるのを嫌がる様になり、どんどん痩せていきました。
猛暑の中、過酷な生活を送るのが困難となり、保護してくださる方を見つけ保護。
最初の病院受診の際、8kgあった体重が保護時は5kgまで減っておりました。
病院受診の結果、猫エイズと判明。
そのほかにも、エイズ関連症候群である、歯周病からの口内炎、呼吸器症状、細菌性皮膚炎も発症しておりました。
食べられるものが限られているため、トロトロのパウチや猫用ミルクを食べるのがやっとのハリー君。
フード代や医療費がかさみ、抜歯が必要となったため、ハリー君募金を立ち上げました。
たくさんの方々がハリー君のために支援をしていただいたおかげで、ハリー君は無事、奥歯を全抜歯するこができ、食欲も戻り食べられるようになりました。
現在は、なんでも食べられるようになり、元気になりました。
<ご支援くださっているみなさまへ>
皆様のあたたかいご支援、心より感謝申し上げます。
現在、50匹以上の地域猫たちのお世話や猫の高齢化に伴い、フード代や医療費の捻出、保護枠の少なさが課題となっております。
フードの寄付や募金等、皆様には本当に助けていただいております。
活動が継続できるのは、皆様の支援がとても大きいです。
本当にありがとうございます。
今後も譲渡会開催や、啓蒙活動を通して地域猫活動を広げて行ける様、また周辺住民の方々や警察や行政との繋がりを深め地域猫達が穏やかに暮らしていけるように努力してまいります。
引き続きあたたかいご支援をお願いいたします。
「かすやねこ」
https://www.kasuyaneko.com/