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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2017年10月31日

「動物いのちの会いわて」さまの活動レポート(2016-17後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:岩手県岩手郡雫石町

「2013/9動物愛護法改正」以後、当会でも相談が急増し依頼数も1人で数10匹にものぼる多頭飼育崩壊です。
対応に苦慮、模索しながら、不妊して地域猫や保護し譲渡を行っております。
飼育頭数が多く、1件当たりの解決までの時間もかかり、人手も、費用も高額になっています。現在、半年がかり・・で対処しているケースも複数件抱えています。
作年末18匹の大量レスキューを開始しましたばかりですが、年明け早々から29匹の緊急レスキューを行政(保健所・自治体・社協)とタッグを組んで行いました。
その間にも、3件の多頭飼育の相談が次々と舞い込んでいます。
保護待ち、フードを仕送りして待たせている猫達も、38匹...おりますが、緊急性の高い子から順に対応していきます。
地域とのつながりが薄い家族が不妊をせず猫を飼い始め、高齢者の年金収入のみで金銭面で行き詰まる。中には餌の確保もままならず週一度の餌で共食い状態になっている現場もあります。決して、都会の出来事ではありません。

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(居住空間が多数の猫に占領された現場)

犬の場合も高齢者の飼い主死亡・介護施設入居・散歩などの飼育困難が多く、最多は成犬6匹同時保護で、離婚・破産・皮膚病などの慢性病での飼育放棄も年々増え、終生飼養が遠のいています。

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(6年放置されたトイプードル)

「愛護法改正」で保健所が安易な理由での動物「引き取り」を辞め、終生飼養を指導していますが、それですべて解決とはならず多頭飼育がさらに増え、より深刻化する状況です。
保健所での犬猫の殺処分ゼロを目指す取り組みも重要ですが、いのちをつなぐ本当の取り組みは保健所の外にいる動物のいのちをしっかりつなげることです。
不妊・室内飼育など一人一人の飼い主が目の前の命をしっかり明日へつなげられるように行政と連携して、スタッフ総がかりで啓発や援助活動を行っています。
また、当会ではこのように保護した動物を健康診断、不妊、ワクチンなどを施し、準備ができた子から終生飼養してくださるご家庭に「無料譲渡」しております。しかし、里親希望者への飼育審査が厳しいと言うご意見を戴くことがあります。それは保護した動物たちのその後の「いのち」を託すご家庭を動物たちからゆだねられているとの思いと、二度と同じ不幸を味わってほしくないとの思いからです。



<ご支援くださっているみなさまへ>
全国のみなさんいつもご支援ありがとうございます。
毎日、たくさんの課題にぶつかっていますが、今できる事を悔いが残らない様に、出会えた子たちすべて救う!との思いで活動をしています。
引き続きのご指導ご支援をよろしくお願い致します。

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(子どもの日商店街で行った譲渡会)



「動物いのちの会いわて」
http://www.inochinokai.com/
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