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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

猫又トリップ

2018年07月04日

なん病息災!?のひみつ

「即日譲渡」という、今では稀な譲渡条件で生後2ヶ月の子猫を譲り受けた岡部夫妻。山梨県から譲渡会場のある横浜までわざわざやって来たという保護主さんにもそうせざるを得ない理由があったようです。

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今まで猫と暮らさない時期がなかったという猫大好き人間のみどりさんは、結婚の条件に「猫と暮らす」ことをあげました。それまで動物と暮らしたことがなかったというご主人の利行さん。動物が嫌いというわけではなく、これまでたまたまご縁がなかっただけだったので、その条件をのむことにしたのでした。

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ようこそ我が家へ。

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お部屋の案内も。




我が家の猫を探そう!


みどりさんが最初に考えたのは動物病院への問い合わせという意外なものでした。ご実家の掛かりつけの動物病院に里親募集の張り紙があったことを覚えていたからです。そして、何軒か問い合わせるうちに「横浜で保護犬猫の譲渡会がありますよ」という情報を得ることに。岡部夫妻は神奈川県在住なので、横浜はすぐの距離。「よし、行ってみよう!」となったのです。

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普段はあまり遊ばないというみるくですが...

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この日はヤル気です。

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うりゃー




いざ、譲渡会へ


初めての譲渡会はドキドキ、ワクワクでした。でも、保護された犬猫たちの表情や、保護主さんの思いや現状を知るうちに、岡部夫妻の真剣さも次第に増してきたのです。複雑な思いにかられながら見てまわっていると、山梨県から連れて来られた子猫2匹のブースで足がピタリと止まりました。ビビッ!と感じるものがあったからです。その2匹は男の子と女の子でしたが、岡部夫妻は迷わず男の子の方に申し込みをしました。みどりさんの経験上、男の子の方が甘えん坊でべったりなついてくれるというのがあったからです。(※余談ですがうちの歴代の男子も甘えん坊です。女子はどちらかというとツンデレですよね。)

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抱っこ大好きな人―。はーい!

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触られること、触ること。お互いの利害が一致。


申し込みの結果、岡部夫妻に譲渡が決まりました。それがサバトラ白の「みるく」です。しかも、みるくは即日譲渡でした。それは、山梨県から参加した保護主さんにも急ぐ理由があったからです。元々、保健所に犬の引き出しに向かった保護主さんは、その日収容されたという子猫たちを偶然目にしてしまい、そのまま見過ごすことができませんでした。とにかく命を救いたい一心で急遽、横浜で行われる譲渡会に参加した保護主さん。縁あって岡部夫妻へ命のバトンが渡されたのです。そして、みるくは今年16歳を迎えることができました。



みるくと家族の頑張り


みどりさんの思った通り、みるくは甘えん坊な猫でした。子猫の時から家族から離れず、抱っこが大好きすぎて肩乗り猫になるまでに。

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家に来た当初の写真。

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乗ってる乗ってる。

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今もお変わりなく、みどりさんの上に。


見た目はふっくら、足元もしっかりしているみるくですが、順調に生活してきたとは言いがたい通院歴があります。実は、8歳の時に「このままでは10歳まで持たない」と獣医師に宣告されたこともあるのです。そして、一度肝臓を悪くしたのち、今度は腎臓機能の低下――。この頃から投薬と皮下点滴が始まったのですが、うれしいことにその効果もあって、命の危機は脱したのでした。

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それでも、動物病院に通っての点滴は必要でした。そこで、みるくのストレスを減らすため、自宅で点滴が出来るようにとご主人は動物病院に練習のために通ったのです。慣れるまで、ご主人は貧血を起こし具合が悪くなったと言います。でも、いまはもう大丈夫。膝に乗せての投薬、点滴も熟練の技、慣れたものです。

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ご主人の利行さん。

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投薬はあっ!という間に。

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ご褒美のおやつも忘れずにね。




大きな愛に包まれて


毎日の点滴、1ヶ月に1回の健診。そして、便秘薬に始まり、吐き気どめ、肝臓、心臓、腎臓と、年々増える薬に岡部夫妻は葛藤があると言います。それでも「まだまだ20歳までいきますよ」と励ましてくれる温かい獣医師との出会いには感謝せずにはいられません。しかし、なんと言っても、みるくがご長寿なのは、みるくのために絶対に泊まりの旅行には行かない岡部夫妻の強い愛があってこそです。そのみるくへの愛情の深さは、たとえ日帰りのドライブでも、親しい友人に「もしも私たちの身に何かあれば、みるくを保護して」と事前に連絡するほど。
岡部夫妻と出会えたみるくは強運の持ち主かもしれません。きっとこの先どんな困難が来ても、みるくは大きな愛に包まれて難なく乗り越えていきそうな気がしました。

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みるくの食欲がなくなったときに、本当に助かったという液状タイプのおやつ。

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これ欲しさにお手とハイタッチを覚えたという。




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猫又トリップライター紹介

ケニア・ドイ

1972年兵庫県生まれ。ほとんど犬猫カメラマン。著者に「ぽちゃ猫ワンダー」(河出書房新社)、「じゃまねこ」(マイナビ出版)がある。新刊「ご長寿猫がくれたしあわせな日々~28の奇跡の物語~」祥伝社より絶賛発売中。現在、黒背景で行うペット撮影会「ドイブラック」を全国で展開中。

http://kenyadoi.com

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カテゴリ: 猫又トリップ
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みにゃさまのコメント

おやつ欲しさにお手とハイタッチを覚えたというみるく君、ウチのましゃと同じです(笑)
ウチはプラスお座りもします、が私にだけしかしないんですけど。

by まりお 2018-07-04 20:33

まりおさん
同じ食いしん坊なんですね、長生きしますね。

by ケニア・ドイ 2018-07-05 07:33

ハイタッチの写真が最高に可愛いですね♥

by あけ 2018-07-06 14:36

みにゃさまコメありがとうございます。
おすわり、お手、ハイタッチ。
コミュニケーション取れてる気がして、
幸せな気持ちになりますよねー( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

by きゅう(岡部みどり) 2018-07-13 19:15

あけさん
はーい!かわいいですね〜

by ケニア・ドイ 2018-07-16 08:24

きゅうさん
楽しい時間をありがとうございました。
本番に強い猫ですね!恐れ入りました!

by ケニア・ドイ 2018-07-17 08:55