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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2020年08月18日

「淡路ワンニャンクラブ」さまの活動レポート(2019年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:兵庫県洲本市

海に囲まれている淡路島。
漁港などでのんびりと日向ぼっこをしている猫たちを想像されますが
実際は悪天候で体調を崩し病気になる子、釣り針やワイヤーなどで怪我をする猫、
食べるものがなく餓死する子など、悲惨な状況があちこちで見られます。
また猫に寛容な方もいれば、敵視する方もいます。

ある漁港では猫嫌いの方が多く、以前から虐待の噂がありました。
昨年の8月、脚をマヒしすでに硬直した子猫が保護されました。

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保護された子猫。

交通事故などにあってから、時間が経っているようです。

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脚が硬直していました。

痛い目にあったにも関わらず、とても甘えん坊なにゃん太郎。
目が合うと、手をぐーぱー、ぐーぱーと、ふみふみが止まりません。
10月、硬直した左脚の断脚手術を受けました。

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ご機嫌に、手をフミフミしています。

お腹も強く打っていたようで、左の腎臓につながる尿管が裂けており、
お腹の中に尿が漏れていました。
淡路島では高度な検査・手術をする病院がありません。
大阪の病院で手術を勧められましたが、検査や手術には多額の費用がかかります。
また大阪の病院まで搬送するボランティアスタッフがいないことから、
なかなか踏み切れませんでした。

そんな時、以前高齢な猫を迎えてくれた里親様から、
「しばらく預かりをして、手術への搬送もします」というお申し出をいただきました。
里親様からの後押しと、たくさんの方からのご寄付により
12月、無事に左の腎臓摘出の手術を受けることができました。

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手術後のにゃん太郎

ボランティアだけでは手術を受けさせてあげることができなかったかもしれません。

にゃん太郎の右の腎臓にも結石があり、継続した検査と経過観察が必要です。
もし石が詰まってしまったら、緊急な手術が必要になります。

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そのようなこともご理解してくださる里親さんが、現れることを願っています。

冬の子猫の少ない時期は、成猫の譲渡のチャンスでもあります。
猫エイズ陽性の猫、人にあまり慣れていない猫たちもたくさん保護されていますが
どの子にも里親様が見つかるよう、スタッフ一同努力していきたいと思います。

毎日の活動ブログ
「あーもんさんちはニャンとも幸せ」
https://aamonndaisuki2.blog.fc2.com/


<ご支援くださっているみなさまへ>

状態の悪い猫、怪我や病気のため入院・手術が必要な猫が多く保護されました。
その時に必要な医療を受けることができましたのは、全国の皆様のご支援があったからです。
未だに猫は外に出す、不妊手術をしない、子猫が産まれたら山や海に捨てることが
珍しくない、淡路島です。
不幸な犬猫を減らすため、継続した活動をしていきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。



「淡路ワンニャンクラブ」
https://www.awaji-wannyan.jp/
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