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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

猫又トリップ

2019年07月10日

22歳に成長したご長寿猫のパワフルな猫生

22歳のご長寿猫がいるとの一報を受け、いざ千葉へ! 飼い主の浩子さんとお母様に「らん」のことをいっぱいいっぱい語ってもらいました。

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THE ご長寿猫の凄み!



保護猫たちとの暮らし


らんはキジトラの女の子。年齢は22歳と2ヶ月、どんな猫生を送って来たのでしょうか? らんは千葉県の某所、ゴミ置場で浩子さんによって保護されました。それは、友人宅へ遊びに行っていた帰り道でのこと。子猫の声が聞こえてきて、らんの姿はすぐに目視できたのですが、鳴き声はさらに大きくなり、まるで何かを訴えている様子だったと言います。気になってゴミ置場を凝視すると、なんと! ビニール袋に入れられ捨てられた別の猫の姿が! これはダメだとすぐに紐を解き、解放。らんは、きっとこのことを訴えていたんですね。二匹には見た目の大きさの違いがあり、血縁関係があるのかはわかりませんでしたが、きっとらんにとって大事な存在だったんでしょう。こうして黒白猫「コナン」も同時に保護することに。浩子さんがすぐに保護するという行動に出たのは、過去にも子猫を保護して家に迎えた経験があったからです。お母さんも拒むことはありません。その時の三毛猫「セツラ」(8歳・女の子)の時と同様に、暖かく迎えてくれました。

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保護した直後のらん。

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現在のらん。

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尻尾に特徴あり。幸運の鍵しっぽ!


セツラはらんの面倒をよく見てくれたので、らんはすぐに家に溶け込みました。育ての親であるセツラは虹の橋を渡りましたが(享年18歳)、その後、ご縁があって新たに3匹が加わり、一時は5匹の大所帯に。セツラから授かった教えを胸に、あとから来る猫に対しては優しく接していたらんでありました。

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一方、客人に対しては慎重ならん。

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そんな時はお母さんと一緒に!

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浩子さんに抱かれて良いお顔に。




気になる健康の秘訣


それまで病気もせず健康だったらん。5年前に「のの」という猫が虹の橋を渡り、その後から夜鳴きが酷くなったことを心配し、連れて行った病院の検査で「腎臓」もよくないと診断されてしまいます。すぐに補液の処置が始まりましたが、悪くなった腎臓がよくなることはありません。どれほど緩やかに下降するのを抑えるのかが課題で、今でも2日に1回は自宅で補液を施しています。そして22歳と2ヶ月、連載でも久々の20歳オーバーの猫。ご家族によるケアとらんの生命力に脱帽です。

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こたつの下がらんの定位置。

夜鳴きの方は、ある方法で落ち着きました。らんは一人になったことがないことに浩子さんは気づき、新しい猫を迎えることにしたのです。この日、その「とわ」(5歳・男の子)は、お母さんのベッドの下にご籠城。残念なことに姿は見られませんでした。とわは、客人が苦手なシャイボーイとのことです。

とわが来てからすぐに、らんの夜鳴きは収まりました。ご長寿猫(当時らん17歳)に子猫を迎えることは一種の「賭け」でしたが、生活に緊張感が生まれ「負けるもんか!」と奮起したようです。また19歳の時に、部分麻酔で腫瘍(良性)を取り除く手術をするのなど、この小さな体(2.4kg)でなんとパワフル! 「とわが来てかららんは強くなった。」という浩子さんの言葉に深く頷くドイでありました。

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お?どこへ行く?

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浩子さんの部屋でリラックスモード。




大事な食事について


らんの食事時間は決まっていません。寝て過ごす時間が多くなっても食事は楽しみの一つであることに変わりません。年々、味のこだわりも強くなり、飼い主さんも手を替え品を替え尽くします。そして、ベストがこの三種、「毛玉トータルケア アダルトチキン(ニュートロ)」「消化器サポート(ロイヤルカナン)」「去勢後〜7歳頃までの雌猫(ロイヤルカナン)」をミックスしたドライフード。こちらがメインです。最近、便秘問題を抱え動物病院へ行くことになり、「消化に良いものを与えてください」と獣医師からの指示もあり、この配合になりました。また朝晩、ヨーグルトにオリーブオイルをかけて与えることも必須でこれは便秘改善に効くとのこと。便が3日出なければ病院へ。これほどトイレ掃除がドキドキするものになろうとは......。ご長寿猫飼いならではのエピソードですね。

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おやつも食べるよ。



ご長寿猫を育む環境


先住猫のセツラの寵愛を受け、後からくるものを拒まず(とわは例外なのか)、一時5匹になった時には猫たちの間で一目おかれる存在だったらん。また、後から加わったののが虹の橋を渡ったときの喪失感が夜鳴きとなって現れたシーンにはグッと来ます。そして、猫生初めての1匹になった所のカンフル剤「とわ」は良薬になりました。ただ、2匹はあまり仲が良くないそうなんですが、何が効くかはわからないものですね......。今回、浩子さんと獣医師との良好な関係、連携も見事だなと思いました。識者から意見を受け、飼い主が判断を下す。良い動物病院、獣医師に出会うというのもご長寿ライフにとって欠かせないものですよね。今は月1の通院で、らん・浩子さん・獣医師の三者会議がこれからも続いて行きます。らんさん、これからもお元気で!

