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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2023年08月28日

「特定非営利活動法人HEART」さまの活動レポート(2022年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:徳島県

いつもご支援いただきまして、心より感謝申し上げます。
今年も皆様のおかげで沢山の動物と動物問題で困っている方を支援することができました。また、私たちが運営するスペイクリニックでも沢山の猫を避妊去勢手術することができました。そして、猫の手術頭数が開院して4000頭を超えました。今年もいろんなエピソードがありますが、二つほどご紹介させていただきます。

まず一つ目は、管理センターから保護した子犬のエピソードを紹介させていただきます。
当時引き出す予定の子が管理センターで数頭待っていたので、この子たちを迎えに行った際に,初めてこの野犬の子犬に出会いました。この犬は、野犬の子犬で重度の皮膚病を患っていました。職員に確認したところ寒い時期と怖かったせいか、食欲もなく弱りきった状態でした。
私たちは、直ぐに病院へ連れていかなければ命が危ないのではということを職員と話し合い、引き出す予定ではありませんでしたが、この子犬も一緒に連れて帰ることにいたしました。そのまま動物病院へ向かい診察したところやはり低体温で放っておけば明日にでも亡くなっていたかもと診断されました。あの時他の犬を迎えに行って、この野犬の子犬に出会い、命を繋ぐことができて本当に良かったと思いました。
私たちはこの野犬の子犬の名前をアイオンと名付けました。こちらに来て体力もつき皮膚病も回復しました。

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ただ、やはり野犬の子犬で体力がつくと人馴れはできていませんでした。少し時間がかかりそうですが、ゆっくりとアイオンのペースで人に慣れてもらい、新しい家族を見つけてあげたいと思います。

もう一つのエピソードは、山間部で30頭以上の犬を飼育している高齢者の方の支援です。
こちらの方は、山の麓で捨てられる犬を拾い続けている方で、年齢は80歳を超えていました。
ただ、高齢なこともありいつ飼育ができなくなるかという相談を受け、現場に伺うと約30頭の犬たちが元豚舎の中で生活していました。不妊手術されていないため子犬も何頭かいました。

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私たちは、飼い主が飼育困難になり、犬たちが行き場を失って保健所に収容される前に保護することにしました。こちらの収容スペースも一度に引き取れるほど余裕がないため、相談を受けた際にいた成犬たちを避妊去勢手術し、これ以上増えなくし、施設のスペースが空くたびに順次保護していくことにしました。

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現在までに、成犬13匹と子犬12匹を保護しています。多頭せ里親を見つけながら、最終的に全ての犬をこちらで引き取る予定で現在も保護を続けています。

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<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援いただきまして、心から感謝を申し上げます。今回も沢山の動物たちを救うことができました。動物愛護管理センターより処分対象の動物たちを救えたことは本当に嬉しく思っております。また、スペイクリニックでも沢山の野良猫のTNRの対応することができ、避妊去勢手術の考えが広まっていることにも嬉しく思っております。また、多頭飼育崩壊前に、一度に全頭手術することによって繁殖を防ぎ、崩壊を予防できたことも嬉しく思います。これも飼育するだけで精一杯の飼い主の手術代を皆様のご支援で補えることができたからだと思います。本当にありがとうございました。
最後に、これからも動物たちを救うための私たちの活動を見守っていただけると幸いです。



「特定非営利活動法人HEART」
https://www.heart-tokushima.com/
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