みにゃさま、こんにちは。
今回は、「訪問アニマルコミュニケーション」にご応募頂いたYさんのお宅に行ってまいりました。
ご相談はこちらです。
黒猫女の子、名前は「ちゅ~る」。年齢不詳多分10歳くらい。
近所の地域猫で人懐こく人気者でしたが、咳が酷くなり病院で診察してもらうことに。
結果、肺が片方潰れるほどで危険な状況のため、半年前にお迎えして投薬治療生活中です。
実は先住民にシマリスが2匹いるので部屋は隔離していますが、双方気になる様子で、このままの生活で猫とシマリスがストレスなく過ごせるのか? と気になっています。
それは5年前の出勤途中のこと。
Yさんが、いつもは通らない路地に入ってみると、黒猫と男性の姿が目に留まりました。
猫に※「ちゅ~る」を差し出す男性と、それを美味しそうに舐める黒猫......。
猫と暮らしたことも接する機会も無かったYさんは、CMでしか見たことのない「ちゅ~る」を、CMそのままの様子で美味しそうに舐める猫の姿を見て、猫って本当にあんな風に「ちゅ~る」を食べるんだ! と感動。
そしてその黒猫との出会いで猫に関心を持つようになり、地域猫活動をしている方たちとのお付き合いが始まりました。

初めて会った運命の路地に案内してもらいました。奥に入ると緑も鳥も多く、ほっとする一角です。

お外時代のクロちゃん
その黒猫は、当時は男の子と思われ、「クロちゃん」と呼ばれていました。いつからその地域にいるのかは皆話がばらばらで不明でしたが、わりと長く居るとのことで、他の地域猫たちと平和に暮らしていました。
クロちゃんはとても人懐こく、地域の人気者ということも分かりました。ファンが多いのでファンからの差し入れで貫録の体型でしたが、猫と接したことがなかったYさんは、猫の標準体型がわからないので、それを太っているとは思わなかったそうです。

むっちりクロちゃん
そんな出会いから地域の猫たちと関わるようになった2年目のある日、クロちゃんが咳をしているのを発見したので病院へ連れて行くと、なんと女の子と判明して一同びっくり。咳の方はお薬を処方され、服薬しながら様子を観ることに。
後から考えると体調は徐々に悪くなっていったようですが、痩せることもなく、見て分かるような不調はありませんでした。
そして昨年の6月20日。とても暑い日だったそうです。
いつものように猫たちに会いに行くと、クロちゃんが酷く咳き込みぐったりしているのを発見し急遽病院へ。
危ない状態だと言われましたが、そんな状態で診察後にまた暑い外へ戻すということは考えられず、けれどもすぐに家に迎え入れケアできるという地域猫仲間がその時は見つからず......。猫を飼ったことがない上にリスを飼っているYさんでしたが、後先考えず自宅に連れて帰ることを決めました。
その日からYさんの献身的なケアで次第に回復し復活したクロちゃん。体調が安定した後も定期的な服薬がしばらく必要で、外に帰すわけにはいかないということでそのままYさん宅で暮らし、今に至ります。

Yさん宅に連れて帰った翌日の写真ですが表情が落ち着いていますね
家に入った当初は貫録の体型でしたが徐々に減量し、現在もダイエット継続中。
名前は、初めて出会ったあの時に舐めていた思い出の商品名から取って、「ちゅ~るちゃん」へ改名。
一番の心配の種だったシマリス2匹との同居ですが、シマリス部屋と猫部屋を作り、シマリス部屋のドアを閉めきることで対処。それでもやはり、リスにとっては天敵である猫が近くにいるのはストレスではないか、そして人生初めての猫であるちゅ~るちゃんの気持ちも知りたいと思い、今回訪問アニマルコミュニケーションに応募してくださいました。

これまではシマリス部屋を閉めていましたが、シマリス部屋にはエアコンがなく閉めきると暑くなってきたので、隣接する部屋のエアコンの冷風を入れるために戸を柵に変え、目隠しの板を装着して対処
それではまずはちゅ~るちゃんにお話を聞いてみましょう。

さあどうぞ、何でも聞いてねと待ってくれています。お家に入ってからずっとお話するのを待ってくれていたんですよ。
「外にいるときはね、いい人だなって思った。最初、私を見て笑ってた。(微笑んでたという意)
6月20日のことは覚えてる。息が苦しくて体が熱かった。その後ここに来て、ここで暮らしてくか、いい人だしって思った。(覚悟ほど大きなことではないが心機一転、切り替えのような気持ち)
パパさんとも(夫婦仲)仲良いしね。
体調はいいよ。細々暮らしてる。あ、ごはんの量が欲しい。どっちかって言うとカリカリの方。」
お話するのを待ってくれていただけあって、次々と言葉が出てくるちゅ~るちゃんです。
お外暮らしについてはどう思う?
「ここでいいわ。外の暮らしはもういいわ。」
本心で未練が無いのが伝わってきます。外の暮らしはとても楽しかったそうですが満喫したので一切の悔いが無いのと、体調を酷く崩した時がきつかったようです。そして何よりYさんとの暮らしが心地いいのです。
リスさんたちのこと、どう思ってる?
「わたしは何とも思ってないよ。」
基本的に関心はないようですが、例えば暗がりでリスの動きを感じると本能が少し反応してしまったり、退屈な時に退屈しのぎの的になることはあるようです。
では次にシマリス2匹にもお話を聞いてみましょう。
Yさんは猫を飼うのは初心者ですが、リス歴は20年というベテラン! むすびくんは7代目でつむぎちゃんは6代目のリスさんです。
むすびくん、こんにちは! 今日はよろしくね。さっそくだけどちゅ~るちゃんについて、どう思ってるか教えてくれる?
「あぁ、下っ端な。あいつ信用できない。頭良いしな。それより早くここから出してくれよ!
あいつと仲良くできる方法? そんなのねーだろ。」
新参者のちゅ~るちゃんはむすびくんにとっては下っ端。そしてむすびくんはちゅ~るちゃんにさほど関心がないのが伝わってきます。そんなことより自分のことで頭がいっぱい。とにかく外に出て遊びたい、走りたいという思いでいっぱいです。とてもパワフルで生命力が溢れていて、発散が追い付いていません。
Yさんにお伝えすると、さっそく遊び方や遊ぶ時間の対応をされるとのことでした。

