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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2022年07月07日

「特定非営利活動法人C.O.N」さまの活動レポート(2021年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:尼崎市

福祉の現場から相談が入りました。
「高齢者さんが1匹、猫を飼っているのですが、ご自身の病気も悪化してきて、猫の世話が大変になっています」。
てっきり引取りの依頼だと思い聞いていると、
「その猫は14才。これまで高齢者さんとずっといっしょにいて、高齢者さんの支えというか、唯一の家族なんです。なので、大変ではあるのですが、できる限り一緒にいさせてあげたいと思って・・・」と、想定外の内容でした。

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14才の猫の名前はキャサリン。思っていたよりずっと若々しく、きれいな猫でした。
少しお話ししただけで、高齢者さんがキャサリンをとても大切にされているのが分かりました。
フードを買いにいったりするのが難しいようですが、キャサリンのお世話に問題は無さそうです。
少しのお手伝いがあれば、これまで通り暮らしていけそうです。

ペットのことは、福祉のお仕事の範囲ではありませんが、実際、ペットを飼っている方は多く、福祉の現場の重荷になっていることも少なくないようです。幾度となく多頭飼育崩壊の悲惨な現場を見てきたので、そのことは十分に理解できました。

福祉からの相談はほぼ飼育できなくなったペットの引取り依頼でしたが、「できる限り一緒にいさせてあげたい」というこの相談をきっかけに、高齢者さんのペットの飼育支援を始めました。
高齢者さんとキャサリン宅へ定期的に訪問し、必要なお手伝いをしています。
高齢者さんが倒れ緊急入院した時には、福祉の方から、キャサリンを一時保護してほしいとすぐに連絡が入りました。
つながることで、人も猫も守られることを実感しています。

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福祉とのつながりができて、想像以上に、つらい状況にある人とペットがいることを知りました。
キャサリンを含め、まだ数件の実験的な取り組みですが、助けが必要な人と動物たちの声をつないでいきたいと思います。

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<ご支援くださっているみなさまへ>

私たちの活動に、いつも温かいご支援をいただき、本当にありがとうございます。
地域猫活動から多頭飼育問題、高齢者とペットの問題へと活動が広がり、ますます、行き場のない犬猫を保護しなければならない事例に直面しています。
お金も人も場所も、何もかもが不足している中で、フェリシモ基金を通じた皆様からのご支援は、1匹でも多く助けるために何よりありがたい救いの手です。いただいた支援をつなぎ、猫たちの命をつないでいきたいと思います。全国の行き場のない犬猫たちのために、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。



「特定非営利活動法人C.O.N」
http://www.cat-operation.net/index.html
https://ameblo.jp/cat-operation-net
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みにゃさまのコメント

C.O.N様、活動レポート、大変興味深く読ませていただきました。
素晴らしい取り組みですね~!
大切なペットと離れて、心身ともにガックリしてしまわれる高齢者の方が多いと聞き
心を痛めていましたが、今回のように、ちょっとの支援があれば幸せな暮らしを続けていけるケースもたくさんあると思います。
もしもの時にも、すぐに保護につながる仕組みも、みんなにとって幸せなシステムですね。
この素晴らしい取り組みが、どんどん全国に広がることを願っています!

by ぴっころ 2022-07-11 13:16