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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

岩津さんに聞く!

2022年12月09日

アニマルコミュニケーター岩津さんに聞いてみよう ~猫の里親譲渡会(前編)

みにゃさま、こんにちは。

11月13日に開催された、神戸猫ネット×フェリシモ猫部共催の猫の里親譲渡会。アニマルコミュニケーターとして参加猫さんからお話を聞いたり、里親さんと保護猫さんのマッチングのヒントになるようなお手伝いをと思い、参加してまいりました。
これ以前の譲渡会参加は、なんと8年前。(その時のブログはこちら
久しぶりの参加でしたが、神戸猫ネットさんに快く温かく迎えて頂きました。感謝申し上げます!
では、当日の猫さんたちの様子です。

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2岩津さんからのシータちゃん.jpg
シータちゃん(5ヶ月)

「早く終わらせて! いったいこれは何なの!」
譲渡会と分かってはいるけど、イライラぷんすか美猫のシータちゃん。ところがアピールポイントを聞くと、伏せていた頭を起こし目をぱっちり開け、「この目!」と一言。余裕ですね(笑)。


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カブトくんとちまきちゃん(6ヶ月)

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カブトくん

「ぼくの妹なんだ。すごく大切にしてるんだ」と、ちまきちゃんを紹介してくれました。まだ生後6ヵ月なのに頼もしいお兄ちゃんです。その妹のちまきちゃんは、「助けて! 早く終わって!」と、早く帰りたくて仕方ない様子でした。


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かいくん(6ヶ月)(ふうくんと兄弟)

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ふうくん(6ヶ月)(かいくんと兄弟)

こちらの兄弟は5、6回譲渡会に出ているけれどなかなか里親さんが決まらず、それを2匹はどう思っているのか知りたいとのことで聞いてみました。

かいくん「ぼくらにはどうしようもできない」 
ふうくん「連れてこられてるだけだし......」
確かにその通り......。ごもっともなお返事でした。


7ないくん.jpg
ないくん(2.5ヶ月)

日中は抱っこしようとしても逃げるのに、夜は保護主さんの顔にぴったりくっついて寝るないくん。なぜ昼間は逃げるのか知りたいとのことで、ないくんに聞いてみると、

"男は多くを語らず"と、まだ3ヵ月にも満たないのに、まるで昭和の男! のような男らしさ。
日中は他の猫たちの目もあって、甘えるのが恥ずかしいようです。体裁を気にするないくんにとって、甘えるというのは男らしさと正反対にあること。そして、お天道様の下ですることではないそうです。大好きな人とのいちゃいちゃ甘えん坊タイムは、日が落ちてみんなが寝静まってから、というなんともかわいらしいないくんでした。


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ごまだれくん(4~6歳)

個人的に非常に好みのタイプで、会うのが楽しみでした。ケージの横に立てかけてあるごまだれくんプロフィールには「走れるぽっちゃりおじさん猫」と書いてあり、ますますタイプ!(笑)。

ケージを覗いて声を掛けてみましたが、一緒に入っているエンくんとぴったりくっついて伏せ、黒い毛玉のようになっていてお顔が見えません。声を掛け続けるよりは一旦離れた方が良いと思ったので、会場をゆっくり一周して戻ってくると少しですが目が合うようになりました。耳はよく動き声はしっかり届きます。
このごまだれくん、保護主さん宅の先住猫さんになかなか受け入れてもらえないようなのです。そんな暮らしについて聞いてみると、

「帰っちゃだめなの?」
と困った目で訴えるように言いました。
「帰る」というのはお外暮らしに戻ることです。
家の中で息を潜めることも多いので、慣れたお外に戻ってストレスを発散したい、深呼吸したいと伝わってきます。 保護主さんの申し訳ないというお気持ちが伝わってきて、私も胸が痛くなりました。
お家に入りたい猫もいますが、そうでない猫もいる。幸せや喜びは人と猫では異なるところがあり、猫も個々で多少異なります。人と猫がわかち合い、譲り合って、真の共生がすぐにでも叶えばいいですが、その道のりで止むを得ない状況もまだまだあります。

保護をするということは猫の思いも含め、その猫の今・過去・未来等のすべてを請け負い、受け入れる活動なのだと思います。保護した猫のそれだけでなく、猫という種の存続への関与も生じます。「人と猫とが共生できる街を目指して」をモットーにされている神戸猫ネットさんは、今ある目の前の事だけでなく未来へと続く人と猫の共生を考え進んでおられます。

今回の譲渡会で神戸猫ネットの代表さんにいろいろお話を伺いましたが、「猫だけでは幸せにはなれない。私たち人間が幸せでなければ猫の幸せ、共生は叶わない。」という言葉がとても印象的でした。これは猫だけでなく私たち人と共に生きる全ての動物に通じることと思います。人の幸せは猫を含むすべての動物の幸せに直結すると私も常々思い、自分の幸せに責任さえも感じることがあります。


~後編に続きます~


会場でたくさん声を掛けて頂き嬉しかったです。ありがとうございました。
雨模様の一日でしたが57名の来場者さんがあり、45匹中18匹の猫さんに家族の一員となるチャンスが恵まれたそうです。

そして、今年一年ありがとうございました。
来年も猫さんたちの思いやNNN(ねこねこネットワーク)情報を皆さんにお伝えしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます(=^・^=)



フェリシモ猫部からのお知らせです。
「岩津さんに聞く!」コーナーのブログ更新は、月一回、第二金曜日です。 次回のブログは1月13日(金)の公開予定です。
1月は新年のご挨拶のため、今回の続き(後編)は2月10日(金)にお届けします。


■ Instagram→asakacyama


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※当選の場合はご応募から1ヵ月以内にご連絡いたします。
※感染の状況次第で今後の訪問範囲を広げる予定です。
※感染拡大した場合は再び訪問を休止します。


※岩津さんへのお仕事の依頼や、お急ぎの方は岩津さんまで直接ご連絡ください。
お問い合わせ先はこちら⇒animal & spirit communication
※こちらからお問い合わせいただいた場合は、猫部ブログの取材対象にはなりません。


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アニマルコミュニケーター岩津さんに聞く!

岩津 麻佳

2014年、ひょんなきっかけからアニマルコミュニケーターとしての活動を開始。落ち着いた語り口と外見からは裏腹に、動物たちのエピソードを時にユーモア交えて語ってくれます。

HP

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