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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2019年09月27日

「アニマルライフサポート福島」さまの活動レポート(2018年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 福島県内主に郡山市、須賀川市、葛尾村他

1、32匹の猫さんの手伝い報告②ゆりちゃん
 前回の報告からの続きです。2018年1月より行政の相談窓口より依頼を受け32匹の完全室内飼育猫さんの支援活動を継続しております。前回は16匹の不妊手術と血液検査が済み1匹がトライアル開始までを報告しました。
その後全頭不妊手術と血液検査を終えました。血液検査の結果は陰性の猫さん18匹(うち2匹はエイズ陽性でしたがなんと陰性に変わりました!)
他14匹は残念なことに白血病でした。その為里親さん募集ではなく家族の皆さんと自由に室内飼育しながら終生面倒を見る事になりました。
陰性の猫さん18匹は里親さん募集をする為譲渡会に参加しました。2019年5月11日迄に10匹が正式譲渡になりました。
alshukusima-190530①.jpg 32匹の猫さんのうち10匹が正式譲渡になりました。当初の頃より猫さん達はかわいくなりました。幸せになってね。

全頭が成猫さん達の為譲渡も長期になると予測していましたが、殆どの猫さんが人に馴れるのも早く、他の猫さん達とも喧嘩をしない甘えん坊の猫さん達、その為譲渡会でお声がかかり易く、初めて飼育される方にもお薦めでした。

★ゆりちゃんの場合
ゆりちゃんは白猫のメス、オッドアイの美猫さんです。
昨年11月の譲渡会でお声がかかり1回目のトライアルを11月4日から開始しました。
しかし2日間、飲まず食わず動かずケージの中で鳴き続けてついに里親希望のご家族から心配ですとギブアップの連絡が入り迎えに行きました。その日はゆりちゃんご飯食べてくれるかな?と心配でしたが帰るなりご飯を爆食い...でした。
その後譲渡会参加を少し休み、ゆりちゃんと仲良しのらんちゃんと2匹ならどうか?と相談しながら2度目のトライアル希望が今年の1月にありました。今回は1月18日から開始、先住の猫さんがいて里親さんは先住のメス猫さんと仲良くしてくれる猫さんを探していました。仲良くできるかな~と期待と心配の両方でした。
そして今回はゆりちゃんも頑張りを見せて2日目からご飯を食べ初めました。里親さんのご家族にも馴れてスリスリしたり膝の上に乗ったり、ゴロンしたりと私達も少し安心したのですが、先住の猫さんが2階から降りてこない!来てもゆりちゃんがいると一定の距離をおきゆりちゃんが近付こうとすると逃げてしまうそうです。
結局12日間頑張りましたが、先住猫ちゃんが受け入れないと言う事で里親希望のご家族の方達はゆりちゃんを気にいって下さっていたのですがトライアルは中止になりゆりちゃんを迎えに行きました。次に期待する事になりました。
そして、3度目の正直!
3月に入り譲渡会のチラシを見て、ゆりちゃんに一目惚れをしたと言う方から連絡がありました。実は以前アニサポから1匹オス猫ちゃん(くるみ君)を譲渡したお宅でした。既に猫ちゃん4匹とワンちゃんが1匹います。ゆりちゃんでもう猫ちゃんは終わりにしますとの事。
3月14日からトライアル開始。ワンちゃんがいるご家庭は初めて!
先住ワンちゃんは猫ちゃんが大好きな為新入りのゆりちゃんにぐいぐい寄って来ますがゆりちゃんは取りあえずキャットタワーの上に逃げて上からワンちゃんを見ながら、

alshukusima-190530②.jpg
ゆりちゃんキャットタワーの上からそっとワンちゃんを見ています。

そして先住猫ちゃん達とは本当は遊びたいけど、女王様猫ちゃんと臆病なメス猫さんの2匹とは距離がなかなか短くなりません。でもアニサポから譲渡したくるみ君がゆりちゃんにそっと寄り添ってくれました。今一緒に並んでご飯を食べてくれるようにもなりました。

alshukusima-190530③.jpg
ゆりちゃんとくるみ君並んでご飯を食べています。

里親さんもゆりちゃんを必ず幸せにしますと言ってくださり私達もその言葉とゆりちゃんの頑張りを期待しています。ゆりちゃんは3度目の正直で幸せにして下さる方と巡り会ったのだと思いました、ゆりちゃん幸せになってね。

2.仔猫の保護(耳カットしていたメス猫さん)
今年も仔猫の保護依頼の相談が数件有りました。
5月の初め頃、以前アニサポで猫さんを譲渡した里親さんからの相談で、郡山市内の職場にメスの仔猫が前からご飯を食べに来ていたそうです。その猫さんは耳カットを既にしてあり(しかも怪我をしてたまたまVに見えるのではなく綺麗なVカットでした)TNRをした猫さんかと安心してご飯をあげていたそうですが、その後メス猫さんが「仔猫を産みました」との事、何故??間違いなくそのメス猫さんが母親で仔猫に母乳をあげているそうです。現場を見に行った時仔猫は母親猫さんのカリカリも食べ始めていました。相談は母親の猫さんは不妊手術をして相談者の里親さんが保護して飼育したい。
でも仔猫3匹は保護出来る人見つからない為、仔猫の保護と譲渡をお願いしたいとの事でした。基本的に相談者の方に保護をして譲渡会に参加出来るまで預かって頂きながら里親さんを探す事にしていますがどうしても見つからないのと保護の時期が早い方が良いと判断した為、預かりボランティアさんに急遽相談をして仔猫を預かって頂く事になり捕獲をしました。母親猫さんは直ぐ捕獲できましたが仔猫は狭い所に入り出て来ませんでした。夕方母親猫さんが不妊手術を終えて戻りました。仔猫達はまだ隠れたままだったので仕方なく仔猫を捕獲する為に母親猫さんにおとりになって貰いました、するとあっと言う間に3匹の仔猫は捕獲できました。母親猫さんの声を聞いて安心して出てきたのですね母はやっぱり凄いですね。
母親猫さんは今相談者の里親さんのお宅でケージの中や室内を自由にしています、ご家族の皆さんと先住猫さんとも意外に早く仲良くなりそうでした。

alshukusima-190530④.jpg
耳カットしていたメス猫さんと里親さんの先住猫さん向かい合って内緒話かな? 
しかし耳カットの謎はそのままです??
そして仔猫2匹は母乳もしっかり飲んでいたので今は順調にすくすくと育っています。

alshukusima-190530⑤.jpg 
耳カットした母猫さんが産んだ仔猫2匹スクスクと育ちました。
(もう1匹は職場の方が引取って下さいました)


<ご支援くださっているみなさまへ>

いつもご支援ありがとうございます。
昨年から多頭飼育32匹の猫さんの手伝いをしております。お陰様で18匹の陰性の猫さんは5月中旬までに10匹正式譲渡になりました。10匹の猫さん達は間違いなく今までの飼育環境よりも良く、愛情を持って終生大切にして下さるご家族の皆さんです。あと8匹の猫さんも10匹の猫さん達に負けないくらい幸せにして下さる里親さんを焦らず見つけたいと思います。
また仔猫の保護依頼も相談が多くなっています。どんなに頑張っても仔猫の保護依頼が減りません。全部は救えませんが、たとえ数匹でも頑張って里親さんを見つけたいと思っております。引き続き皆様のご支援、ご協力を宜しく御願い致します。



「アニマルライフサポート福島」
http://alshukushima.jimdo.com/
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