ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

猫又トリップ

2019年02月20日

猫らしく自由にのびのびと暮らす2匹のご長寿猫

「兄妹ですか?」

この日出会った同じ年齢の2匹は兄妹かと思いましたが、尋ねてみるとそうではありませんでした。
2匹はいつ、どのようにしてやってきたのでしょう?

kd20190220-1.jpg
いきなりですが猫草ターイム!



保護猫バトンリレー


2匹の猫が住んでいるのは、埼玉県にある谷治(やじ)家。最初にやってきたのは白猫「マックス」(16歳・男の子)で、「魚屋さんの娘さん→お客さん→その友人→奥様の智美さん」へとバトンを繋ぐように保護されてやってきました。日本陸上競技のお家芸「4×100mリレー」を彷彿とさせる見事なバトンパスです。

kd20190220-2.jpg
来客時もお構いなしに寝る。

kd20190220-3.jpg
あ、起きた!

kd20190220-4.jpg
マイペースなマックス。


一方、長毛の「アーシャ」(16歳・女の子)は東京都でスナックを営むママさんが保護した猫。お店は国道沿いにあり、猫が外で暮らしていくには危険な場所だったのです。そして、こちらも「ママ→ママ仲間→弟→智美さん」と連絡が入り、マックスがやってきた1ヶ月後にアーシャを受け入れることになりました。やはり4人関わるとすごいパワーを発揮するようです。アンカーの智美さんは立派に2匹とも育て上げ、気づけばそろって16歳に。あっという間に駆け抜けた感じでしょうかね。

kd20190220-5.jpg
夜勤明けのご主人と朝ごはんを楽しむのが日課。

kd20190220-6.jpg
お外を警戒中のアーシャ。


こうして同じ月齢で迎えた2匹ですが、決して仲の良い兄妹として育った訳ではありません。ちょっかいを出すマックスに対して忘れた頃にワンパンチで仕留めるアーシャの構図は今でも変わらず。2匹は付かず離れずの関係のようです。しかし、毎年寒い時期限定で見られる、2匹が寄り添う寝姿は飼い主さんへの金メダル級のご褒美になっているようです。

kd20190220-7.jpg
階段にて。

kd20190220-8.jpg
なかなか2ショットは撮らせてくれない......、トホホ。




わがままに応えるフード選び


若い頃はお手頃価格のフードでしたが、シニア期に入ってからは猫が喜ぶことを第一に考えるようになりました。現在のフードをお伺いすると、「かつお&まぐろ 超高齢猫用 15歳以上 ペーストタイプ」(トップバリュー)、「シーバデュオ」(マースジャパン)、「モンプチ 白身魚のテリーヌ仕立て」(ピュリナ)、「モンプチ クリスピーキッス 贅沢お魚味」(ピュリナ)の4種類を用意して、「飽きのこない食卓」をテーマに試行錯誤の日々。谷治家は夫婦のどちらかが家にいるので1日3回(朝昼晩)の給餌が可能とのこと。ちょっとずつ食べるアーシャにはうれしい回数です。なぜなら、あとで食べようと残すともれなく食欲旺盛なマックスに横取りされるからです(笑)。

kd20190220-9.jpg
この日のメニュー。

kd20190220-10.jpg
ごはんを食べている間に尻尾の比較。

kd20190220-11.jpg
どちらのしっぽもまだ分かれていないようだ。

kd20190220-12.jpg
食べたにゃー!




まだまだ健康なのにゃ


動物病院を受診したのは、マックスは2年前に皮膚がかぶれて、アーシャは1年前に膀胱炎になった時です。しかし、2匹ともすぐに完治。「最近、いつ動物病院行ったかな?」と考えてしまうくらい、その後の2匹はいたって健康とのことです。ちなみに動物病院選びは院長の対応や清潔感を重視しているそうです。

kd20190220-13.jpg
目が爛々。

kd20190220-14.jpg
16歳でもまだまだ遊ぶぜ!

kd20190220-15.jpg
一方、マックスはガン無視という。


これからも自由に猫らしく生きられるように、ほんのちょっとのお世話をさせてくださいねと言う智美さん。特段の気負いはありません。それは「猫のお母さんだったらどんな風に甘やかすのだろう?」と幼少期から「猫の親目線」で育ててきた経緯があるからでしょう。必要以上に人間の手を掛けず、自然のままに導けば、猫はご長寿猫になるのかと実感せずにはいられない良き旅になりました。

kd20190220-16.jpg
お庭に出るのも日課。

kd20190220-17.jpg
リードは絶対にね!




「猫又トリップ」が書籍になりました。

gochouju200-290.jpg
ご長寿猫がくれた、しあわせな日々

15歳以上のご長寿猫と、その家族が奏でる28の物語をお届けします。

試し読みはこちら (ΦωΦ)


写真

猫又トリップライター紹介

ケニア・ドイ

1972年兵庫県生まれ。ほとんど犬猫カメラマン。著者に「ぽちゃ猫ワンダー」(河出書房新社)、「じゃまねこ」(マイナビ出版)がある。新刊「ご長寿猫がくれたしあわせな日々~28の奇跡の物語~」祥伝社より絶賛発売中。現在、黒背景で行うペット撮影会「ドイブラック」を全国で展開中。

http://kenyadoi.com

twitter

Instagram

カテゴリ: 猫又トリップ
  • ツイート
  • いいね!

みにゃさまのコメント

マックスくんとアーシャちゃん
どちらもシッポが
キャ~ワイイにゃ~(〃▽〃)
ふっふっふ。。。
でも二又に割れてないと見えるのは
昼間だからなンにゃネ~♪
夜になり、ニャンコたちの時間ともなれば
見事✴猫又本来の姿になって、
シッポは二又、直立して二足歩行、
ついでに人語まで駆使してるに
違いないのニャオ~(’∇’)

by にあ 2019-02-22 00:49

どちらも16歳には見えない、綺麗な猫さんですね!自由に猫らしく…のんびりゆったりが、長生きの秘訣でしょうか。ニンゲンも、ストレスが体によくないですしねー。
今回も、写真のきれいさに見入ってしまいました✨うちの猫を撮ろうにも、嫌がって逃げるので、まともな写真が捕れません…。

by さび茶風 2019-02-22 22:20

にあさん
しっぽの対比が面白くて、つい。
人間の言葉は完全にわかっている模様です。

by ケニア・ドイ 2019-03-12 11:49

さび茶風さんへ
綺麗さだけは自信があります。
よく見ると、そんなに歓迎されていない猫の写真も多々あります。
一期一会、何がなんでも!って無理に撮影することはとうに忘れましたw

by ケニア・ドイ 2019-03-12 11:59