「さあ、またこの季節だわ。猫好きたちがこぞって丘の上にやってくるから、大忙し」
今週金曜から始まる猫ねこ展覧会に備えて、春風に吹かれて英気を養っているのは、美術館猫たちを仕切るミーちゃんです。
ここは、田んぼに囲まれた丘の上にある松山庭園美術館。
「でも、今年は愛想のいい新入りもいるから、館内案内はあの子たちに任せようっと」
愛想のいい新入りとは、燦多くん。
去年のクリスマス前に、丘の下に捨てられていた子です。2日遅れて亜久里くんも保護。
いきさつは当ブログ今年1月13日のこの記事で。 → 「
美術館の新入りスタッフ」
燦多くんはまるで人見知りのない子で、受付もしっかりこなします。
兄弟と思われる亜久里くんは、スタッフ自宅からの通い猫。
毎週末の再会を待ちわびて、まずはくんずほぐれつのプロレス。そしてかくれんぼ。ゴッドマザーのミーちゃんが「捨てられてたんなら仕方ないわね」とファミリーに受け入れてくれたので、サロンで大きな顔をしています。
亜久里くんは、おうちで完全室内飼いですから、猫展会期中の出入りの多い時は出勤なしの日が多いかもしれません。
さて、今年もおよそ300名の作家さんの作品が全国から大結集。どれもみな熱い猫愛にあふれた力作・大作・快作ばかりです。
館主コノキミクオさんがこの猫ねこ展を始めたいきさつは、8年前に
ネット記事にさせていただきました。コノキさんの猫愛を知ればいっそう猫ねこ展が楽しめるはずですので、ぜひご一読を。
貧乏で虚弱で勉強もできず、猫を飼いたくても飼えなかったミクオ少年は、いま89歳になり、猫に囲まれています。
中学生以来いささかも失っていない、絵と自由と猫への飽くなき憧れ。
そんな画伯が主催する猫ねこ展ですから、競うのは技巧でも経歴でもなく、どれだけ作品に猫愛が込められているかという愉しい展覧会なのです。
美術館猫9匹も、あちこちで作品と魅力を競います。
作品を堪能した後は、黒助くんが「サロンで猫話でもひとつどうぞ」と案内してくれるかもしれません。
母さんのミーちゃん譲りで瞳の美しい白助くんがじっと見つめてくるかもしれません。
庭でコノキ作品に混じって彫像のふりをしている羅羅ちゃんに出会うかもしれません。
お天気がいいと、こんなシーンが見られるかも。
さて、私の今年の出品写真は、この野菜出荷所コンビ!
2匹共腹ペコだった元ノラ、いまは成田市おかげさま農場の集荷場の看板猫チャーリーとぶちです。
いい顔をしているでしょう?
猫ねこ展覧会2026は、4月10日から7月26日まで(金・土・日・祝日のみ)。
遠方で来られない方のために、作品展示のようすは、またご紹介したいと思います。
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「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。

『
猫は奇跡』
"ふつうの猫"たちが起こした奇跡の実話17選

『
猫との約束』
猫は人生にドラマを運んでくる。ささやかでも、至福のドラマを

『
寄りそう猫』
しあわせは猫の隣り。心温まる17の実話。

『
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ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。

『
里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。

『
しあわせになった猫 しあわせをくれた猫』
フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化!

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道ばた猫日記ライター紹介
佐竹 茉莉子(さたけまりこ)
フリーランスのライター。路地や漁村歩きが好き。町々で出会った猫たちと寄り添う人たちとの物語を文と写真で発信している。写真は自己流。著書に『猫との約束』『寄りそう猫』『猫だって……。』『里山の子、さっちゃん』など。朝日新聞WEBサイトsippoにて「猫のいる風景」、辰巳出版WEBサイト「コレカラ」にて「保護犬たちの物語」を連載中。
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