[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。
道ばた猫日記
2018年12月11日
誕生日祝いは、待ちに待った猫！
セキグチ家の3兄弟の末っ子、タイオくんは、8月に8歳の誕生日を迎えました。
「誕生日のプレゼントは猫がいい！」と、お父さんとお母さんに伝えていたのですが、誕生日に猫はやってきませんでした。
「いのちは、ペットショップで買うものではない」というのが、お父さんの考えだったからです。
同じ考えのお母さんは「ちょっと待ってたら、そのうち出逢えるから」と、タイオくんに言い聞かせました。
ひと月後のある日。タイオくんが家に帰ってくると、黄色い子猫が家にいました！
「わあっ！！」
タイオくんの喜んだことといったら。
その子は、ひとなつこく、すぐに抱っこさせてくれました。
じつは、いちばん上のお兄ちゃんリルくんのお友だちの家の前で保護された子猫で、「子猫欲しがってたよね」と連絡があり、お父さんとお母さんで迎えに行ったのでした。
その子猫は、昔飼っていた「コロ」という茶トラの雌猫に瓜二つでした。
人懐っこさから見ると、捨てられたばかりだったのかもしれません。
タイオくんは、おじいちゃんやおばあちゃんから「何か好きなものを買いなさい」ともらっていた、お誕生日祝いのお金をみんな「子猫のために使う」と、お母さんに差し出しました。
おかげで、「ココ」と名づけられた子猫は、、猫トイレやら猫ハウスやらいっぱい買ってもらいました。
だけど・・・。
ココくんの一番のお気に入りは、買った猫ハウスではなくて、タイオくんが作ってやった段ボールハウスなのでした。
タイオくんのおうちには、すでに2匹の犬がいて、いずれもワケアリです。
マルチーズとチワワのミックス犬であるトーマスくんは、11歳。
知り合いが、海外に行くので、短期間預かってくれと言われ、預かったものの、飼い主が海外から帰ってこず、そのままもらい受けました。
「この前、日本に帰ってきた飼い主から返してと言われたんですが、『命はモノじゃない』と言って返しませんでした。もううちの息子ですから」と、お父さん。
グレーのモンちゃんは、17歳のおじいちゃん。8年前にやってきました。
虐待やら放置やら、いろいろな思いをした犬猫たちの譲渡会でめぐりあいました。
モンちゃんの9歳までの暮らしはうかがい知れませんが、虐待されていたらしく、人への恐怖心が今でも抜けず、「モンちゃん、触るからね」とやさしく言って触らないとパニクります。
子供のころから犬や猫たちと一緒に育ったお父さん。
「うちにいた犬も猫も、みんな出遭って迎え入れた子たちでしたね。うちは、『出会い』が基本なんです」
「うちは、親が飼うのを許してくれなかったけど、猫は大好きでした」とお母さん。
長男のリルくんも、次男のロイくんも、末っ子のタイオくんも揃って大の動物好き。
犬も猫も皆♂のにぎやかな大家族です。
息子さんたちは、人や動物の痛みがわかるやさしい青年に育っていくこと間違いなしですね。
この日、高校3年生の長男リル君は、インフルエンザで、ダウン中。
あとのみんなで、記念撮影です。
笑顔がはじけます。
ココくん、楽しいおうちに迎えてもらって、よかったね！
そうそう、お父さんとお母さんにも、すてきな「出会い」あり。中学校の同学年だったそうです。
*――*+:｡.｡ 《 お知らせ 》 ｡.｡:+*――*
明日発売の「猫びより」新年号に、二つ取材記事を書きました。
ひとつは、今話題の青い目の庭師・村雨辰剛さん。「この猫に首ったけ」特集で、自ら保護した愛猫「芽吹き」ちゃんとのなれそめをお聞きしました。
もう一つは、第2特集「看取り」のページにて、作家村山由佳さんに、亡き愛猫「もみじ」ちゃんとの切なくもしあわせな日々の思い出を、軽井沢のご自宅で伺いました。
愛猫を亡くされた方、看取りの最中の方には、こころ救われる内容だと思います。
お読みいただけたら、うれしいです。
「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。
『猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。
『里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。
『しあわせになった猫 しあわせをくれた猫』
フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化！
「誕生日のプレゼントは猫がいい！」と、お父さんとお母さんに伝えていたのですが、誕生日に猫はやってきませんでした。
「いのちは、ペットショップで買うものではない」というのが、お父さんの考えだったからです。
