フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:仙台市太白区
4月末に里親が決まった仔猫の保護現場の状況を相談者さんへ確認すると、まだママ猫の避妊ができていないと報告を受け、急ぎ動く事になりました。
3月末の時点ではママ猫1頭の未避妊、外猫5頭の未不妊との情報でしたが、4月末での再確認時には、メス5頭、オス5頭、仔猫7頭、外猫5頭と状況が一変、大至急、捕獲の準備に取り掛かりました。
5月中旬、6月初旬の2回で全頭の不妊を終える事ができました。
結果、メス6頭、オス3頭、仔猫15頭、外猫6頭の多頭飼育現場となりました。ママ猫4頭、仔猫15頭を保護し、現在里親に繋いでおります。
メス猫1頭の未避妊と言う認識の甘さ、6か月未満は妊娠しないと思っている知識不足。
啓発に留まらず、啓蒙活動を進めていかなければと痛感した現場でした。
2023年2月に顔に深い傷を負い保護したサバ白のオス猫(愛称コブ兄)。2022年に頭に大きな瘤があり、水頭症と分かり保護したオス猫(愛称コブ)。同じ現場での保護だった事、声、顔、カラーも似ている事から、兄弟だと判明。水頭症のコブが余命が短いと言われていた事もあり、再会できた事に、メンバー一同大喜びした事を思い出します。
2024年6月現在、コブは寝たきりの状態ではありますが、食欲もあり、声がけにも答えてくれ、とても穏やかに過ごしています。
コブ兄は、保護時に腎臓の数値が少し悪く、補液、定期検査で、日々元気に過ごしておりました。今年に入り急に数値が悪化...。生きているのが不思議なくらいの数値だと宣告されました。補液、投薬と投与量の調整をしながら、弱さを見せないコブ兄の姿に、驚いていました。2頭が再会した当時は、コブ兄と一緒にコブを看取る事を想像していた私たちでしたが、6月に入り、すっかり弱々しくなってしまったコブ兄の姿に、先にコブ兄を看取る事への覚悟を決めた矢先...虹の橋へ。
この2頭の兄弟の生きようとする強さ、代表が命を諦めたくないと言う姿勢と想い。外で産まれ、外で生きる過酷さ、1年保護が遅れた事で、腎不全になってしまったのではないか...と言う後悔。コブ兄が見せてくれた生き様を、1つ1つの現場に、もっと深く入り込み、状況の確認を怠らず、真摯に向き合う事で、返していける様、活動していきたいです。
スプーンでお口の前にご飯を集めると、横になりながらも自らの力でご飯を食べているコブ。
人馴れしていないコブ兄は、網の中に入れてバスタオルで顔を隠して捕液をしていました。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも愛すべき野良猫の会を応援して下さりありがとうございます。
多頭飼育崩壊現場が後を絶たない状況が続き、保護頭数も年々増加しております。
皆様からのご支援のおかげで、現場に駆け付け迷わず保護する選択ができております。
ありがとうございます。
今後はもっと不妊の活動を広げられる様、努めて参ります。
変わらぬご支援、よろしくお願い申し上げます。
「愛すべき野良猫の会」
https://aisubekigonmama.amebaownd.com/