むすびくん 3歳
つむぎちゃんはちゅ~るちゃんのことどう思う?
「ちょっと怖い。いつまでいるんだろ? 食べられそう。
(ちゅ~るちゃんから見えないように)もうちょっと隠してほしい。
部屋の端がいい。木や枝葉で(ケージをとわたしを)隠してほしい。」
と話しながら、お部屋の端に移動したケージと、ケージに木や葉っぱを入れて鬱蒼とした森のようにした様子をイメージで送ってくれました。森のようにするのは難しいとのことで、巣箱を置く等の提案をつむぎちゃんに伝えて話し合い、レイアウトの変更が決まりました。

つむぎちゃん 5歳
つむぎちゃんは控えめで臆病、でもおしゃべりは好きな女の子。お話を終えて「ありがとう」と伝えると、「もう行くの?」と物足りない様子でちょっぴり寂しそうな表情になりました。
Yさんも一日にあったこと等、今まで以上にお話する時間を増やすとつむぎちゃんの心はもっと晴れやかになり、絆も深まり安心も増すのではないでしょうか。
ひとつ気になったのが、「いつまでいるんだろ?」という一言。
お迎えが急だった上に、ちゅ~るちゃんのケアとシマリス2匹を守る対策で、あっという間に月日が経ってしまわれたのだと思います。
つむぎちゃんは、ちゅ~るちゃんのことは十分に認識していますが、なぜ迎え入れるようになったのか、ちゅ~るちゃんのお迎えに当たってのつむぎちゃんとむすびくんへの思いと対策、そしてちゅ~るちゃんの紹介を改めてされた方がよいかと思います。
こういうことはいつからでも遅くはありません。昨年の6月20日に戻って状況と思いを十分に話して伝えることで、恐怖心が和らぎ安心に至ることもあります。もちろん日々の配慮や行動が伴っての安心ですが、Yさんの家族の一員として2匹に伝えて差し上げてくださいね。
シマリス部屋を閉めて話していると、「早くこっちに来て」と戸をカリカリして鳴いてちゅ~るちゃんの催促が始まりました。Yさんが「ちょっと待ってね」と伝えるとお返事をして自室に戻るちゅ~るちゃん。
ちゅ~るちゃんは声に出して伝えるタイプで、催促もお返事も相槌も会話も、声にしてYさんに伝えています。動画を載せられないのが残念ですが、ばっちり意思疎通できていて会話も成り立っていてすごかったです! 人と猫の声を出し合っての会話って楽しく微笑ましいですね。

Yさんとお話しするちゅ~るちゃん
最後に、ちゅ~るちゃんからYさんへ伝えたいことはありますか?
「う~んとね、何にしよかな。
いつもありがとう。わたしは幸せです。
いつまでも幸せでいたいです。
ここでいい暮らしさせてもらって本当にありがとう。感謝してます。
わたしは嫁に行くことはないから安心してね。ここでずっと一緒に暮らそうね。
ありがとう。」

こちらがちゅ~るちゃんのお部屋。部屋から出てきてお話しに来て、話し終わると自室に戻ることを繰り返していました。いいお部屋ね、ちゅ~るちゃん。
Yさんより後日談をいただきました。
つむぎの様子ですが、森ガール作戦の効果抜群で、安心できる場所ができたようで、昼間は隠れ家でリラックスして過ごしています。夜は今まで通りハンモックで寝ていて、自分なりに使い分けているみたいです。
むすびは、朝夕のご飯の時にお散歩タイムを増やしたところ、自分からリビングへ向かって楽しそうに走っています。以前のように興奮して私に飛びかかることも少なくなりました。
ちゅ~るはリス部屋の和室に入りたそうではありますが、無理矢理入ろうとはしなくなったかな?
むすびのお散歩タイムの遊びには付き合っているみたいです(笑)見ているこちらはハラハラしますけどね〜。ちゅ~るの「お嫁に行かないから」という文言はめちゃウケました!
この度はご依頼ありがとうございました。末永くお幸せに!
※「ちゅ~る」はいなば食品株式会社さまの登録商標です
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岩津 麻佳
2014年、ひょんなきっかけからアニマルコミュニケーターとしての活動を開始。落ち着いた語り口と外見からは裏腹に、動物たちのエピソードを時にユーモア交えて語ってくれます。
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