ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2022年10月10日

「公益財団法人 神奈川県動物愛護協会」さまの活動レポート(2021年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:神奈川県内

里親さんとのめぐり逢いには運命を感じることがあります。
今回は入所から2ヶ月で里親さんが決まった高齢犬と決まるまでに2年かかった高齢猫を紹介します。

エピソード1
<さお:柴犬13歳メス>
さおちゃんは、3月10日に動物愛護センターから引取り、5月16日には正式譲渡という「スピード縁組」になりました。
13歳の高齢犬が入所から2ヶ月で正式譲渡になるのは当施設では珍しいことです。
飼育放棄された子ですが可愛がられて育ったのでしょう、とっても性格の良い甘えん坊さんです。

kspca-20220630-1.jpg

里親さんは初めて犬を飼うご家庭でしたが、初期とはいえ高齢での腎不全や白内障も受け入れて下さったことに心から感謝しています。
飼育放棄されセンターに収容という辛い思いをしたさおちゃんですが、全てのタイミングがこの出会いにつながっていたように思えます。
身も心も委ねられる優しいご家族に巡り合えたことに感謝するばかりです!

kspca-20220630-2.jpg
写真コメント:お父さんのお膝で至福の時

エピソード2
<ムーミン:12歳オス>
ムーミンは、2020年5月末に独居の飼主さんがご病気で亡くなり取り残されていた子です。調査に入った警察では捕まえられず、ご親戚から相談を頂き、部屋の中に捕獲機を仕掛けてようやく保護しました。
お水とフードは置いてあるものの、一人ぼっちで2週間以上経っていたので、かなり痩せて3kgを切るほどでした。皮膚病や口内炎も原因になっていたかもしれません。

kspca-20220630-3.jpg

治療が終わり、飼育スタッフには甘えてくるようになってからも、ご希望者が見学に来ると隠れたり、威嚇したり、失禁までする有様なのでトライアルに進むことなく月日が過ぎました。 施設生活2年目が近づく今年5月、成猫希望で来訪された里親さんに、なんと自分からすり寄って行ったのです!この出会いをずっと待っていたかのようでした。
辛い思いをしたムーミンにも、やっと新しい家族ができました!
施設では見せたことがない、ぬいぐるみと遊ぶ姿に嬉し涙がこぼれます。

kspca-20220630-4.jpg
写真コメント:この幸せをもう放しません!



<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもたくさんのご支援を誠に有難うございます。心より御礼申し上げます。
毎日頂くたくさんの相談電話の全て応えることは到底出来ませんが、一歩ずつ一頭ずつの幸せを見つけるように活動を続けております。

弊会は、神奈川県から借地をしておりますが、2023年3月までしか土地を貸していただけず移転を余儀なくされておりますが、未だ移転先が見つけられない状況です。
今より良い施設にすべく移転に向けて全力で取り組んでおりますが、移転には莫大な費用が掛かることも確かです。どうか今後ともご支援を宜しくお願い致します。



「公益財団法人 神奈川県動物愛護協会」
https://kspca.jp/
  • ツイート
  • いいね!