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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2023年02月27日

「NPO法人犬ねこみらいサポート」さまの活動レポート(2021年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:熊本県

4月下旬。居酒屋にエサを食べにくる盲目の野良猫がどうやら妊娠しているようだ、という相談がありました。
この時期になると毎日のように保護依頼や相談の連絡が入ります。すでに当会の保護頭数はキャパオーバーしている現状から、堕胎してTNR、という方向も考えました。
でも、悩む時間はありません。
保護しなければ母子ともに無事ではいられないかもしれない。
生まれたとしても盲目の母猫が外で子育てをできるのだろうか。
そもそも盲目の猫が地域猫として生きていくことは厳しい。
とにかくまずは保護、と決意し、すぐに病院に連れて行きました。
結果はやはり妊娠。
胎児はかなり成長している様子。母猫は推定2〜3才とのこと。
そして、人慣れしています。野良猫とは思えません。
盲目の妊婦猫はどういう経緯で野良猫になったのでしょうか。
そして保護して早々の2日目の早朝、「ピー!」と鳴き声が!
時間をかけて6匹を出産。
一匹一匹丁寧に体をなめて愛情深げに母乳を飲ませています。
その姿に胸をうたれました。保護に踏み切ってよかったと思えました。
リトちゃん、という仮名にしました。

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盲目の野良猫が妊娠。そんな過酷な生活の猫たちが1匹でも減るように、TNRと譲渡促進を両方ともさらに徹底していこう、とあらためて決意するきっかけをくれたリトちゃん。
子猫たちは1回目のワクチンを打てる時期になったら譲渡会に参加させます。

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そしてきっといつかリトちゃんも、ずっとの家族が見つかると信じてお世話をしていきます。
まずは、母子ともに順調に健康を保てますように。

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<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援をありがとうございます。
当会は、熊本最多のTNR実績数(年間700頭以上)であり、不幸な命をすこしでも減らせるよう尽力しています。譲渡会の積極的な参加など、譲渡促進にも努めております。
ですが常にキャパオーバー気味の状況が続いております。
リトちゃんのように、多額の医療費をかけなくてはならない猫、譲渡が難しい状態の猫も多数保護しています。
私たちの活動は、皆様のご支援がなくては継続できません。どうかこれからもあたたかいご支援をお願いいたします。



「NPO法人犬ねこみらいサポート」
http://www.dogcat-mirasapo.com/
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