[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

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実施場所：神奈川県相模原市

神奈川県内での多頭飼育崩壊続く
平成28年12月に神奈川県内で多頭飼育崩壊の相談が行政に入り、飼い主、大家さん、管理会社と現地対応をしました。
この崩壊現場では猫の遺体や遺骨があり、ネグレストという動物虐待で警察通報がされました。
飼い主は5月に書類送検されニュースにもなりました。総勢76匹。
手術だけしたいところですが、体調面がわからず血液検査、里親探しの為のウイルス検査。感染予防のワクチン駆虫。そしてシャンプー。免疫不全なのか、原因不明の再生不良性貧血で2頭が命を落とし、1頭は治療の末譲渡。エイズキャリアのねこが１/3もいて、里親さがしは難航すると思う中の保護になります。
一部センター収容をしていますが少しずつ保護できればと思っています。
この猫たちの為のレスキュー費用はまさかの300万超えです。
でも、精一杯の治療ができたのは、沢山の方々からのご支援であったり、里親さんになられる方の譲渡費用であり、手を差し伸べて頂けたことに心よりお礼申し上げます。


ニュースでも取りあげられた神奈川多頭飼育崩壊室内の様子

4月にも別の場所で黒猫が22匹のレスキュー。
悲しいことに2か月で300gの小さな子猫もいて2頭が命を落としました。1頭の成猫のママは出産後にコクシジウムが原因で腸重積になり、手術をしましたが体力が持たず数日後に永眠しました。
幸せになる為に保護をしてきたつもりですが助けられなかった事が悔しくてなりません。
多頭飼育、全国のあちらこちらで起きています。
どこもかしこもボランティアに重荷がかかります。多頭飼育崩壊の猫の扱いに関して、行政も、獣医も今一つエビデンスがない中で対応となっているので、人の都合優先の保護になりつつあるので私たちが行っている初期医療に疑問を投げかける人もいますが、保護猫だからこそ猫を看てレスキューを勧めたいと思いました。


アパートの1室で22匹。
最初は1匹の猫保護したことがきっかけで増えてしまったケース
手術さえしていれば...

保護が続いています。
センターからの猫の引き取りでは高齢者の放棄や引っ越しでの成猫の放棄による保護もあいついだり、一般の相談も増えています。
一般の相談では重傷を負った猫も多くいて、代表である私自身も保護するべきかを悩みました。悩んだ理由は、ほかでもない高額な医療費です。
けれども、そのままほっておくこともできずやはり保護をしてしまいました。

大腿部骨折に顎の骨折のジョーくん。　

写真を見ると助けてよかったと思います。

エンジンルームでの負傷の咲来ママ。無事出産しました。



そんな中で、漠然とですが保護猫専用動物病院がつくれたらいいなと思い始め、何からスタートしたらよいかを今、必死で考えています。
場所の確保はできました。
獣医師・開業資金をどうすべきか...
いろんな悩みが続きます。その悩みを抱えながらも、保護猫は後を絶ちません。
時間はかかるとおもいますが、見守っていただければ幸いです。

皆さまへもおねがいがあります。
ご近所で動物臭の気になるとき、どうか動物行政に相談をしてください。
無関心でなく、猫達が飼い主に適正に使用していただくためにもお願いいたします。
そして、行政も事なかれ主義で聞いて終わりでなく、現状を見極めできる事を行ってほしいとおもいます。

猫達の日常をスタッフさんがつづってくれています。
読んでみてください。
沢山の猫達の写真でお出迎えです。
http://ameblo.jp/ponpokorinmei/theme5-10078621314.html

また、たんぽぽの里の里親さんが女性専用のシェアハウスを作ってくれました。
http://neko-chan.net/shareh.html
http://ameblo.jp/tanpoposharehouse/
こちらも是非お読みいただけたらと思います

この春保護のスナップ写真一部

　　

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「たんぽぽの里」
http://neko-chan.net/