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猫たちとの大切な思い出。写真っていいね。


写真

猫又トリップライター紹介

ケニア・ドイ

1972年兵庫県生まれ。ほとんど犬猫カメラマン。著者に「ぽちゃ猫ワンダー」(河出書房新社)、「じゃまねこ」(マイナビ出版)がある。新刊「ご長寿猫がくれたしあわせな日々~28の奇跡の物語~」祥伝社より絶賛発売中。現在、黒背景で行うペット撮影会「ドイブラック」を全国で展開中。

http://kenyadoi.com

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カテゴリ: 猫又トリップ
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みにゃさまのコメント

らんちゃん22歳.誰もが憧れる猫又様。
「死ぬまでは、ちゃんと生きるから」これは人も猫も同じなのですよね…
らんちゃん、元気で記録を更新して欲しいなぁと願います。

by miko 2019-07-10 22:08

うちには19歳を迎えた タイツという女の子がいます。
15歳の時には 目指せ!20歳! でしたが 今は 目指せ22歳!
です。
らんちゃんを目標に ゆるりと生きてほしいです。

らんちゃん とても22歳とは思えぬお顔。
まだまだ 記録更新してください。

by たいつ 2019-07-11 09:13

らんちゃん、すごく可愛い。全然歳を感じさせない。。うらやましい笑
うちの子は9月で21歳のオスにゃん。30歳迄はノルマだと言い聞かせてます。

by いっくん 2019-07-11 11:02

我が家は、いま21歳3ヶ月
昨年兄弟猫を見送ってから、やはり夜泣きが始まりました。新しい家族を迎える事も検討しましたが、なかなか踏み切れない状態です。
ワクチンとか食事とか、ご長寿さん増えてきたいまコミュニティあれば良いのにと思います。
みんなで、猫又目指して越して長生きしてね

by 旱天慈雨のカエル 2019-07-12 11:30

らんちゃん、若々しい!猫はどんなに歳を重ねても、可愛いですね✨
皆様のコメントから、20歳超えの猫ちゃんって結構いるんだぁ(!!)と、びっくりしました。うちはまだまだ若輩者ですが、20歳を目指して頑張っていこうと思います。

by さび茶風 2019-07-12 19:43

現在、19歳になりました。前のマコは17
歳でお星さまになりました。やはり腎臓が悪くなって‼️現在、11歳と10歳と9歳がいます、

by しろちゃん 2019-07-13 11:18

ご長寿猫、大切に育って、良い話です。吉野孝広は、猫は、飼っていませんが、生きている動物は、好きです。

by 吉野孝広 2019-07-13 15:38

mikoさんへ
22歳(にゃんにゃん歳)、憧れますよね。
人間で言うところのシャンとしたおばあ様って感じで。

by ケニア・ドイ 2019-07-20 12:34

たいつさんへ
猫のタイツさんはタイツを履いたような柄なのでしょうか?
そこがとっても気になります。
みにゃさんで健康後長寿猫を目指していきましょう!

by ケニア・ドイ 2019-07-20 12:36

いっくんさんへ
21歳でもすごいことなんですよ。30歳迎える頃に取材させていただきたい!

by ケニア・ドイ 2019-07-20 12:38

旱天慈雨のカエルさんへ
みにゃさんすごいですね。ここまで高齢猫社会を感じるコメント欄は初めてです。
夜鳴きですか。甲状腺機能亢進症も心配ですね。
今回は好例ですが、新たに猫を迎えるかどうかは一種の「賭け」ですよね。
すごくわかりますー

by ケニア・ドイ 2019-07-20 12:42

さび茶風さんへ
自分が思っている以上に高齢猫社会が進んでいるのかもしれません。
びっくりですよね。
今回の記事で120話なのですが、20歳オーバーの猫の登場回は1割程度ですからね。
うちも到達したことのない20歳目指します!

by ケニア・ドイ 2019-07-20 12:45

しろちゃんさんへ
うちの猫も腎臓でした。(享年17歳)
なので今の猫たちには早めに腎臓フードの切り替えようと思っています。

by ケニア・ドイ 2019-07-20 12:52

吉野孝広さんへ
コメント、ありがとうございます。

by ケニア・ドイ 2019-07-20 12:54