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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年02月18日

「特定非営利活動法人C.O.N」さまの活動レポート(2015-16前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:尼崎市

C.O.Nが発足して8年が経ちました。
不幸な猫をこれ以上増やしたくない、
その一心で、活動に取り組んできました。

スタート当時は、地域猫の説明会でも
反対派vs賛成派の間で、つかみ合い寸前
ということも、珍しくはありませんでしたが、
ようやくここにきて、自治会みずから主体となって
地域のノラ猫問題に取り組む動きがでてきました。

「これ以上ノラ猫を増やさないため、
町会では地域猫活動を支援します。
野良猫の不妊手術をしたい方は連絡を下さい。
費用は町会が負担します。」

そんな回覧板が回るようになりました。

C.O.Nのスタッフが地域の猫担当者となって、いち早く猫問題に
対応する仕組みを作った自治会もあります。

これまでのT(捕獲)→N(手術)→R(戻す)から、
TNRプラスM(管理)へと、一歩ずつ前進しています。

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一方で、「エサをやるから増えるんだ!」
「エサをやるな!」の声も依然多く、
エサやり禁止条例のあおりもあって、
地域猫への理解は、まだまだ、不十分です。

不妊手術を行っても、地域の状況などによっては
リリースできないような場合もあります。

また、衰弱した子猫やケガをした猫、
放浪でボロボロの人なつっこ過ぎる猫など、
活動範囲が広がれば広がるほど、
保護を必要とする猫たちとも出会います。

高校野球が真っ盛りの頃、
自治会からTNRの相談がありました。

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捕獲当日、
火事があったという家の庭に住み着いている
母猫と3頭の子猫を見つけました。
火事あとの家具などもまだ放置されていて
中にペットのケージのようなものも見えました。

置き去りにされたのか・・
母猫はゴミステーションのゴミを漁って
子育てをしていたそうで、
近隣からは大変な苦情になっていました。

とてもお腹が空いていたのでしょう。
5分とかからないうちに、親子とも捕獲が完了しました。

手術も無事に終わり、普通なら翌日にはリリースするところですが、
「あの場所に、この子達を放して本当に大丈夫なの?」
それぞれが、心の中で不安に思っていました。

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「ここで生きていける?」

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「ちょっと、無理そう?」

*********

一番小さな女の子も
すっかり美人猫さんになりました。

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ついこの間、ベランダからお隣に脱走して
家族を大慌てさせました。

とても穏やかな表情で、
兄妹いっしょに幸せに暮らしています。
お母さん猫は、里親募集中です。(2015年10月末日現在)

**********

不幸な猫を増やさないように・・・
1たくさんの猫たちとの小さな出会いと別れ。
今回のように、幸せを見届けられることは
ごくわずかです。

「どうか、この子たちが幸せに暮らしていけますように。」
捕獲器からまっしぐらに駆け出す後ろ姿に、祈りをこめて。

<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援をいただき、心から感謝を申し上げます。
皆さまからのご支援は、動物たちの命をつなぐ大きな力になっています。
人と動物が共に生きる社会へと、しっかりとつなげていきたいと思います。
本当に有難うございました。

社会の中で、町の中で、生きる場所を失くした猫たちがたくさんいます。
地域猫活動が進んでも、なお殺処分の多くは子猫たちです。

もし、犬猫を家族として迎えようと思ったら、
まず、各自治体の動物愛護センターや動物愛護団体へ
問合せをしてみてください。
行き場をなくした犬猫たちが、新しい家族を待っています。
宜しくお願い致します。

尼崎市動物愛護センターに収容された猫たちや保護猫たちの里親探しを行っています。
ご覧になっていただければ幸いです。
http://www.pet-home.jp/member/user16372/post/


特定非営利活動法人C.O.N
http://ameblo.jp/cat-operation-net/
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