フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:大阪府大阪市
2025年の夏、独居高齢者が飼育していた猫(推定12歳)の保護依頼がありました。飼い主は知人に猫を預けて入院、そのまま亡くなられました。預かった知人も96歳と高齢で飼育の負担が大きく、当団体を見つけてご相談くださいました。
この猫、名前は「若」と言います。CATS WELCAREでお引き取りした後、しばらく預かりボランティアさんのお宅でお世話していただいていましたが、10月半ばころから、トイレで排泄ができない、低い段差で行き止まる、同じ場所をぐるぐる回るといった症状が出るようになりました。病院を受診し、脳の疾患だろうとの診断を受けました。若い猫なら、病気によっては手術を受けられる可能性はあるけれど、若の年齢では検査だけでも負担が大きすぎるとの判断で、見守りを続けることになりました。
若は施設入所となり、スタッフ・ボランティアチームによるお世話が開始されました。脳障害で目が見えなくなったため、フードや水も体当たりしてこぼしてしまいます。そのため、ご飯は毎回介助、オムツも定期的に交換が必要な状態です。若が唯一食べるのは体が弱った子用の高級なウェットフードです。惜しみなく与えられるのはご寄付下さる多くの方々のご厚意のおかげと感謝しています。
若は定期的にてんかん発作を起こします。四肢を突っ張って硬直し、動けるようになるまで時間がかかり、発作を発見した際は刺激を与えないよう安静にして付き添い見守ります。
2025年12月からは、手足をバタバタとさせもがき続けることが頻繁になりました。1匹で置いにしておけず、スタッフやボランティアが泊まり込みのシフトを組んで様子を見ています。若は人が大好きで、抱っこされていると落ち着くので、見守りの際は抱っこして食事介助したり、一緒に眠ったりします。
当団体のスタッフは7名いますが、業務が多く手が回りません。そのため、若のお世話は10名以上のボランティアさんもご協力くださり、スタッフ・ボランティア混合チームで見守りを続けています。
最近の若は、発作抑制のお薬を飲んでいる影響で、眠る時間も長くなりました。スタッフもボランティアも、もしもの時が来ることは覚悟の上で毎日お世話しています。
いつかお別れが来ると知っていても、若に携わるチームメンバーは心から愛情をもって若に寄り添っています。日々情報を共有し合ってお世話の仕方を改善し、少しでも気持ちよく生活できるよう工夫を重ねてくれています。我々スタッフはそれを大変心強く感じ、ボランティア皆さんから刺激を受けながら、気を引き締めて業務に邁進しています。
これだけ献身的なお世話を受けて、若はとても幸せな猫です。若の残された命が、おだやかで少しでも苦痛が少なくなるよう、スタッフ・ボランティア一同、心を一つにしてお世話してまいります。
<ご支援くださっているみなさまへ>
ご支援、誠にありがとうございます。
当団体には、毎日のように猫の保護依頼がありますが、施設のキャパシティには限界があり、泣く泣くお断りせざるを得ないこともしばしばあります。でも、今回の若のように、見捨てられたら行き場がない猫はできる限り保護したいとは思っています。保護依頼をされる方も藁をもつかむ思いで私たちを頼ってくれているのを見ると胸が締め付けられます。
若のようにシニアで、しかも障がいがある猫は、譲渡につなげることが大変難しいです。当団体は、1匹でも多く、苦しむ猫を救いたいという一心で、スタッフ一人一人ができる限りのことをし、保護・譲渡活動に携わっております。それができるのは、皆さまが温かいご支援やお気持ちを寄せて下さっているおかげです。
これからも、どうぞご協力の程よろしくお願い申し上げます。
「NPO法人CATS WELCARE」
https://catswelcare.org/