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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2021年11月18日

「アニマルライフサポート福島」さまの活動レポート(2020年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 福島県内

1 チャチャ君の初恋

昨年2020年の3月末に保護主さん達の職場に突然現れた下半身麻痺の茶トラのチャチャ君。
報告が遅くなりましたが、昨年11月に是非チャチャ君を引取り家で面倒を見たいと言って下さる方が現れました。
アニマルライフサポート福島(以下、アニサポ)のシェルターの猫達のお世話を一緒にしているボランティアのTさんです。経緯を説明すると長くなりますので簡単に!
昨年の8月頃チャチャ君のお腹の管(オシッコを出す為)の回りがオシッコで急激にかぶれ数日で黒くボコボコになってしまいました、血尿にもなりかなり心配な状況でした。
その為協力動物病院さんに入院して様子を診ながら治療しましたが、このままでは菌が繁殖して死に至るかもしれないと思われ、先生が休診日にかぶれた皮膚を1日かけて綺麗に取り除く手術をしました。数週間後皮膚も綺麗に再生し始めてきました。
しかしこのままシェルターで預かってお世話するにも朝晩4回のオムツ交換だけでは、又同じ様にオシッコかぶれを繰返すため何か良い方法がないかと......緊急ミーティングを保護主さんとTさんとスタッフでしました。
仙台、東京には治療をしながら預かってくれる施設がありますと保護主さんより提案もでました。その時Tさんから家でチャチャ君の面倒を診たい(里親希望)と申出がありました。
Tさんの家ではお母さんが自宅におり、チャチャ君のオムツ交換も常時できる体制である事、元看護師のお母さんとTさんも現役看護師さんの為心強くまた一家揃って大大の動物好きなご家族の為私達は二つ返事でお願いしました。
アニサポも出来る事は勿論継続してさせて頂く事にしました。

やんちゃ盛りのチャチャ君はTさんの家では気が強く好奇心大勢です。

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①チャチャ君Tさんの家でのんびり少し太りました。こう見えて動くのは素早いです。

どうも今年の3月25日頃からTさんの飼い猫のキジトラことみちゃんに興味を持ち始めたらしく(恋の予感です)チャチャ君がことみちゃんの側に行こうとすると、ことみちゃんが猛烈に怒るそうです💢イカ耳でこないで!と言わんばかりに!チャチャ君めげずに連日ことみちゃんに近付いていくのですがその度に威嚇されています。
今日も懲りずに近寄って...シャ~💢の連発!その度しょんぼりしています...

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②ことみちゃんに近づこうとしましたが狭く高いところに逃げられました。

普段のチャチャ君は怖い物しらず!!
先輩猫を相手に素早く追いかけ回し背中に噛み付き毛をむしり取っては自慢気な顔をしています(先輩猫さん達が優しいのをいい事に大迷惑💦)Tさんの家では自分が一番偉い(強い)と思い込んでいます。
この気の強さでめげずにことみちゃんにお母さんに援護して貰いながら接近し続けていますがまたもや猫パンチの連打。

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③お母さんが抱っこしてことみちゃんの側に近づけて見てもやはりシャーとパンチでした。

果たしてチャチャ君の初恋の行方は...成就するのでしょうか?


2 カラスにお尻を突かれていた仔猫カムイ君の救助

6月の中頃、ボランティアのTさんから仕事中に仕事関係の方から猫の相談で連絡があり緊急事態の為アニサポから連絡をして内容を確認お願いしますと連絡がありました。スタッフより連絡してみると内容は今カラスにお尻を突かれて血がでている仔猫がいて可哀想で見てられないので助けたのですがどうすれば良いでしょうか?との事。

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④カムイ君保護翌日 ミルクもあまり飲まず歩くのも数歩で倒れてしまいました、

救助した保護主さんは犬を飼っており行きつけの動物病院さんがありました。
急ぎその病院さんで診て貰い怪我の治療と血液検査、ワクチンも出来る様ならとお願いしました。
生後約50日、オス、首を猫に噛まれた後がありそこが化膿しパンパンに腫れ、カラスにはお尻を突かれて流血もしていたそうです。
治療を終え保護主さんは猫の飼育経験がないのと、家庭の事情でこの先の面倒を見るのは難しい様なので一旦Tさんが引取ました、その後はアニサポでいつも大変お世話になっているボランティアのNさんに相談、事情を説明したところ快く預かりを引受けて頂きました感謝しております。
神様に並ぶ強く雄々しい猫になって欲しいと願いを込めて仮称カムイ君(神威)になりました、眼力ありのイケニャン君です。

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⑤沐浴の後気持ち良く寝ています。

首の傷は良くなりました、カラスに突かれたお尻の傷がまだ治らず肛門が開いたままの為痛くて自力で普通に排便ができません。Nさんが沐浴を何度もさせながらやっと自力で排便が出来たり出来なかったり...
排便が上手く出来ないと食欲も出ないらしく食も細く、すると体力も付きにくい...
でも保護した時よりは少しずつ傷も癒え回復しています。
小さい身体で巨大カラスに襲われ怖い思いを経験して本当に怖かったね。
優しい皆さんに助けて頂いた命です。時間がかかっても何とか回復して食欲も体力も付いて普通の元気な仔猫ちゃんになる様見守りたいと思います。



<ご支援くださっているみなさまへ>

いつもご支援頂きありがとうございます。
コロナ禍の為今年は2月より譲渡会を自粛中止しておりましたが6月より感染予防対策をしっかりしながら再開しました。
白血病の猫達を預かりお世話しながらの活動が続き、資金、物資もぎりぎりの状態ですが皆様の温かいご支援を受け大変助かっております。
コロナも収束し譲渡会も安心して開催出来れば、参加したい保護猫さん仔猫も成猫も沢山スタンバイしております...なかなか減りません笑
少しでも保護猫さん達と新しい里親家族の皆様と良いご縁が繋がる様に微力ですが又頑張りたいと思います。これからもご支援宜しくお願い致します。




「アニマルライフサポート福島」
https://alshukushima.jimdofree.com/


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