ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年01月24日

「ケダマの会」さまの活動レポート(2017-18前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:山口県周南市を中心とした山口県全域、シェルター所在地は山口県周南市

飼い主がいない保護猫や保護犬に、家族として終生幸せにしてくれる新しい里親を探す活動を、山口県で2010年から行っている動物愛護活動ボランティアグループ「ケダマの会」です。
地元行政の協力を得て、地域の公民館の室内会場で毎月譲渡会を主催し、併せて、啓発活動としてケダマの会のシェルターにいる保護犬の写真展も行っています。

kedama-171128-1.jpg

里親希望の方には、トライアル前のアンケートと面談をお願いしています。
迷子にならないための脱走防止対策の実施など、飼育環境の確認のために必ず自宅訪問をしています。
一緒にお家で過ごすトライアル(お試し飼育)期間を経て、正式な譲渡契約を行います。
譲渡の際、不妊・去勢手術が済んでいない場合は、里親様のかかりつけ獣医師の不妊・去勢手術の証明書を手術後に提出してもらいます。

【保護エピソードの紹介1】ヨサブロー君 成猫

kedama-171128-2.jpg
左写真...治療後。遊ぶの大好き、期待して待っています。
右写真...保護時は、命に別状はないですが大きな切り傷があり、悪い状態でした。


2017年6月に、肩から右前足にかけて大きな切り傷がある猫がいるとの連絡を受け、安全のために保護しました。
行政機関への迷子の届け出や飼い主の該当者もいないので、動物病院で治療を行い、里親を探すことにしました。
肩の傷の縫合の抜糸も済み、心配していた歩行機能なども問題がなく、ノミダニ駆除、血液や検便検査、ワクチンの接種、去勢手術を完了しました。
預かりボランティアに余裕がなかったため、TNRの猫が待機するシェルターに、ヨサブロー君専用の3段ケージを設置し、譲渡会に参加して出会いを待ちました。
当初は耳ダニ、目ヤニもひどい状態でしたが経過は良く、スタッフがケージの前を通ると、白い前脚をにゅっと伸ばして遊んでアピールをする、とてもとても人なつこい性格の子で、スタッフ皆から可愛がられていました。

9月、「亡くなった先住猫にそっくりで、ホームページに掲載された時から家族全員ずっと気になっていました。」とおっしゃるお家に迎えられ、トライアル後の10月に、正式な譲渡契約を行いました。
現在は、広いお家でご家族皆様に可愛がられて、遊んで~の要求を好きな時にしてのんびり暮らしています。

【保護エピソードの紹介2】ユウタ君 成犬

kedama-171128-3.jpg
写真左...お散歩中のゴキゲンな笑顔。
写真右...保健所引出し後、からまった毛をカットすると複数の傷がありました。


2017年6月、状態がひどい犬がいるとの連絡を受けて、収容された保健所から団体譲渡で引き出しました。
骨が見えるほどの傷があり、傷の治療、ノミダニ駆除、パルボウイルス糞便検査、フィラリア検査、ワクチン及び狂犬病予防接種、去勢手術などを行いました。
保護当初は体中の傷が痛々しく、食事以外は横になっていることが多く、排せつをうながすために歩かせるのも可哀そうなほどでした。
治療後は丸刈りになりましたが、ご飯もたくさん食べて、シェルターのドッグランでたくさん遊ぶ、お散歩大好きな甘えん坊になりました。

ご縁があり、「かわいくて、かわいくて。」とおっしゃるご家族に迎えられ、9月に正式譲渡となり、お家のソファーでくつろぐ安心で安全な生活を送っています。
kedama-171128-4.jpg

猫部トークの里親募集にも掲載中のNo.C1047 ホタルちゃん(2017年4月生まれ)です。2017年11月現在、良いご縁を待っています。ホタルちゃんの母猫はTNRしています。
地域の猫問題の解決のためのTNR活動や、TNRのための猫捕獲器の貸出や相談を継続して行っています。


<ご支援くださっているみなさまへ>
みなさまのあたたかいご支援により、今期も治療が必要な飼い主のいない猫や犬達を保護して、譲渡につなげることができました。
心より感謝を申し上げます。
また、活動を応援して下さるみなさまがいらっしゃることは、ボランティアで毎日、保護猫と保護犬約80頭のお世話をしているメンバー達にとって大きな励みになっています。
保護している猫や犬の中には、譲渡が難しい病気や高齢の猫や犬もおり、医療費やフード代に頭を悩ませることもありますが、一匹でも多くの保護猫や保護犬が幸せに暮らせるよう活動を継続してまいります。
今後ともご支援を頂けましたら幸いです。



「ケダマの会」
ホームページ http://kedama.hughughag.net/
スタッフブログ http://kedama2016.blog.fc2.com/
  • ツイート
  • いいね!