[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「アニマルレスキューシステム基金（ＡＲＳＦ）」さまより活動レポートが届きました。

(実施期間：2013年9月～2014年2月末)

(実施場所：大阪府豊能郡能勢町)

資金の集まり状況に応じて少しずつ建築を進めてきた、兵庫県篠山市の新施設。これまでにドッグラン、倉庫、基礎工事が完了し、2013 年12 月に犬舎の着工となりました。
イギリスのアニマルシェルターを参考に設計された犬舎は、犬たちにとってより快適な造りとなっています。イギリスにはアニマルシェルターの建材を専門に作っている会社があり、動物たちの安全と快適さを兼ね備えた資材を汎用品で安価で手に入れることができるため、今回の施設にはイギリスから船便で輸入した建材を使用します。その資材が今年2 月に到着し、現在組み立て中です。5 月には犬舎の半分が完成し、能勢のシェルターから老犬と、東日本大震災で飼い主さんからお預かり中の犬たちを 中心に、約30 頭が移動する予定です。
今後多くの方、特にシェルター運営に関わっている方にご覧いただき、参考にしていただけたらと思っています。


※現在篠山市に建設中の犬舎です。それぞれに室内＆外の部屋があり、自由に出入りができるようになっています。

譲渡の方では、５月末~６月頭にかけて山の中からレスキューし、ずっと社会化トレーニングを続けてきた34 匹の犬たちの中から、ようやく10 月に成犬が3 匹続けてリホーム（里親に出ること）しました。 初めての人との暮らし、初めての室内生活と、初めてのことばかりで不安もありましたが、それぞれ驚くほどの順応性を見せ、あっという間に家庭犬となりました。どんな子がリホームしてももちろん嬉しいのですが、難しいと思っていた子のリホームは特に嬉しいものです。 この子たちを含め、期間中のリホーム数は犬69 頭、猫58 頭でした。


※山からレスキューした34匹の中から、一番にリホームしたアンクスマルキウス。リホーム後一ヶ月ほどが経ち、やんちゃになってきた頃の写真です。

 
※同じく山からレスキューした34匹のうちのゼノビア。まだアークでご縁を待っています。このように事務所に入れ、電話などの機械音にも馴れるよう社会化トレーニングも行います。

＜ご支援くださっているみなさまへ＞

いつも沢山のご支援を賜り、誠にありがとうございます。 以前と比べ、子犬の保護依頼が少なくなりました。その反面、純血小型犬の保護依頼が非常に増えて来ています。恐らく、雑種犬を屋外飼育する人が減り、流行の小型犬をペットショップから購入する人が増えているためだと思われます。簡単に買っては棄てる現実があることを今後も多く発信し、より広く啓蒙していきたいと思っています。 たとえば、生体販売をしているペットショップではオヤツ一つでも購入しないなど、今すぐにできることも沢山あります。皆さん一緒に、少しずつ社会を変えていきましょう。

特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西
http://www.arkbark.net