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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年02月15日

「特定非営利活動法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道」さまの活動レポート(2017-18前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:北海道札幌市

★北海道札幌市豊平区60匹多頭飼育崩壊案件

相談者:40代姉妹
実施場所:北海道札幌市豊平区
相談内容:多頭飼育崩壊
頭数:約60匹

相談者の母親が猫の避妊・去勢に反対の考えだった為に長年多頭飼育をしておりました。しかし母親が亡くなった後も猫は増え続け、気が付いたら60匹に。精神的な問題から相談者は働いておらず金銭的に避妊去勢手術を行うことができませんでした。
そして2017年9月、増え続ける猫たちに不安を感じて当団体に相談をしてきました。

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※朽ちかけた部屋にひしめき合う猫たち(黒いのは全部猫です)

猫たちは人馴れしており比較的穏やかそうでしたが雄猫が多く縄張り争いによるケンカやマーキングが絶えないとの事。マーキングにより室内は高濃度なアンモニア臭が充満し、爪とぎにより室内の壁は崩壊寸前。至る所で壁が段ボールによって補修されていましたが猫はもちろん、人も快適に住める環境とは言えませんでした。
全体的に耳ダニが酷く耳が潰れている猫が多くいました。激しいかゆみに襲われ、耳を潰れるほど掻き毟るのですから本当に辛くストレスだったと思います。このままだと耳ダニ以外にも皮膚病をはじめとする病気が蔓延する可能性があったので、一刻も早く保護し全頭適切な医療ケアをする必要がありました。

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※耳ダニの影響で耳の小さい雄猫たち。未去勢なので頰が横に大きく張り出しています。

初回は今後の段取りなどの打合わせのみの予定でしたが、皮膚や目まで大きくダメージを受けながらも放置されていた1匹の黒猫だけは早急な医療ケアが必要と判断し保護することにしました。どうやらケンカによってできた傷からバイキンが入り化膿してしまい、痛痒くて足で掻くのを繰り返し広範囲に皮膚が剥けてしまったようです。

今まで多くの多頭飼育崩壊の現場を見てきましたがこのように酷い状態の猫は初めてで、あまりの痛々しさにショックを受けました。

病院の先生の適切な処置とスタッフ、ボランティアさんの懸命なケアのおかげで保護から2カ月後には少しずつですが皮膚が再生されて随分と良くなりました。
他にもこの猫よりは酷くはないのですが首回りに怪我をしている猫たちを優先的に保護し、当団体のケア専用の部屋で過ごしております。

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※怪我が一番酷かった「アバタ―君」。ボランティアさんが作ってくれた特製のエリザベスカーラーが似合ってます。服と一体になっていてズレないので簡単には外れず、掻いても傷に当たりません。

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※包帯まき直し中の「バズ君」。保定する人と包帯を巻く人と二人三脚で行います。

全頭検査した結果、保護した猫たちはほぼ、FIVキャリア(ネコ免疫不全ウイルス)で当団体としては正直、難しい案件になりました。FIVキャリア猫だとしても発症しない限り感染していない猫となんら変わらないですが、理解を求めることが難しくやはり多くの里親希望さんは健康な猫を譲り受けたいと思っていらっしゃいます。
全頭譲渡は何年かかるか分からない厳しい道のりですが、笑顔でこの案件が終われるようスタッフ、ボランティアさんと一丸になって頑張りたいと思います。

最後に、多頭飼育崩壊を起こした飼主に色々と言いたいことはあるのですが「猫の問題が起こる所には人の問題がある」と私たちは思っています。
ペットへの管理責任は当然飼い主が負うものですが、貧困や病気・地域からの孤立など自己責任や飼い主の努力といった範囲を超えてしまう状態にあるのも多頭飼育崩現場の現状です。
当団体は多頭飼育崩壊手前で何とか事態を食い止められるように啓蒙活動を行い、行政や地域社会と連携し人も猫も幸せな社会を目指したいです。


<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援ありがとうございます。またこの度は多額のご支援ありがとうございました。
おかげで猫たちを速やかに保護することができました。
現在多くの多頭飼育崩壊案件を抱えており、新たな多頭飼育崩壊の相談があった場合、費用の面からすぐに保護ができないケースもあります。
当団体の活動は皆様からのご支援なしでの維持は難しいです。
これからも不幸な猫たちを救うために活動していきますのでご支援、ご声援よろしくお願いいたします。



「特定非営利活動法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道」
http://tsukineko.net/

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