ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2019年07月23日

「たんぽぽの里」さまの活動レポート(2018年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:神奈川県

11月に神奈川県相模原市で猫が毒殺される事件が起きました。
相談対応していた現場でもあり、行政と警察、現地ボランティアさんと対応をしました。
残念なことに事件がなんども続き、どうすれば良いかを行政と現地ボランティアさんで考え、たくさんいる猫たちの手術を早急に行おうと関係者が一丸となって対応をしました。

しかしながら、一番えさやりをしている方は、バラマキのえさやりを未だに継続し、手術に対しても非協力で手術が頓挫した時期もありましたが、地域住民の方と自治会への働きかけをすることで事件現場地域の猫の手術を50匹近く行い、また子猫の保護も20匹。

犯人は書類送検のみで処罰を受けていませんが、猫の繁殖が減ることで痛ましい事件がなくなることを切に願うばかりです。
動けるようになった2ヶ月くらいの子猫は行政の引き取り拒否で行政は保護しません、写真の猫のような猫が野良猫にならないようにする方法も考えていかなければいけないと思います。

tanpoponosato-190716-1.jpg

tanpoponosato-190716-2.jpg

tanpoponosato-190716-3.jpg

もう一つのエピソードは、今年も例年通り多頭飼育崩壊がたくさんありました。
子猫が生まれ育つ秋の崩壊は多く、猫の飼養で生活がままならず、飼育してはいけない場所で増やしてしまい、行政的な退去勧告は猶予期間が1ヵ月もないため保護に奔走しました。

写真の猫は、多頭飼育現場から一旦センターに入りましたが、両目が見えない状況で出産ということもあり、たんぽぽの里で保護をしました。
多頭飼育崩壊の中には、なれない猫や、病気やけがの猫も多くいますが、あかりちゃんという全盲の猫は一心に子育てをしました。3匹のうち、1匹はすぐに永眠しましたが、1匹は譲渡。そして、義理の母としてもう1匹の子猫を育ててくれました。あかりちゃんは、たんぽぽの里の運営する『たんぽぽあだぷしょんぱぁく』でのんびり暮らしています。

tanpoponosato-190415-4.jpg


<ご支援くださっているみなさまへ>
昨年、8月末に『たんぽぽあだぷしょんぱぁく』という動物病院を開院しました。
保護猫を最優先に対応していることで、オープンからたんぽぽの里でのTNRを含めた避妊去勢手術は500件を超えました。ただ、価格を抑えて対応して位いるので、病院経営そのものは火の車ですが地域の猫のためにお役に立てればばと思っております。
捕獲器の貸し出し、のら猫のTNRのために捕獲器の貸し出しも行なっております。
昨年の保護頭数は400匹を超えました。
無事に新しい飼い主さんの元へ卒業した子もいれば、虹の橋を渡ったり、ご縁待ちの猫も多くいます。
みなさんのご支援のおかげでこうして活動できていることに感謝しております。
今後は『たんぽぽあだぷしょんぱぁく』をもっと軌道に乗せ、保護動物たちのためにうまく起動するようにしたいと思います。

tanpoponosato-190415-5.jpg
たんぽぽの里で開業したどうぶつ病院『たんぽぽあだぷしょんぱぁく』の譲渡ルームの様子



「たんぽぽの里」
http://neko-chan.net/
  • ツイート
  • いいね!