同じ考えのお母さんは「ちょっと待ってたら、そのうち出逢えるから」と、タイオくんに言い聞かせました。
ひと月後のある日。タイオくんが家に帰ってくると、黄色い子猫が家にいました！
「わあっ！！」
タイオくんの喜んだことといったら。
その子は、ひとなつこく、すぐに抱っこさせてくれました。
じつは、いちばん上のお兄ちゃんリルくんのお友だちの家の前で保護された子猫で、「子猫欲しがってたよね」と連絡があり、お父さんとお母さんで迎えに行ったのでした。
その子猫は、昔飼っていた「コロ」という茶トラの雌猫に瓜二つでした。
人懐っこさから見ると、捨てられたばかりだったのかもしれません。
タイオくんは、おじいちゃんやおばあちゃんから「何か好きなものを買いなさい」ともらっていた、お誕生日祝いのお金をみんな「子猫のために使う」と、お母さんに差し出しました。
おかげで、「ココ」と名づけられた子猫は、、猫トイレやら猫ハウスやらいっぱい買ってもらいました。
だけど・・・。
ココくんの一番のお気に入りは、買った猫ハウスではなくて、タイオくんが作ってやった段ボールハウスなのでした。
タイオくんのおうちには、すでに2匹の犬がいて、いずれもワケアリです。
マルチーズとチワワのミックス犬であるトーマスくんは、11歳。
知り合いが、海外に行くので、短期間預かってくれと言われ、預かったものの、飼い主が海外から帰ってこず、そのままもらい受けました。
「この前、日本に帰ってきた飼い主から返してと言われたんですが、『命はモノじゃない』と言って返しませんでした。もううちの息子ですから」と、お父さん。
グレーのモンちゃんは、17歳のおじいちゃん。8年前にやってきました。
虐待やら放置やら、いろいろな思いをした犬猫たちの譲渡会でめぐりあいました。
モンちゃんの9歳までの暮らしはうかがい知れませんが、虐待されていたらしく、人への恐怖心が今でも抜けず、「モンちゃん、触るからね」とやさしく言って触らないとパニクります。
子供のころから犬や猫たちと一緒に育ったお父さん。
「うちにいた犬も猫も、みんな出遭って迎え入れた子たちでしたね。うちは、『出会い』が基本なんです」
「うちは、親が飼うのを許してくれなかったけど、猫は大好きでした」とお母さん。
長男のリルくんも、次男のロイくんも、末っ子のタイオくんも揃って大の動物好き。
犬も猫も皆♂のにぎやかな大家族です。
息子さんたちは、人や動物の痛みがわかるやさしい青年に育っていくこと間違いなしですね。
この日、高校3年生の長男リル君は、インフルエンザで、ダウン中。
あとのみんなで、記念撮影です。
笑顔がはじけます。
ココくん、楽しいおうちに迎えてもらって、よかったね！
そうそう、お父さんとお母さんにも、すてきな「出会い」あり。中学校の同学年だったそうです。
*――*+:｡.｡ 《 お知らせ 》 ｡.｡:+*――*
明日発売の「猫びより」新年号に、二つ取材記事を書きました。
ひとつは、今話題の青い目の庭師・村雨辰剛さん。「この猫に首ったけ」特集で、自ら保護した愛猫「芽吹き」ちゃんとのなれそめをお聞きしました。
もう一つは、第2特集「看取り」のページにて、作家村山由佳さんに、亡き愛猫「もみじ」ちゃんとの切なくもしあわせな日々の思い出を、軽井沢のご自宅で伺いました。
愛猫を亡くされた方、看取りの最中の方には、こころ救われる内容だと思います。
お読みいただけたら、うれしいです。
「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。
『猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。
『里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。
『しあわせになった猫 しあわせをくれた猫』
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コロ
ココ
コロから一文字取ったんだろか？(^_^;)
だったら我が家と同じなんだけど(^_^;)
ココハウスは
まんぷくハウス
を思い出すねえ(^_^;)
なんで猫は段ボール好きなんだろか？（￣～￣；）ｳｰﾑ …
アマゾンの箱は無駄にデカイんだけど、商品届くたびにドラキーはオメメがランランだわよ
(^_^;)
ココのびのび〜は
かわええのう
((≧艸≦*))
by ドラ猫マスター 2018-12-11 11:54
ご両親の考え方が、なんて素晴らしいことか。ペットショップで働く甥のお客に爪の垢でも煎じて飲ませたい。命をアクセサリーくらいにしか思ってない者達に。（今の犬は、もう飽きたのよね。）迎えようとして生まれるのを待っていた子犬が死んでしまった時、伝えたら、（いいのよ他にいくらでも候補がいるから）と、悲しむ振りさえ見せない者に。ココくんは幸せになること間違いないですね。こんなに素敵な人達に巡り会えたのですから。
