[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

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実施場所：北海道天塩郡天塩町

【天塩町　犬の多頭飼育崩壊からの引き取りとその後】



当会のある長沼町から高速道路を使っても往復8時間かかる最北端の稚内市に近い道北の町、天塩町。12月9日、当会は2023年2月から関わっている留萌振興局管内の天塩町の多頭飼育崩壊の犬の引き取りと犬たちのいるD型ハウスの壁が爆弾低気圧の影響で壊れたままになっていると伺い、修繕のための準備もして早朝に天塩町に向け出発しました。



天塩町は、日本海側からの風が1年中強く吹いている地域です。夏の間は風があることによって犬たちも涼しいのですが、冬はこの風によって体感温度が下がり、外にいる犬たちにとっても生死に関わるほどの過酷な環境です。また、犬たちは思うように暖もとれないので修繕が急がれる状況でした。厳しい日本海の強風の吹く場所で、犬たちが寒さに耐え必死に生きていると思うと、居てもたってもいられませんでした。幸い留萌振興局と天塩町役場の担当の職員の方も一緒に作業をしてくださったので大変ありがたかったです！



これまでの経緯ですが、2023年2月に留萌振興局の担当職員の方から、この多頭飼育崩壊の詳細な相談が入り、同行させていただき犬の個体確認の現地調査を行ってきました。その時点で確認された犬の頭数は、成犬、子犬合わせて47頭でした。(放れている犬も数知れずいたようでした。)
3月初旬には、現地で3日間かけて、係留されていた犬や捕獲出来た犬の不妊手術を手術車で一斉に実施しました。その後は、当会での引き取りや他の愛護団体さまのご協力、行政機関での譲渡もあって、12月中旬での犬の頭数は、係留された犬6頭と放れている犬4頭程度となりました。ただ、手術の時に放れていた犬など当日いない犬もいたため、全頭の個体確認と不妊手術を終えていない犬が数頭残っているのが課題です。せめて数頭でもこの環境から救い、新たな家族を見つけてあげたい思いで、当日は成犬3頭を引き取りました。



1日でも早く温かい家庭に迎えられることを願い、引き続き尽力してまいります。

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「人や社会に慣れていない　保護犬との暮らし方」の講座開催



11月19日(日)、札幌市創成スクエアで「人や社会に慣れていない　保護犬との暮らし方」の講座を開催いたしました。逃がさない飼育管理方法や注意点、対策、不妊手術のメリット、保護犬との関わり方、信頼関係を作る大切さ、事故から犬を守るために「オスワリ・マテ・呼び戻し」などの基本的なしつけが大切であることなど、問題点や課題を項目別に整理してお伝えしました。本講座は、一般的な犬の飼育方法の講座とは違う講座でしたが、まさに保護犬の飼い主さまが知りたかったことが詰まっていた講座でしたので、受講された皆さまは、熱心にメモを取って真剣に受講され、会場内が悩みや意識を共有し、共感できる空気感がありました。そして、我々も含め、保護犬の譲渡を行っている行政機関、愛護団体、個人のボランティアも、犬を救い譲渡するだけでなく、より良く暮らしていけるようにフォローアップする責任を強く持たなければならないと思いました。


＜ご支援くださっているみなさまへ＞
皆さまのHOKKAIDOしっぽの会へのご理解とご支援に心より感謝申し上げます。
行き場を失った犬猫たちを保護し、医療費をかけて模範となっていただけるような適正な飼い主さんに繋いでいけるのも、皆さまからのご支援があってこそです。
犬猫の問題は、無責任な人間側にあり、犬猫たちは翻弄され犠牲になっています。
当会では、1頭でも行き場のない犬猫を減らすために、保健所から譲渡された犬猫や飼い主のいない猫を保護された方に不妊手術の助成金を援助する活動も行っています。
当会での保護活動のみならず、広く社会から行き場を失う犬猫がいなくなるよう啓発活動にも力を入れています。
また、動物虐待や不適切な飼育が確認された際には、行政機関と協力をして問題の解決に取り組んでいます。
動物の命も尊く扱われ、「人と動物が共生する幸せな社会」が実現しますよう引き続き応援ご支援いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします！

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「認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会」
https://shippo.or.jp