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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2021年09月06日

「宮城県犬猫里親探しの会 バトンタッチ」さまの活動レポート(2020年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:宮城県遠田郡

 今年も、多頭飼育崩壊に関わった件数が多くありました。
特に全国ニュースにもなりました宮城県亘理町のヤギ41匹、犬49匹猫6匹をビニールハウスのなかで飼育していた男性が劣悪な環境で飼育していたということで動物虐待の罪で警察に捕まり、その中で飼育されていた犬8匹を引き取り里親探しをしました。

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犬たちはガリガリに痩せてはいなかったものの、ビニールハウスの糞尿の中で育ちましたので、人に慣れていず、ビニールハウスの中だけで5年以上も生きていたため社会性が無く、

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まずは人慣れ修行と人間と生活を共有するため散歩の訓練から始めました。

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首輪もリードも付けたことが無く繁殖を繰り返してきたので、何もかもが恐怖でおびえる中、少しづつ散歩の楽しみを感じさせ、人間を信じるように毎日が努力の日々でした。
また、人に慣れていない犬が逃げたら野犬になって今度は繁殖を繰り返して野犬が増えることにつながることも考えて連れてきた犬たちは、みなさまからのご支援のおかげで早急に避妊去勢をし、ワクチン接種、ノミダニ予防などすべきことを終えることが出来て、里親募集をすることが出来、結果、出戻りなどもありましたが現在、7匹が里親決定することが出来ました。
そのことが話題になり、宮城県の2社の報道番組にて取り上げていただき、多頭飼育崩壊とは又、多頭飼育崩壊に陥らないようにするためにはというテーマでテレビ番組にてバトンタッチとして世間の皆様にお伝えさせていただくことが出来ました。

 避妊去勢には、費用が掛かるので、多頭飼育する前にきちんと飼い主が自覚ある行動をしてもらえるための良い指針となってくれたように思います。



<ご支援くださっているみなさまへ>

まだまだ多くの多頭飼育崩壊現場が全国にあり、犠牲になっている犬猫がたくさんいる現実がありますし、このコロナ禍の中で、一般の方でも、自宅に居る時間が多くなり犬猫を求める方々が多くいるので、その方々が、さらに多頭飼育にならないよう私たち愛護団体は声を多く発して注意喚起を呼び掛けていくつもりです。
ご支援者の皆様のおかげで、多頭飼育崩壊現場から保護した子達に十分な医療を掛けてあげることが出来て、本当に心から感謝しています。
これからも、多くの悲惨な状態の犬猫と遭遇することになるかと思いますが、フェリシモへご支援をいただいた皆様のお力のご協力を得ながら、バトンタッチとして誠意をもって関わっていきたいと思っています。
これからも、フェリシモを通じて、人間の救いを求めている犬猫を救っていくつもりですので、これからもご協力よろしくお願いいたします。



「宮城県犬猫里親探しの会 バトンタッチ」
http://batontouch.chu.jp/
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