[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

「ちゃー坊は甘えん坊なの。」という言葉にホッとしたのも束の間、じつは「男の人は苦手」というまさかまさかのマイナススタート！ 猫が隠れてしまわないようにご配慮いただいたことに感謝しつつ、撮影を開始......。どうするドイ？ どうなる猫又トリップ？！

ちゃー坊との出会い

ちゃー坊（本名:茶輔）は16歳の男の子。茶トラ柄で半長毛というのは飼い主の鈴木たまよさん（神奈川県大磯町在住）に言われるまではわかりませんでした。

ね？胸毛がすごいでしょ？

鈴木さんとちゃー坊を繋げたのは、外で暮らす猫「大ちゃん」でした。今から16年前のことです。当時から鈴木さんは大磯町に住み、仲間たちとTNR活動などの保護活動に尽力していました。ある日、自宅前で捕獲器を洗って干していたときのことです。どこからか猫の鳴き声が聞こえました。いつものように「大ちゃん、おいでー！」と呼ぶと、先に大ちゃんが現れ、そのあとに見たこともない子猫の姿が......！「ええっ！？」鈴木さんが驚くのと同時に、子猫はぴょんと膝の上に。鈴木さんはその子猫を保護し、一時は里親募集することも考えたのですが、先住猫の「みーちゃん＆ちーちゃん」が親のように可愛がる姿をみて引き離すことをやめたのでした。


幸運のかぎしっぽ！


ドキドキしてる？


そろそろ慣れましたでしょうか?

新しい仲間

2013年7月、鈴木さんは猫3匹と日本からトルコのイスタンブールへ移住。育ての親のみーちゃん＆ちーちゃんはトルコの地で虹の橋を渡りましたが、トルコで保護した三毛猫「つーちゃん」（本名:月）が新たに加わり、2018年に帰国。ちゃー坊とつーちゃん、この2匹の13歳という年の差のせいか、つーちゃんが来てから活発に動くようになったちゃー坊に鈴木さんはニンマリ。動きの少なくなったシニア猫に刺激を与えることは有効なようですね。


トルコ生まれのつーちゃん。


主役は私よーと言わんばかり。


人見知りがないつーちゃん。毛並みはサラサラ。

こだわりの食生活

ちゃー坊の食事は「フォムファインステン（アニモンダ） シニア/アダルト」がメイン。今は忙しくて控えめにしているそうですが、手作り食が当たり前だった鈴木さんにとって食事はすごく大事なイベントです。ドライフードよりも「生きた食事を」とウエットフードをチョイス。基本的に人間が生で食べるものは生で与えるという考えのもと、独自の食生活を偏食のちゃー坊とここまで築き上げてきたのです。




ちゃー坊の食事シーンが撮りたいとリクエスト。

当然、つーちゃんも参戦するわな。

私のは？（ゴメン！あとでもらって！）

ご長寿のために心掛けること

最近の健康診断で、「あと5年はいけるよ！」と獣医さんからお墨付きをいただいたちゃー坊。一時は「難治性口内炎」のため全抜歯で生死を彷徨ったのが嘘のようです。足腰も弱くなったけれど、相棒のつーちゃんのおかげで強制的に動かされ（苦笑）、内臓も16歳とは思えないほど健康なご様子です。


落ち着いて穏やかなお顔に。

また、「私が家にストレスを持ち込んではいけない！」と人間のストレスが猫に感染（うつ）らないように鈴木さんは心掛けています。飼い主が幸せならば猫もきっと幸せ！ という考え方に「ウンウン」と頷くドイ。「年中ニコニコ過ごしたい！」と強く思うのであった。


楽しい日常。


笑顔が素敵な鈴木さん、フォトジェニックな猫たちであった。


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■難治性口内炎についての考察
http://watashitonekoto.hatenadiary.com/

□トルコから猫と帰国の備忘録
http://watashitonekoto.hatenadiary.com/entry/2018/04/23/143304

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「猫又トリップ」が書籍になりました。


『ご長寿猫がくれた、しあわせな日々』

15歳以上のご長寿猫と、その家族が奏でる28の物語をお届けします。

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