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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2025年02月17日

「にゃんぽみち」さまの活動レポート(2023年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:静岡県富士市 富士宮市

①例年、ゴールデンウィーク前後に、シーズン最初の保護があるのですが今期は、緊急な保護依頼もなく静かに過ぎていました。
ですが5月後半にもなるとポツポツと保護依頼があり、ちびっ子たちが来ました。
その中で、お外でご飯をもらっている母が産んだよつごがいました。
まだ小さく、ご飯をあげているおばあさんには少し慣れているとの事。
2匹ぐらい目がグジュグジュしていて1匹は、赤く見えて、ひどそうで気になってと依頼者さん。
早く治療しなきゃ目がダメになっちゃうかもしれないから捕まり次第、連れてきてくださいと言いました。
数日後、おばあさんに捕まえてもらいました。目がひどいから目薬をして、これで良くなったと。
よつごでしたが2匹しか捕まえられなくて先に2匹が来ました(ブルートーティ♀パプリカ  トーティーシェル♀クミン)
「目のひどい子、いますか?」「いると思う」「どの子かな?」見てみると、あぁ この子かな かなりひどい 黒目が見えない 結膜がすごい腫れてくっついちゃってます。

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これじゃ、すぐ点眼そしてヘルペスウィルスに聞くお薬も飲まなきゃ、癒着してなきゃいいなと、パプリカ♀はその日から懸命の治療が始まりました。

ご飯も良く食べ、おとなしいいい子で、もう1匹のクミン♀も炎症し眼球が白く濁ってます。
2匹とも治療開始し、とくにひどいパプリカ♀は毎日、何度も変化を見ました。
飲み薬が、ちょうどなく1日は点眼だけでしたが、それだけでも少し変化があり腫れがわずかに引いて隙間ができてきました。
投薬してからは日に日に良くなり、なんと3日目には腫れのひどかった結膜の上下が離れました。

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すごくうれしかったです。
ここまで来れば、もう大丈夫。パプちゃんの目は、さらに良くなって今では、全くわからないようになりました。
点眼、投薬と手がかかりましたが、治って本当に良かったです。
小さかったですが、そろそろ3ヶ月になる頃でかわいい盛りです

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​7月現在、里親募集中です。


②5月末、猫がたくさんいて「エサをあげないで」という看板がついていると聞いて、そこの猫たちが気になり遠方のある地区へ入りました。
町内を聞いて周り、猫たちがたくさんいるおうちもわかり尋ねました(7月現在は単身、男性)
行政に苦情を言われ悪者にされたようで、手術をお願いしましたが断られ途方に暮れました。
ですが諦めず何度か通って、やっと「飼い猫(外飼い♀)以外は手術していい。お金はないよ。」との事。
「仔猫は産まれてませんか?」「いないよ。」と言います。
通っているうちに仔猫が1匹いるのを見つけました。
おじさんが「目が片方、変になってた。」というのでええー?目?放っておくと目がダメになっちゃう。
何とか捕まえたかったですが逃げられてどこかわからず。

雨の日々でしたが翌日どうしても仔猫を捕まえて目を治してあげたいと出向きました。
探しても姿なく、あちこち探しやっと見つけました。
本人は見つからないように隠れていました。
やっと洗濯ネットを被せ捕まえられ帰宅。

怖がってシャー威嚇しました。驚いて動いてる間に塞がってた目は開いてました。 眼球は大丈夫、でも炎症がひどい。
そして怖いようでシャーシャー威嚇して怯えます。「だいじょうぶよぉ。」って何度もお話しして触りました

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この子も、目が治るといいなとお世話と治療が始まりました。
ご飯も良く食べて、目の炎症も日に日に良くなって、目の大きさがビッコになっていましたがそれも治って、すごく可愛い子になりました。
あんなに威嚇してシャー子でしたが、のどをゴロゴロ♪してくれるようになりすっかり慣れてくれました。
名前をききょう♀と付けました。

かわいくてたまらない、ききょう♀
ウィルス検査を受けるとエイズ擬陽性でした。免疫力を高めようとインターフェロンをして再検査する頃には陰転することを願っていました。
同じぐらいの大きさのお友だちを一緒に遊べなくて一人遊びしました。早く一緒に遊べるといいな と想いながらの毎日。
ケージから出ると楽しそうに部屋中を走り回って、うれしそうなききょう♀元気いっぱいでした。

スクスク育ってエイズが陰転して、おうちを見つけて幸せになってほしいと思って育てていましたが。
その後、知り合いから保護依頼があり受け入れした仔猫たちが感染症になっていたことがわかりました。
ききょうを入れて生後2ヶ月齢の、うちにいたチビっ子たちは急いで1回目のワクチンを接種し祈るような気持ちで過ごしました。
直接の接触はありませんでしたが別部屋での完全隔離期間を持たなかったので免疫力の弱いききょう♀は感染してしまい何とか助けたかったのですが必死の治療もむなしく逝ってしまいました。
安心安全である場所でならなければいけなかったのに、何も悪くないのにききょう♀を死なせてしまったことをとても悔やんでいます。
「ききょう♀、守ってあげられなくてごめんね。ききょう♀が大好きだったよ。」

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今後は必ず別部屋での隔離期間を設け、特にワクチン未接種の小さい仔猫がいる時は細心の注意をして気をつけていきます。
今回、ききょう♀が教えてくれたことを、これからはしっかりやっていきます。


<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも、しっぽのついた子どもたちの事を想っていただき、ありがとうございます。
保護した子の治療、高額な薬や検査代などで医療費がたくさんかかりますがご支援いただいているので迷わず受ける事ができています。
大きな事はできませんが今後も、できることをやっていきます。
保護場所である自宅を清潔はもちろん、愛情溢れるだけでなく、多くの子が出入りするのでいろいろな可能性も含め隔離期間を設け安心安全の場所にしていき、幸せなご縁に繋げるようにしていきます。
どうも、ありがとうございます。



「にゃんぽみち」
https://nyanpomichi.me/
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