フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:豊島区雑司が谷霊園
<ヨモギおじさんを探せ>
4月中旬、池袋保健所経由にて雑司ヶ谷霊園に負傷猫がいると第一報が入りました。通報者は犬の散歩をしていた方でした。(通報、有難うございました。)すぐに駆け付けられず、通報から少し時間が経過していたこともあり、当該猫を発見することはできませんでした。通報者の方が撮影した写真を見ると一刻の猶予もないほどの怪我を負っているように見えました。
捜索と聞き込みを実施していくなかで、"ヨモギ"というオス猫であることが判明、通報者の方やヨモギのことを知っている方、近隣の方など色んな方が朝に昼に夕にと一緒に捜索してくれましたが全く姿を現さず、もう駄目かもと諦めかけました。そして1週間が経過した夕方、霊園内の餌場に現れたとの情報が!すぐに駆け付けるも、捕獲には至らず、その日は退散。次の日の夕方同じ時間に現れるだろうと推測し、準備していました。ところが近隣の方から「今いつものところでくつろいでいます。今がチャンスかも!」とお昼ごろに連絡が入りました!いそげ~とボランティアがタクシーで駆け付け地域の方にも手伝ってもらい、無事に捕獲完了。手伝ってくださった方が車を出して下さり、そのまま病院へ搬送しました。1匹の猫に対し、本当に多くの方が協力して下さいました。とても心強かったと共に嬉しかったです。
<ヨモギおじさんの現在>
約ひと月の入院を経て驚異的な回復をみせてくれたヨモギおじさんは大塚にある保護猫シェルターに入りました。オスなのに小柄でかわいい顔をしています。
人に対して威嚇することもなく、大人しく過ごしています。まだシェルターの中での居場所が見つかっていない様子ですが、これから少しずつ行動範囲を広げてくれると思っています。
同時に、もう少し人馴れが進んだら預かりさんや里親さんが見つかるといいなと思っています。
ヨモギおじさん、これからよろしくね!
<ご支援くださっているみなさまへ>
一匹の猫を保護するにはたくさんの人の協力が必要です。
同時に保護した猫が生活する場所が必要です。
現在、シェルターでは多くの猫が暮らしていますが、猫は単独行動を好む生き物です。
なじめない猫もいます、人に慣れない猫もいます。
一時保護をする場所として、また緊急な保護が必要な時、シェルターはとても重要な役割を果たしますが、猫は1匹~数匹で過ごす方が自然であると思っています。
シェルター運用の難しさに加え、地域猫の老齢化、飼い主の高齢化、多頭飼育崩壊、人員不足、などなど多くの課題を抱えています。
保護猫を迎える人・預かりボランティア・地域で猫の世話をしてくる人が増え、保護猫シェルターはいつもガラガラ、そして野良猫という言葉がなくなる日がくることを願っています。
保護猫に関心を持ってくださっている皆さま、共に保護猫活動を広めて参りましょう!
ご支援、有難うございました。大変、助かりました。
引き続き、SNSへの"いいね"等で応援よろしくお願い致します。
「NPO法人東京キャッツアイ」
https://tokyocatseye.com/