by ふみちゃん 2018-12-11 12:47
なんて素敵な家族なのでしょう！！昼休みに外でご飯していましたがもう感動して涙がでそう。お父さん、お母さんの「命はモノじゃない
」ほんとにそうですよね、どんな姿形であったって生きていたら命、決して捨てたり売り買いしたりするものではないですよね。とっても可愛いココちゃん、一緒に暮らすワンちゃんたち、みんな可愛くてとっても幸せな顔をしていますね♪ご家族の写真もみなさん良いお顔♪みなさん、輝いています！！素敵なご家族のお話、ありがとうございました。
そして、猫びよりですね！これは買って読まないとです♪村山由佳さんもまたとても人の心情を書くことが上手な方ですよね、以前作品を読んで引き込まれました。ああ、わかるなぁとか、そういう人いるよな…とか、あ、痛いとこつくな、とか(笑)
by とも 2018-12-11 13:10
同感です。すばらしい子育てしていますね。きっとお子様たちが親になった時に同じようにすることでしょう。子は鏡！幸せいっぱいのファミリー最高ですね。ココちゃん可愛いな～もちろんモンちゃん、トーマスくんも同じだよ。
by ぺったんの母 2018-12-11 15:16
なんて素敵なご家族なのでしょう！
「いのちは買うものではない」ですし、
「いのちを捨ててはいけない」ですよね。
ココくん、優しくてしっかりとした
ご家族の子になれて本当に本当に良かった！
せっかく用意したハウスよりも、
ダンボール製の手作りハウスの方がお気に入りなのは
まさにネコあるあるですよね（笑）
明日発売の『 猫びより 』に、もみちゃんが載るのですか！
「猫も、杓子も」という番組で拝見いたしましたが、
村山由佳さんともみちゃんの絆の深さに涙しました。
楽しみにしております！ぜひ読ませていただきますね。
by あべんぬ 2018-12-11 15:28
素敵なご家族ですね！
いのちは買うものじゃない、当たり前だけど、大切なことを、こういうふうに、ビシっとキッパリ教えることができる親って、意外と少ないと思います。待ちなさいって言ったお母さんも、ちゃんと待っていたタイオくんも、愛が溢れている家族だなぁとじーんとしてしまいました。お子さんたちにも、これからたくさんの素晴らしい出会いが待っていますね！
by ちぃこ 2018-12-11 19:24
いのちは
by くろちゃん 2018-12-12 09:01
＞ドラ猫マスターさん
まんぷくちゃん！ あのハウスは今も健在だと思います。
まんぷくちゃん共々、箱の（ ）度は、進んでいることでしょうが。
by 道ばた猫 2018-12-12 13:03
＞ふみちゃんさん
残念ながら、高価＝見栄えがいい＝自慢 とする、愚かな飼い主が存在しますね。1匹1匹の猫には罪はなく、皆同じく可愛いのですけれどね・・・。
by 道ばた猫 2018-12-12 13:11
＞ともさん
村山さんは、笑顔のすてきな、とってもとっても感じのいい方でした。女性の心の機微を書かせたら、ピカイチですね～
by 道ばた猫 2018-12-12 13:14
＞ぺったんのお母さま
オトコばかりに囲まれて、紅一点のお母さん。「なぜかよその犬にナメられるんです」とのこと。やさしそうだもの。
by 道ばた猫 2018-12-12 13:21
＞あべんぬさん
もみちゃんは、村山さんにとって、生きる同志でしたからね。
そう、手はかかっても「同志」たちは、どんなにわたしたちをしあわせにしてくれる（くれた）ことでしょう。
by 道ばた猫 2018-12-12 13:25
＞ちぃこさん
ほんとうに！ 当たり前で大事な、根本のこと。人間って、どんどんどんどん忘れていますよね。
猫たちに恥ずかしい・・・。
by 道ばた猫 2018-12-12 13:28
＞くろちゃんさん
あれ？ 続きが読みたいです。
by 道ばた猫 2018-12-12 13:30
そーだそーだ、命はモノじゃないニャ。
セキグチ家父、かっちょええにゃりヨ～✨
アレ？
それにしても、ご家族全員集合のお写真、
ココくんもトーマスくんもモンちゃんも
タイオくんもロイくんも
（リルくん不在でザンネ～ン）
おとーさんもおかーさんも
み～んなお顔がそっくり、
に、似てるニャ～♪
仲が良いって、こ～ゆ～コトニャンね～(^･^)
by にあ 2018-12-12 14:00
＞にあさん
えっ、と思って集合写真を見直したら、言われてみれば・・・。
モンちゃんまで笑顔で写ってましたね！
by 道ばた猫 2018-12-12 23:45