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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2026年08月31日

「一般社団法人SORA小さな命を救う会」さまの活動レポート(2025年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:愛知県名古屋市    

【命と共生する社会の実現に向けて協定を結びました。】

当会代表が学生時代から抱き続けてきた大きな目標が、また一つ形となりました。
それは「野犬、保護犬を通じて刑務所の受刑者の方々への更生活動」です。

長い時間をかけて準備を重ねてきた「野犬・保護犬社会化プログラム」が、ついに現実のものとなり、正式に協定を結ぶことができました。

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<名古屋刑務所長様と当会代表>

この取り組みを進めるにあたり、一般社団法人SORA小さな命を救う会内でも新たに専門チームを結成。スタッフ達も心から賛同してくれています。

野犬たちや保護犬達を通じて、人が生き直す"社会的更生"を目指す挑戦が始まります。

以前、東京・議員会館にて法務省の方々へ数多くの企画書をお渡しし、丁寧にレクチャーをいただきました。

その中でも特に「野犬・保護犬社会化プログラム:更生と共生を目指して」という企画に深く共感を寄せていただき、法務省の皆さまのご尽力により、中部管区の職員の方々へとご縁が繋がりました。

そして当会シェルターでの打ち合わせを経て、名古屋刑務所の刑務官の皆さま方にも何度も足をお運びいただき、互いの施設を行き来しながら、真摯に理解を重ね、正式に協定書を交わしました。
「より良い社会をつくるために、共に前へ進みましょう」。いただいたそのお言葉を胸に、協働の歩みが本格的に始動しました。

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<刑務官の皆さまとのお打ち合わせ>

名古屋刑務所長様をはじめ、刑務官の皆様や職員の皆様からも心強いご賛同や沢山のご提案をいただき、その第一歩として受刑者の方々に向けた"命の授業"と保護犬たちの紹介を行いました。受刑者の方達からも多数のご意見をいただく事が出来ました。
刑務官の皆様からも第一回目、「大成功だったよ」とのお言葉をいただきました。

名古屋刑務所の歴史の中で、保護犬が施設内に入るのは初めてのこと。
受刑者の方々だけでなく、刑務官の皆さんの表情にも自然と笑顔が溢れ、場の全体が温かい空気に包まれた感じがしました。

また受刑者の方々は、犬たちのために当会シェルターで使用しているサークルやケージの修理などの作業もお手伝いくださる事となりました。
犬達を通じて「自己肯定感」や「他者への思いやり」、そして「未来に向かう気持ち」が芽生え、更生と共生を目指していただけたらと願っています。

このプログラムが目指すものとして、
・野犬側:殺処分の回避、人への信頼回復、譲渡の可能性向上
・受刑者側:命と向き合う事による共感力・責任感の育成、社会復帰意識の向上
・社会全体:更生支援と動物福祉の融合による新たな共生モデルの創出を目指します。

刑務官の方達からのご指導、サポートを受け勿論安全最優先で行います。

人との距離を置いていた野犬たち、保護犬たちが、少しずつ心を開き、そして受刑者の方々の心にも変化が起こる事を望んでいます。

命が与えてくれる力は、想像をはるかに超えるものです。

受刑者の中には、動物を深く愛してきた人がいます。
過去に捨てられた犬や猫を保護し、最後の瞬間まで寄り添っていた人もいます。

保護犬たちの様子を伝えると、涙を堪える人もいれば、「命は大切にしなきゃいけませんよね」と、静かな決意をにじませる声も返ってきます。
その表情に触れるたび、人が持つ善い部分は決して消えないのだと、胸の奥で小さな灯がともります。

私たちは、シニアの受刑者、若い受刑者、そして障がいを抱える受刑者の方々と刑務所内の館内を移動し、向き合ってきました。

そんな中、とりわけ大きな変化を見せてくれた保護犬が、クロウハウザー君です。

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<クロウハウザーくん>

レスキュー当初は、全身で震えながら逃げ道を探し、男性への恐怖で体を強ばらせていた子です。 しかし受刑者の方々は、急がず、押しつけず、丁寧に彼と向き合ってくれています。 その時間が積み重なり、彼は少しずつ人を信じることを覚え、人に全く関心もなく、目もあわなかった頃からスタートし、前回の訪問では「マテ」ができるまでに成長しました。

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<クロウハウザーくん>

そしてレオドア君もまた、野犬として生き、ネグレクトの苦しみも味わいながら、人と共に歩もうとしてくれている2番手の参加犬です。
彼らの変化は、受刑者の心の内側にもそっと影響を与えていると思います。

保護犬と向き合う時間は、ただ癒やしになるだけではありません。
「自分にも誰かの役に立てることがあるのかもしれない」
「この子が変わってくれたのは、自分が関わったからだ」
そんな実感をゆっくりと受刑者の胸に灯し、自己肯定感が確かに少しずつ育っていっているように感じています。
それは人が再び前に進むための、静かで力強いエネルギーです。

保護犬たちや私たちの安全は、当初から法務省の方々も刑務官の皆さんも常に最優先で守ってくださっている。
だからこそ、私たちも安心してノビノビと活動できています。
代表も、同行スタッフと保護っ子たちを守ることに身をかけながら活動していますが、そんな心配も取り越し苦労な程、名古屋刑務所の皆様には最大限の配慮をしていただいています。

張り詰めた空気の中で、保護犬が姿を見せるだけで刑務官の方達も表情がやわらぎます。

目尻が下がり、ふっと笑顔がこぼれたりします。
その小さな変化ひとつひとつが、この取り組みが生む"見えない効果"を教えてくれています。

受刑者の方と接していると思う事があります。誰しも人生の道に迷うときはある。
けれど、もう二度と同じ過ちを繰り返さないために、保護犬達を通じて心を映す鏡のような存在になってくれたら良いなと思います。
そして、保護犬たちの命が救われ、殺処分が減少し、保護犬達が新しい家族の元で幸せに過ごす為にトレーニングしていただき、命の循環をしていけば素晴らしい取り組みとなります。

裏切られ、苦しみ、それでも前を向く保護犬たちから学ぶ事も多いと思います。

いつか塀の外へ出て、迷った時、あの日の純粋な保護犬たちのまっすぐな瞳や存在を思い出していただけるように。

この実現に至るまでに関わってくださった、すべての皆様に心より感謝申し上げます。
小さな命と共に、社会が優しさを取り戻す未来を私たちは信じて歩み続けます。



<ご支援くださっているみなさまへ>
この度もフェリシモ動物関連基金を通じて当会の保護犬たちに温かい応援をありがとうございます。

当会では、また新しい取り組みが開始されました。
それは「野犬、保護犬を通じて刑務所の受刑者の方々への更生活動」です。
野犬たちや保護犬達を通じて、人が生き直す"社会的更生"を目指す挑戦が始まりました。 人との距離を置いていた野犬たち、保護犬たちが、少しずつ心を開き、そして受刑者の方々の心にも変化が起こる事を望んでいます。

一歩一歩ではありますが、動物福祉が向上し、動物や人にとって、よりよい社会となりますように今後とも邁進していきますので、皆様どうぞよろしくお願い致します。
この度はありがとうございました。



「一般社団法人SORA小さな命を救う会」
https://sora-chiisana.org/
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