[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.74は、怪我や病気を克服し、元気に家猫として暮らす「さくら」ちゃんのお話です。

雷と大雨の深夜に、猫の鳴き声がしました。ずっと鳴いていて、近所のよく遊びに来る猫に何かあったのかと思い探してみると、車の下に怪我をした子猫が倒れていました。
私にはアレルギーがあり飼う事はできない、でも倒れたままの子猫はこのままにしたら死んでしまうかもしれない。迷っていると、猫が拾えと言わんばかりに私たちの方へ這いずって来ました。その際雨に濡れてしまい、とりあえず保護する事に。



しかし、深夜でありペットショップはもちろん夜間診療の動物病院もない。知り合いの猫飼いさんに電話をかけまくったり、インスタの猫飼いさんたちに相談したり、あたふたしていました。
子猫は前足が動かず、自力で立てない状況で弱々しく見えたので、朝まで持たないのではないかとハラハラしながら一晩過ごし、翌朝動物病院へ。
そんな状況でありながらも、子猫は病院で貰った療法食をガツガツ食べ、意外と元気でした。首を噛まれており、それが原因で前足が麻痺しているようで、治る可能性もあるとの事でしたので投薬しながら里親募集をする事に。
一週間過ぎたくらいから脚が少し動くようになりホッとしたのもつかの間、突然呼吸がおかしくなり病院へ行ったら即入院。



原因不明でこのまま駄目になるかもしれないと言われました。
とてもショックで、助かって欲しいと祈るばかりでした。もうその時にはだいぶ情がうつっていて、助かったら飼おうという気持ちになっていました。
その後、一週間半位から回復してきて無事退院、そしてうちの子に正式になりました。



今はもうすぐ1歳。



足もすっかり治り、病気もなし。健康に家猫として暮らしています。
夜は肩まで布団をかけて一緒に寝たりしてくれるようになりました。



ひとり言が多く、歩きながら、うにゃうにゃ言ったりしています。

（さくら／10ヵ月くらい　ペンネーム: まくさんより）

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スタッフより

みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。

保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード（Before）と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード（After）の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。

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